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HOME   »   水泳  »  [水泳日本選手権2016・第6日] 金藤選手の日本新記録と入江選手の「10連覇」
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 6日目は、女子800m自由形、男子200m背泳ぎ、女子200m平泳ぎ、男子200m個人メドレー、の4種目で決勝が行われました。

 そして、日本新記録が2つ生まれました。

① 女子800m自由形

 4コースの高橋美帆選手が先行し、5コースの菊池優奈選手が追いかけましたが、逆に菊池選手が失速し、後半スピードを上げた3コースの池田麻未選手が最後の50mで猛烈な追い上げを見せて、高橋選手に50cmまで迫ったところがゴールでした。
 3位には2コースの和田麻里選手が入りました。

 現在のこの種目の選手達の地力から見て、大変高いレベルに設定されている派遣標準記録でしたので、オリンピック出場権を獲得したスイマーは居ませんでした。

 アテネ五輪で柴田亜衣選手が金メダルを獲得した種目でもありますから、日本人スイマーにとって不得意な種目とは考えられませんので、今後の強化が期待されます。

② 男子200m背泳ぎ

 「第一人者」の入江陵介選手が強さを見せたレースでした。

 4コースの砂間敬太選手が先行し、5コースの入江選手が追いかける展開でしたが、驚いたのは2コースの金子雅紀選手の「150mターンからのバサロ」でした。
 一気に上位グループとの差を詰め、175m地点では先頭の入江選手を捕えたように観えました。その後、入江選手が振り切った形でした。

 金子選手にとっては作戦通りの展開だったのでしょうが、このレベルの戦いにおいても「秘密兵器」が威力を発揮することに驚かされました。

 入江選手と金子選手がリオ五輪出場権を獲得、砂間選手は派遣標準記録を突破しながらも3位となって、出場権には届きませんでした。

 この大会では、少しコンディションが良く無さそうな入江選手ですが、トップの座は譲らないところに強さを感じさせます。この種目で「日本選手権10連覇」という、全ての種目を通じての「空前の記録」を樹立しました。

③ 女子200m平泳ぎ

 金藤選手の「積極的なレース展開」が印象的でした。
 公言通りスタートから飛ばす2コースの鈴木聡美選手を早々に捕まえて「独泳体制」を築き、後半も緩み無く泳ぎ切りました。素晴らしいレースであったと思います。

 脂の乗り切ったプレーとも言えるでしょう。

 2分19秒65というのは、世界歴代5位、日本人スイマーによる初の19秒台という見事なタイムでした。

 既に出場権を獲得していた渡部香生子選手も、コンディションが良くない様に観える中では、しっかりと2位を確保。3位には、伸び盛りの今井月選手が食い込んだレースでした。

④ 男子200m個人メドレー

 4コースの萩野公介選手と5コースの瀬戸大也選手の競り合いと予想されたレースでしたが、萩野選手の圧勝でした。
 
 この大会でやや精彩を欠く印象が有った萩野選手ですが、この種目で「溜飲を下げた」感が有ります。
 特に、最初の種目のバタフライの泳ぎは圧巻でした。バタフライで代表を決めている瀬戸選手を千切ったのです。
 「バタフライでリオに行った方が良いのではないか」という意見も出そうな泳ぎでした。

 一方で瀬戸選手は3コースの藤森太将選手にも追い越されて3位となりました。
 藤森選手にとっては、嬉しいオリンピック出場権獲得となりました。

 藤森兄弟が2位・4位を占め、5位の溝畑選手まで2分を切るという、層の厚さを見せつけるレースでもありました。

 6日目は、男子200m背泳ぎを除けば「独泳」のレースでしたが、2位争いは激戦が続きました。

 「一発勝負」の代表選考会の難しさを改めて感じさせた6日目でした。
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水泳日本選手権2016・6日目  
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