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HOME   »   大相撲  »  高見山大五郎 その3 「関取の人数」
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 今回は、関取の数についてです。(読売新聞の記事では「第11話」が中心です)

 相撲協会は、1967年5月場所から、幕内の定員を6人減らして34人に、十両の定員を10人減らして26人としたのです。
 ご承知のように、大相撲界では「十両以上が関取」ですから、突然?のように「関取の人数」が16人も減ることとなったのです。

 「関取になること」が大相撲に入った力士の、最大の目標でしょうから、これは力士にとっては「一大事」でした。

 高見山大五郎は、1967年の3月場所に十両に昇進しています。
 関取となって、初めて給料がもらえるようになり、大銀杏で相撲を取ることが出来、付け人も付いて、ついに一人前になった嬉しい場所でしたが、次の5月場所から「関取が16人も減る」ことになりましたから、3月場所では「勝ち越しする位では、十両に残ることが難しい」という場所になってしまいました。

 よりによってのタイミングでした。

 この3月場所で、高見山関は10勝を挙げて、5月場所はかろうじて十両の「幕尻・13枚目」に踏みとどまりました。
 本来なら、初の十両での10勝といえば、堂々たる成績ですが、この時はギリギリの成績であったことになります。
 一方で、多くの関取が幕下に陥落したのです。

 それにしても、現在の「十両土俵入り」を観る時、いつも人数が少なくて力士同士の間が空いている、もう少し十両力士を増やせないものか、と感じていましたが、こういうことがあったことを知りました。

 多くのプロスポーツでは、次第にチーム数や参加するプレーヤー数が増えて行くのが一般的でしょう。
 MLBやNFLでも、「イクスパンション」と呼ばれるチーム数の増加が時々行われて来ました。

 にもかかわらず、大相撲においては「関取の削減」が実施されたのです。

 この時の相撲協会の狙いは何だったのでしょうか。
 「給料という経費の節減」だったのか、「関取に相応しい相撲」を維持し土俵の充実を図ったものか、いくつか目的は考えられます。

 確かに、前述の「イクスパンション」の都度、「メジャーリーガーのレベルが落ちた」といった指摘があり、粗製濫造との批判もありました。
 とはいえ、国中津々浦々に当該スポーツを広め、ファンを増やして行こうとする目的達成の為に必要な施策だったのでしょう。

 現在の幕内土俵入りを観ると、力士同士の肩が当たったりしていますから、幕内力士の人数をこれ以上増やすことは困難な感じがします。
 一方で、前述のように十両土俵入りは「スカスカ感」が有りますから、1967年3月場所位の人数に増やしても良いように思います。つまり、10名位の増員は可能なのかもしれません。

 もちろん、テレビ放送時間帯との関係もあることなのでしょうが、現在の様に相撲人気が復活した状況や、BS放送といったチャンネルの増加も勘案すれば、十両の取組が少し早く始まっても、ファンは文句を言わないのではないでしょうか。
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大相撲・十両力士の人数を増やしては?  
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