FC2ブログ
HOME   »   スキー  »  [FISアルペンW杯2016・男子大回転第6戦] 久し振りの日本開催
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 まず、10年振りの日本開催という事実に驚きました。

 世界最高峰のアルペンスキーの大会が、10年間も日本で開催されていなかったのです。冬のオリンピックを2度開催し、世界有数のウインタースポーツ国である我が国で、長期間に渡ってワールドカップが開催されていなかったというのは、とても不思議なことだと思います。

 世界のトップスラローマ―が、苗場の雪と戦う姿は、やはり素晴らしいものでした。

① 全体としてスピードが出ていない。

 世界トップクラスの選手達が揃った大会でしたが、「スキーが滑っていない」という印象でした。エッジングの都度、重そうな雪が飛び散ります。

 スタート地点・標高1375mの気温が4℃、ゴール地点・標高925mが8℃と、気温が高い気象状況でしたので、水を多く含んだ雪面となり、3月頃のスキー場で良く見られる「ザラメ雪」状の雪面でした。。
 難しいコンディションと言って良いと思います。

 こうした雪面では、エッジングに大きな力が必要になりますから、1本目・2本目とも、ゴールした選手達には相当の疲労が感じられました。

 久し振りの日本開催大会は、選手達に忘れていた「日本の雪」を思い出させてくれたことでしょう。

② 各国チームの戦い

 勝負を決める2本目、まずイタリアチームが先行しました。一時期は1~3位を占めたのです。イタリアチームの選手達の調子が良いことは勿論として、「ワックスが合っている」印象でした。

 そこに、スイスチームが割り込みました。
 イタリアチームの上位独占を崩したのです。
 上位には、イタリアとスイスのスキーヤーの名前がずらりと並んびました。

 そして、トップ10のトライが始まり、フランスチームが素晴らしいパフォーマンスを示しました。「重いザラメ雪」を相手に、滑らかなスラロームを披露してくれたのです。

 優勝はフランスのパンチェロー選手、2位もフランスのフェーブル選手、3位にはイタリアのブラルドネ選手が入りました。

③ オーストリアチームの不振

 現在、世界のアルペン界をリードしているオーストリアチームは、このレースでは力を発揮できませんでした。ワールドカップ総合5連覇を狙うヒルシャー選手も6位に終りました。

 オーストリアチームのどの選手も、後半の緩斜面でスピードが出なかった感じがします。

 おそらく、ワックスの面でフランスチームやイタリアチームと差が出たのでしょう。
 世界最高のワックスマンが揃うオーストリアチームをもってしても、今回の苗場の雪面は難しいものだったということになります。

 今から40年以上前、1973年にアルペンスキー・ワールドカップ大会が日本にやってきました。会場は今回と同じ苗場スキー場でした。
 ワクワクしながらテレビに噛り付きました。

 ステンマルク選手を始めとする、本当に素晴らしい選手達の滑りに、心が躍ったものです。
 そして、日本には「空前のスキーブーム」がやってきたのです。

 1980年代のスキー場は、どこもかしこも超満員でした。リフト待ちの列が長々と続いたものです。
 バレンタインデイをスキー場で祝った若者が、とても多かったことでしょう。

 しかし、様々な理由が考えられますが、21世紀に入って日本のスキー人気は下火になりました。
 スキー場には、スノーボーダーの姿が目立つようになったのです。

 こうした、日本におけるスキー人気の低迷が、FISワールドカップ開催の障害となってきたとすれば、とても残念なことです。
 
 今回の、久し振りのワールドカップ日本開催が、我が国のアルペンスキー人気復活の起爆剤となってくれれば、嬉しいことなのですが。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[FISアルペンW杯2016・男子回転第8戦] フェリックス・ノイロイター選手 優勝!
NEW Topics
[競馬コラム269] オークス2020のデアリングタクトと日本ダービー2020のコントレイル
[温故知新2020-陸上競技4] 男子走り幅跳び オリンピック金メダリストの記録
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
[高校野球2020] 花巻東高校 女子野球部が練習開始
[大相撲2020] 豊ノ島の引退
[UEFA-EURO2008決勝] スペインチーム 黄金時代の幕開け
Entry TAG
FISアルペンW杯2016・久しぶりの日本開催  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930