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HOME   »   大相撲  »  [大相撲2016・7月場所] 中日を終えて
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 7月場所も中日を終えました。

① 7勝1敗で4力士が並ぶ混戦

 横綱・白鵬、横綱・日馬富士、大関・稀勢の里、小結・高安の4力士が1敗で並びました。

 今場所の主役である稀勢の里と白鵬が先頭に居るのは、場所を盛り上げるという面でとても良いことですが、ここに日馬富士と高安が加わり、優勝争いは混戦になっています。

 稀勢の里と白鵬は概ね安定した取り口を展開していますが、どちらも「盤石」というには程遠い内容です。

 稀勢の里は、左を差せないと慌ててしまいます。(まさに鳴門部屋の相撲です)慌てると、前に出る力が弱くなるタイプですので押し込まれてしまいます。今後も1番1番、気の抜けない取組が続くことでしょう。

 白鵬は、引き続き「変幻自在型」の相撲を繰り広げていますが、往時の四つからの寄りに比べるとリスクの高い取り口ですので、ちょっとした拍子に窮地に追い込まれてしまいます。今後も目先を変え、相手力士の集中力を削ぐための、かち上げや張り手を多用する相撲が続くことでしょう。

 好調なのは高安。
 2度目の三役で、自分の相撲を取り切っています。少し自信も出てきている感じ。今場所は「前に押す力」も強いので、どこまで付いて行けるか注目です。

 日馬富士の動きの良さも目立ちます。「勝ち続ける力」が特徴の横綱ですから、終盤まで取りこぼしをしなければ、優勝争いに絡んで来ることでしょう。

 その他の力士では、宝富士が良い相撲を取っていると思います。
 5月場所で、少し変化する相撲を憶えました。それまでは正面から押し合うばかりの取り口でしたから、少し重心を左右に動かすことで、取り口の幅が格段に広がったのでしょう。
 中日の碧山戦ではまわしに拘るあまり、ずるずると後退して2敗目を喫しましたが、左右に動きながら、我慢して押し合いを続ければ、別の結果になっていたと思います。

② 遠藤と琴勇気が全敗

 遠藤は、膝の状態が相当悪いのではないでしょうか。
 大相撲の「宝」と呼んでよい人気力士ですから、しっかり休んで、十両や幕下からの巻き返しを狙った方が、長い目で見れば良いのではないかと思います。

 琴勇気の方は、取り口を憶えられてしまった感が有ります。
 体調は悪くなさそうですので、勝ち始めれば連勝していただけるものと思います。

③ 千代の国と佐田の海の健闘

 再入幕の千代の国が元気です。
 素早く力強い動きの中から勝機を見出しています。中日の逸ノ城戦は、真骨頂でしょう。逸ノ城は「押される筈が無い」と考えて取っていたと思いますが、少しバランスを崩したところを付け込まれました。

 佐田の海も、久し振りに「自分の相撲」を取り切っています。前に出る力が復活すれば、もともと相撲が上手い力士ですから、白星が増えるのは道理です。

 既に5力士が休場し、体調が良くない力士が数人見られますので、まだまだ休場力士が増える可能性が有ることが気掛かりですが、土俵上では見応え十分な取組が続いています。

 大混戦の7月場所から、眼が離せません。
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