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HOME   »   大相撲  »  高見山大五郎 その1 「素晴らしい成績」
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 今年8月22日から9月30日にかけて、読売新聞の「時代の証言者」欄で大相撲の高見山大五郎が採り上げられました。

 読売新聞社編集委員・三木修司氏の執筆でしたが、力士・高見山が活躍した時代や親方としての活動が、高見山自身の口調で書かれていました。全28話のとても面白い記事でした。

 今回は、力士・高見山の記録に付いて見てみたいと思います。(「第22話」の記事内容が中心です)

[高見山の記録()内は2015年7月末の歴代順位)]
① 通算出場 1654(6位)
② 幕内在位場所 97(3位)
③ 幕内出場 1430(3位)
④ 幕内連続出場 1231(1位)
⑤ 金星獲得 12(2位)

 高見山は1964年に初土俵を踏み、1984年に引退しました。

 20年以上に渡る力士キャリアですし、40歳寸前まで相撲を取り続けたのですから、角界の歴史に輝く多くの記録を残しています。

 中でも特筆すべきは、「幕内連続出場1231」でしょう。

 1場所15番の取組ですから、82場所以上、13年以上に渡って、高見山は1日の休みも無く幕内の土俵に上がり続けたのです。

 もちろん、史上1位の大記録です。2015年7月時点で、トップ10に現役力士は入っていませんから、当分は破られない、というか、不滅の記録と言って良いかもしれません。

 第一に、13年以上に渡って幕内力士としての地位を保つこと自体が、大変難しいことでしょう。一度も十両に陥落することなく、13年以上土俵に上がり続けるというのは、凄いことです。

 第二に、その間大きな故障も無く、相撲を取り続けたことは、驚異的なことでしょう。

 この読売新聞の記事には、ハワイからやってきた若者が、大相撲の稽古に馴染むため、大相撲の食事に慣れるため、大相撲の習慣に溶け込むために、大変な努力を重ねてきたことが述べられています。

 初の外国人関取としてのご苦労は、想像を絶するものであったと思います。

 しかし、高見山はそれらの試練に耐えながら、大相撲の歴史上最強のフィジカルと精神力を身に付けたことになります。

 来日した頃は「体が硬く」、股割も出来ず、「あぐらをかいてちゃんこを食べる」のに2年かかったと記述されていました。
 大相撲において、怪我をしないためには、体が柔らかいことが重要だと言われていますから、幕内に上がってからの高見山は、相応の柔軟性を身に付けていたと観られます。もともとの体躯を稽古によって改造して行ったことが分かります。

 そうでなければ、史上1位の幕内連続出場記録など樹立できる筈がありません。

 「四股万回とぶつかり稽古で泣いた分、体は元気でありました。」という高見山のコメントは、奥深いものだと感じます。
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