HOME   »   サッカー  »  私達は「なでしこ」から沢山のものをいただいたが、「なでしこ」に何をしてあげたのだろう?
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 「国が君に何をしてくれるかを問う前に、君が国の為に何をするのかを問え」という、ジョン・F・ケネディ、元アメリカ合衆国大統領の有名な言葉があります。

 「権利と義務」を表した言葉とも言われていますが、リオデジャネイロ・オリンピック出場権を賭けたアジア最終予選における「なでしこジャパン」の戦いを観ていて、この言葉を思い出しました。

 この大会の緒戦、日本代表対オーストラリア代表の試合をテレビで観た時、「観客が少ない」と感じました。
 実力が拮抗した6チームから2チームしか出場権を獲得できないという、極めて厳しい大会に出場する「我らが代表チーム」の緒戦を、地元日本のスタジアムで応援しようとするファンの少なさに、少し驚きました。

 翻って見れば、私達はいつも、ワールドカップやオリンピックで活躍する「なでしこ」から、喜びや勇気を沢山いただいてきました。
 一方で、私達は「なでしこ」に何をしてあげたのでしょうか。

 いつの大会でも、序盤戦は「結構頑張ってる」という感じで見つめ、準決勝あたりからテレビに噛り付き、決勝では声を嗄らして応援する、というパターンだったのかもしれません。

 今大会でも、「オリンピック出場は当然のこと」と「勝手に」考え、心からの応援を送っていたかと問われると、少し反省しなければならないのかもしれません。

 現在の「なでしこ」のメンバーは、日本の女子サッカーをここまで引っ張ってきてくれた選手達が中心となっています。

 アルバイトを続けながらサッカーに挑み、日本女子サッカーを盛り上げてきてくれた選手達なのです。
 ワールドカップ2011で優勝し、ロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得、ワールドカップ2015でも準優勝という、世界の女子サッカー界における「アメリカと日本の時代」を築き上げてきた、素晴らしい選手達ですが、どの大会に臨む際にも「日本の女子サッカーを盛り上げていくには結果を残さなくてはならない」という、強い強い使命感を口にしていました。

 つまり、ワールドカップで優勝しても、オリンピックで決勝に進出しても、まだまだ我が国には「女子サッカーが定着していない」ことを肌で感じてきたのでしょう。
 国内リーグの観客動員数を観ても、世界大会で好成績を残した直後には増加しますが、しばらくするとまた元に戻ってしまうことの繰り返しでした。

 何年も何年も「日本の女子サッカーの為に」という使命感を持って戦ってきた選手達が、「とうとう疲れてしまった」としても、無理が無いところかもしれません。
 現メンバーを超える若手がなかなか育っていない原因も、そこに在るのかもしれません。

 もちろん、日本女子サッカーの協会他関係者の責任も大きなものなのでしょうが、ファンとしても、今大会の「惨状」は、自らの行動を振り返って見る絶好の機会なのかもしれません。

 「私達は『なでしこ』から沢山のものをいただいたが、『なでしこ』に何をしてあげたのだろう」と、考えてしまいます。
関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
[卓球世界選手権(団体戦)2016] 「卓球日本」の健闘
NEW Topics
[ワールドカップ2018-22] ドイツチーム 追い込まれるもさすがの勝利
[日本陸上選手権2018] 男子100m決勝 山縣亮太選手の圧勝
[ワールドカップ2018-21] ブラジル代表 90分以降の2ゴールで勝ち切る
[ワールドカップ2018-20] どうした アルゼンチン代表
[ワールドカップ2018-19] クリスティアーノ・ロナウド選手の凄さ
[ワールドカップ2018-18] グループAの姿
[ワールドカップ2018-17] 大迫勇也選手の大活躍
[ワールドカップ2018-16] 新生イングランドチーム 好発進
[全米オープンゴルフ2018] USGAの狙い通りの優勝スコアにはなりましたが・・・。
[競馬コラム208] ジャスティファイ号 アメリカ三冠2018を制す。
[ワールドカップ2018-15] モドリッチ世代 最後の挑戦
[NBAファイナル2018] ウォリアーズが4勝0敗でキャバリアーズを破る。
[ワールドカップ2018-14] 引分であろうとは思っていましたが・・・。
[ワールドカップ2018-13] ウルグアイ さすがの「堅守」
[ワールドカップ2018-12] サウジアラビアが開幕戦で大敗して アジア勢16戦連続勝利無し。
[ワールドカップ2018-11] UEFA-CLとワールドカップの二冠プレーヤー
シネコックヒルズ・ゴルフクラブの全米オープン2018
[ワールドカップ2018-10] どのクラブから多くのプレーヤーが出場しているのか。
[卓球・ジャパンオープン2018] 張本智和選手、伊東美誠選手 シングルスを制す。
[MLB2018] マイルズ・マイコラス投手 7勝目!
[ワールドカップ2018-9] 出場各チームメンバーの平均年齢
[ワールドカップ2018-8] 全32チーム・736名のプレーヤーが出揃いました。
[NPB交流戦2018] 相変わらずパ・リーグが強いが・・・。
[ワールドカップ2018-7] 決勝の展望
[ワールドカップ2018-6] 準決勝の展望
[ワールドカップ2018-5] 準々決勝の展望
[AIとスポーツ-その11] AI活用のポイント
[ワールドカップ2018-4] 決勝トーナメント1回戦の展望
[ワールドカップ2018-3] グループリーグの展望
[ワールドカップ2018-2] 西野ジャパン ガーナ戦の反省
[ワールドカップ2018-1] 日本代表メンバー23名が決定
[競馬] 安田記念2018の注目馬
投球数「27球」と「81球」
[競馬コラム207] 日本ダービーの人気
[NBA2017~18] ファイナルは今年も キャバリアーズVSウォリアーズ
[大相撲2018・5月場所] 「十両全勝優勝」=「大関以上への昇進」という法則
[UEFA-CL2017~18・決勝] レアル・マドリード 13度目の優勝を3連覇で飾る
[大相撲2018・5月場所・14日目] 栃ノ心の見事な14日間
[NBA2017~18] 大接戦になっているカンファレンス・ファイナル
[競馬] 日本ダービー2018の注目馬
[アメリカの二刀流] スーパーボウルとワールドシリーズに出場したディオン・サンダース選手
[MLB2018] 大谷翔平選手 ついに「ウォール・ストリート・ジャーナル」に登場
[競馬コラム206] カツトップエースとサニーブライアン
[AIとスポーツ-その10] チーム創り
[MLB2018] 衝撃のメジャーデビューの歴史
[MLB2018] 大谷翔平選手の「打球音」
[ワールドカップ2018ロシア大会] ブラジル代表チーム23名 早々に発表
[競馬] 優駿牝馬(オークス)2018の注目馬
[競馬コラム205] 嶋田功騎手×パーソロン=オークス3連覇
[MLB2018] マニー・マチャド選手の「覚醒」?
Entry TAG
「なでしこジャパン」に何をしてあげたのか?  
Comment
226
たまに読ませてもらってます。
表現は悪いですけど、代表ビジネスなんてそんなもんでしょう、としか思えませんね。代表戦での『勇気を貰う』は、普段興味無い人間が選手から様々な存在価値を強奪するものにしか見えません。『そもそも代表ビジネスでファンなんて増えてない、増えるのがおかしい』とまで思ってます。
まぁなんでここ数年のなでしこの意味が出てくるのは恐らく数年後の今の子供達が成長してからの話だと思います。

228
Re: コメントありがとうございます。
色々な考え方が有って良いと思います。

今後も、コメントよろしくお願いします。

Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930