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HOME   »   MLB  »  [MLBストーブリーグ2015] 「ビック4」の行方
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 今季のMLBストーブリーグは、FAとなった好プレーヤーが多く、豊作と言われています。

 各球団の中心選手というか、MLBを代表するプレーヤー達の争奪戦が始まっているのです。中でも「ビッグ4」と呼ばれている四人の投手は、その圧倒的な実績から、どのチームにとっても獲得したいプレーヤーであったと思います。

[今ストーブリーグのビッグ4]
① ザック・グレインキー投手(2015年シーズンはドジャースに所属)
② デビット・プライス投手(同タイガース→ブルージェイズ)
③ ジョーダン・ジマーマン投手(同ナショナルズ)
④ ジョニー・クエト投手(同レッズ→ロイヤルズ)

 いずれも、勝ち星が計算できる先発投手です。

 ザック・グレインキー投手が移籍を希望したことには驚かされました。ドシャースとの契約が、まだ3年も残っていたのです。
 クレイトン・カーショー投手と並ぶ、「ドジャースの両輪」であり、2015年シーズンは32試合に先発・222と2/3イニングを投げて19勝3敗、「防御率1.66」という、驚異的な成績を残しました。自身にとってもキャリア最高のシーズンであったと思います。

 もちろん、ドジャースと交わしていた契約内容もMLB史上に燦然と輝く超大型契約=平均年俸2450万ドル(約29億4千万円の6年契約、だったのですが、3年を残してこの契約を破棄しての移籍を希望したのです。名声とお金を共に手にしていたグレインキー投手が、まさかドジャースを出るとは、思いもよりませんでした。

 そして12月4日、早々に移籍先が決まりました。アリゾナ・ダイヤモンドバックスです。総額2億650万ドルの6年契約、平均年俸は3442万ドル(約41億3千万円)という、MLB史上最高年俸額の超大型契約と報じられました。
 何だか、気が遠くなるような金額です。

 現在32歳のグレインキー投手にとって、38歳までの活躍の場を得たということになります。ダイヤモンドバックスの「大エース」としての活躍が楽しみです。

 尚、この超大型契約の為か、NPB広島カープからポスティングでMLB挑戦を表明した前田健太投手にも影響が出たと思われます。
 先発投手陣の強化を至上命題としているダイヤモンドバックスは、前田投手取りにも熱心と伝えられてきましたが、グレインキー投手との契約合意後は前田投手獲得合戦から身を引くと表明しました。
 2億ドル(約240億円)を超える資金をグレインキー投手に投じたダイヤモンドバックスとしては、前田投手にまで回す資金が無くなったということでしょうか。

 今シーズン7月に、突然タイガースからブルージェイズに移籍したデビッド・プライス投手にも行方にも、注目が集まりました。
 もともと、タンパベイ・レイズの「看板投手」であったプライス投手が、2014年シーズン終了後デトロイト・タイガースに移籍したことにも驚かされたものですが、そのタイガースからシーズン途中でブルージェイズに移ったのです。

 ブルージェイズ移籍後のプライス投手の投球は、凄まじいものでした。11試合に先発して9勝1敗・防御率2.30と、ブルージェイズのポストシーズン進出に大貢献したのです。

 そして、こちらも12月4日にボストン・レッドソックスとの契約合意が報じられました。総額2億1700万ドルの7年契約、平均年俸は3100万ドル(約37億2千万円)という、超大型契約でした。
 前述のグレインキー投手の契約内容が公表されるまでは、MLB史上最高の平均年俸額でした。

 2015年シーズンは低迷したボストンにとっては、先発投手陣の軸を獲得したことになりますし、現在30歳のプライス投手にとっても37歳までの活躍の場を確保したということになります。

 それにしても、グレインキー投手といいプライス投手といい、その契約金総額・平均年俸共に、驚くばかりです。MLBの凄さを感じます。

 3人目のジョーダン・ジマーマン投手は、11月30日にデトロイト・タイガースと総額1億1千万ドルの5年契約で合意したと伝えられました。

 ワシントン・ナショナルズの中心選手として、2013年シーズンには32試合に先発し213と1/3イニングを投げて19勝9敗の好成績を残し、ノーヒッターも達成した投手です。

 そして、トミージョン手術後の投手として史上初めての「1億ドル以上の契約」を獲得したのです。前述の2投手の契約内容画凄まじいものであったため、何か金額が小さいような気がしますが、平均年俸なら2200万ドル(約26億4千万円)ですから、やはり凄いものです。

 今季不振だったデトロイトとしては、先発投手陣の強化に資するものであったのでしょうし、現在29歳のジマーマン投手にとっても34歳までの活躍の場を確保した形です。

 4人目のジョニー・クエト投手は、「ビック4」の中では、12月10日時点で移籍先が決まっていない唯一の存在です。
 
 2015年シーズンの7月にシンシナティ・レッズからカンザスシティ・ロイヤルズに移籍したクエト投手は、レギュラーシーズンこそ11勝13敗と、期待に及ばない成績でしたが、ポストシーズンの地区シリーズ第5戦では好投を魅せて、チームをリーグチャンピオンシップに導きました。

 2014年のクエト投手の活躍は素晴らしいもので、34試合に先発し243と2/3イニングを投げて20勝9敗、防御率も2.25と極めて高い水準でした。

 全体として、少し成績に安定感が無いという感じもしますが、今後の今ストーブリーグの主役として、争奪戦が展開されるものと思います。

 この「ビッグ4」に次ぐグループの一員として注目されていた、マリナーズの岩隈久志投手はドジャースへとの契約合意となりました。
 ストーブリーグは、動き続けているのです。

 今後、最も注目されるのはニューヨーク・ヤンキースの動向でしょう。
 狙っていると報じられていたデビッド・プライス投手は、ライバルのボストンに行くこととなりました。
 先発投手陣が崩壊した2015年シーズンを鑑みれば、その補強は2016年シーズンに向けての最重要課題です。

 少なくとも、2~3人の安定した先発投手を獲得したいと考えているであろうヤンキースは、どのような手を打ってくるのでしょうか。
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