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HOME   »   陸上競技  »  [日本陸上選手権2016・第3日] ようやく好天に恵まれました。
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 陸上競技の「第100回」日本選手権大会の第3日・最終日は、6月26日に行われました。第1日・2日と雨模様でしたが、最終日は好天に恵まれ、好記録が続出しました。
 やはり、陸上競技は青空の下で行うのが良さそうです。

 まずは、女子200m。

 福島千里選手が22秒88の「日本新記録」で圧勝しました。元来コーナリングの上手な選手ですが、この日は直線に入ってもスピードが落ちませんでした。

 前日の100mでは、雨のせいもあってか平凡な(彼女にとっては)タイムでしたが、この日は「溜飲を下げた」走りでした。
 福島選手の持ち味である、少し前傾しながら、「脚を地面に突き刺していくような」走り、重心の真下でキックする走りに磨きがかかり、腰の上下動が極めて少ない、腰が浮くことも無ければ沈むことも無い走りが出来ていました。腰から太腿にかけての筋力アップが要因でしょうか。

 世界で戦って行くためには、もう少し記録を伸ばしたいところですけれども、安定してこの日の走りを展開することが出来れば、リオでも良い戦いを見せていただけそうです。

 続いては、男子200m。
 相当ハイレベルな戦いになると予想されていましたが、期待通りの内容でした。

 優勝した飯島翔太選手は、日本人ランナーとしては珍しい「重戦車タイプ」の走りを披露しました。上半身のブレが少なく、ゴール前もしっかりしたフォームを維持できたのです。
 20秒11という「日本歴代2位」のタイムも立派。100mから150mのスピードをもう少し上げることが出来れば、19秒台も見えてきます。

 加えて、20秒31で2着に入った高瀬選手、20秒33で3着の原選手の走りも見事なものでした。「日本歴代2位」の飯島選手から2m位の差の中に2人のランナーが居るというのは、男子200m陣の充実振りを示しています。

 第2日の100mも含めて、日本男子スプリント陣のレベルは、本当に高くなったと感じます。

 続いては、男子5000m。

 大迫傑選手のラストスパートは見事でした。第1日の10000mも素晴らしい走りでしたから、「本格化」してきたことは明らかでしょう。
 
 もともと、2000m前後の「ロングスパート」には定評が有った大迫選手ですが、今大会では300~400mのスパートに磨きがかかりました。残り100mに入っても、スピードが落ちないのです。大迫選手が積み上げてきたトレーニングの質・量の凄さを感じます。
 このラストスパートのスピードを600~800m継続できれば、世界とも戦って行けるのではないでしょうか。

 続いては、女子5000m。
 尾西美咲選手のラストスパートも素晴らしいものでした。残り300mからのスピードは、選手権のこの種目の歴代ランナーの中でも、屈指のものでしょう。
 こちらも、このスピードを600m以上に伸ばして行ければ、世界大会でも「勝負できる」と感じます。

 さらには、男子走り高跳び。
 衛藤昂選手が2m29の好記録で優勝しました。日本選手権といった大きな大会で、自己ベストに近い記録を出すことが容易なことでは無い種目で、見事にオリンピック出場レベルの記録を叩き出したことは、今後の大きな自信に繋がることでしょう。

 残念だったのは、男子三段跳びの山下航平選手の試技でした。
 3回目のジャンプは、予選通過には十分な記録でしたが、砂場を出る時に「マイナス」に歩くという、信じられないようなミスで、記録無しに終わりました。

 1本目・2本目と上手く行かない跳躍が続いていた状況下、「心持ちが不安定になっていた」ことが要因でしょうか。
 厳しい言い方をすれば、「心身がまだオリンピックに出場するレベルに達していない」といったところでしょう。素晴らしいフィジカルを具備しているプレーヤーだけに、残念至極です。

 「第100回」日本選手権は、日本陸上界の着実なレベルアップを感じさせる大会となりました。
 本当に、数多くの種目で、オリンピックのセミファイナルレベルのプレーを魅せていただいたのです。
 個々の選手やコーチはもちろんとして、連盟を始めとする関係者の皆さんのご努力が、実を結んできているという印象です。

 「第100回」に相応しい大会でした。

 日本陸上は、「世界に挑戦できるステージ」に立ったのです。
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