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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム157] ジャパンカップ2004を圧勝した ゼンノロブロイ号
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 過去のサラブレッド達を分類する際に、「The 古馬(ふるうま)」というジャンルを私が設定していることは、これまでの記事にも書いてきました。

 今回採り上げるゼンノロブロイも、「The 古馬」の一頭です。

 3歳時は、日本ダービー2着・菊花賞4着・有馬記念3着と勝ち切れなかったゼンノロブロイでしたが、2004年・4歳の秋に本格化し、素晴らしい強さを魅せてくれました。

 まず10月の天皇賞(秋)ゼンノロブロイは、テレグノシス・ツルマルボーイ・ダンスインザムード・アドマイアグルーブ・ダイワメジャーといったライバル達を相手に、快勝しました。
 2着のダンスインザムードに1・1/4馬身差を付けての勝利でした。

 続く11月のジャパンカップでは、ゼンノロブロイの強さが際立ちました。
 2着のコスモバルクに3馬身差を付けての圧勝でした。
 ゴール前の厳しい競り合いが多いジャパンカップにおいては、珍しいレースであったと思います。

 コスモバルクやデルタブルース、ポリシーメイカー、ナリタセンチュリー、ヒシミラクル、ハーツクライといった馬達を従えて、ゼンノロブロイは府中の長い直線を悠々と走りました。

 そして、12月の有馬記念に駒を進めました。
 このレースでも、ゼンノロブロイは悠然たるレースを展開したと思います。
 着差こそ1/2馬身と、タップダンスシチーと競り合ったように見えますが、中山の直線におけるゼンノロブロイの走りっぷりは、まさに「The 古馬」と呼ぶに相応しい力強さが溢れていました。

 4歳の秋、ゼンノロブロイは天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念のG1レースを3連勝しました。
 対戦相手や展開・馬場状態といった不確定要素の変動に左右されない、安定感抜群の走りを魅せたのです。鞍上のオリビエ・ペリエ騎手にとっても、とても頼もしい相棒だったのではないでしょうか。

 ゼンノロブロイは、この年のJRA年度代表馬に選出されました。サンデーサイレンス産駒として、初の年度代表馬でした。

 5歳になってからのゼンノロブロイは、イギリスのインターナショナルステークス(クビ差の2着)も含めてG1を5戦し、どのレースでも好走しましたが、勝ち星には恵まれませんでした。
 とはいえ、ラストランとなった有馬記念2005を除けば、十分な存在感を示していたと思います。

 競走馬を引退したゼンノロブロイは、種牡馬としても「らしい」活躍を展開しているように感じます。
 初年度から、産駒は相当の活躍を魅せましたが、次年度以降も活躍が続き、産駒の成績も次第に安定してきているように見えます。

 種牡馬としてのゼンノロブロイの活躍は、これから本格化するのではないでしょうか。
 オークス馬サンテミリオンを超える産駒の登場が待たれます。

 ゼンノロブロイ号、父サンデーサイレンス、母ローミンレイチェル、母の父マイニング、母の父の父ミスタープロスペクター。
 通算成績20戦7勝、2着6回、3着4回、4着2回。
 ヘイルトゥーリーズン系のサンデーサイレンスに、ミスタープロスペクター系を掛け合わせた、あまり多くは無い血統でしょう。「故障が少ない」という、ゼンノロブロイの特性は、アウトブリードの血統から生まれているものかもしれません。
 
 500kg前後の黒鹿毛の雄大な体躯を誇ったゼンノロブロイのシルエットは「直線的かつ四角い」もので、とても力強い感じがしました。
 見方によっては「ごつい」印象を与えたのではないでしょうか。

 威圧感満点のゼンノロブロイは、やはり「The 古馬」の一頭なのです。
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