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HOME   »   NFL  »  [プレーオフ] デンバー・ブロンコス 敗退!
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 まさか、という感じでした。

 ブロンコスが35対28でリードして迎えた第4クオーター残り31秒。ボールポジションはボルチモア・レイブンズ陣30ヤード。レイブンズの攻撃でしたが、タイムアウトも使い切っていましたので、残り70ヤードを前進し、タッチダウンTDを奪って、試合を同点にするのは絶望的。ブロンコスの勝利は間違いないものと思いました。

 レイブンズのクオーターバックQBジョー・フラッコは、ロング・パスをフィールド右サイドのワイドレシーバーWRジャコビー・ジョーンズ目掛けて投げました。ヘイルメアリーパスのような、山なりの一か八かのパスでした。こんなパスは、なかなか決まらない、ブロンコスはTDさえ許さなければ良いのだから、ディフェンスDF陣がカバーしているだろう、と思いました。

 実際、ブロンコスのDF2人が、ジョーンズに付いていましたが、ジョーンズに振り切られ(というか、ひとりは転倒し)、ジョーンズがこのボールをキャッチ。そのままゴールに走り込んで、タッチダウン。ポイントアフターTDのキックも決まって、35対35の同点。試合は、オーバータイムOTへ。OTでも、両チーム一進一退の攻防が続き、試合時間は4時間を優に超えました。
 最後に、レイブンズのフィールドゴールが決まって、38対35でボルチモア・レイブンズの勝利となりました。デンバー・ブロンコスにとっては、そしてブロンコスのQBペイトン・マニングにとっては、よもやの敗戦という感じでした。

 ペイトン・マニングが首の怪我のためにインディアナポリス・コルツを退団し、今シーズンからブロンコスに移籍したことは、本ブログでも採り上げました。NFL屈指のQBであるペイトン・マニングが、新天地でどのようなプレーを見せるかは、今季NFLの注目点のひとつであることも、記しました。

 レギュラーシーズン開幕当初は苦戦が続き2勝3敗のスタートでした。いかにペイトン・マニングでも、来たばかりのチームで良い成績を残すのは難しい、と思いました。その当時でもQBレートは100を超え、NFL全体の1位でしたから、それでもマニングは素晴らしいと思ったものです。

 そのブロンコスが、2勝3敗から連勝を開始。どこまで勝つのかと思いましたが、これもまさかの11連勝、レギュラーシーズン13勝3敗の成績で、シード1位でプレーオフに進出した時には、このままスーパーボールまで走るのではないかと感じました。

 そして、2013年1月12日、デンバー・ブロンコスにとってのプレーオフ初戦、アメリカン・フットボール・カンファレンスAFCディビジョナルプレーオフの結果が、頭書の内容なのでした。結果として観ると、スリーアンドアウトを重ねた、第3クオーターのブロンコスの攻撃に、僅かながら緩みがあったことが敗因でしょう。もうひとつTDを取っておけば、こんなことには成らなかったのですから。とはいえ、これは詮無いことです。

 これまでも何度も、考えられないような逆転劇を見せてくれていたNFLのゲームです。絶対などということは無いと頭では分かっているつもりなのですが、ライブで見ていると「もう決まりだろう」と考えてしまうのは、ある意味では不思議なものです。再び、NFLの魅力に接した、というところでしょうか。

 ペイトン・マニングは、復帰初年の今シーズン、素晴らしい活躍を魅せてくれました。文句なしの成績です。短期間で、デンバー・ブロンコスを自らの仕様に変革し、チームもまたマニングのハイレベルな要望に見事に応えて、昨シーズンまでとは全く違うチームに変貌しました。マニングの計算されつくした試合運びは、レギュラーシーズンが進むにつれて磨きがかかり、圧倒的な攻撃力と、激しい守備により、AFC第一シードを獲得するまでになったのです。
 ペイトン・マニングのシーズン通算QBレートは105.8で、全体2位。カムバック賞はもちろんとして、今季のNFL最優秀選手の候補に上がるほどです。

 そのペイトン・マニングの今シーズンも、これで終了しました。AFCチャンピオンシップでの、ニューイングランド・ペイトリオッツのQBトム・ブレイディとの対決も、お預けになりました。少し残念ですが、ペイトン・マニングの大活躍に拍手を送りたいと思います。

 これで、本ブログが今シーズンの注目選手とした3人のQB、ペイトン・マニング、アンドリュー・ラック、ロバート・グリフィン・三世のシーズンは完了しました。3人とも、開幕前の予想を遥かに超える大活躍でしたが、3人ともプレーオフ初戦で姿を消しました。良いプレーをし、良いチームに仕上がっていましたが、拮抗したゲームにおける最後の強さ、しぶとさが少し不足していたようです。やはり、本当の激戦を勝ち抜く底力を養っていくには、時間が足りなかったということでしょうか。
 来シーズンの、この3プレーヤーの活躍に、大いに期待したいと思います。

 頭書のゲームが行われた、デンバーのホームスタジアム、スポーツ・オーソリティ・フィールド・アト・アナハイムは、76000人の大観衆で立錐の余地もない超満員でした。そして、このスタジアムは、このゲームで350試合連続ソールド・アウト(チケット売り切れ)の記録を続けています。
 レギュラーシーズンのゲームが16試合しかないNFLで、350試合連続満員というのは、いったい何年かかる記録なのでしょう。驚くべきことです。

 プロスポーツとしてのNFLは、今日も元気です。素晴らしいことです。
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