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HOME   »   大相撲  »  [大相撲2016] 7月場所]を振り返って
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 横綱・日馬富士の優勝で幕を閉じた7月場所でしたが、活躍力士が目まぐるしく変わった場所でもありました。
 序盤、中盤、終盤に分けて、振り返って見たいと思います。

[序盤(初日から5日目)]

 優勝を争うと見られていた力士が次々と星を落としました。
 3日目に日馬富士が隠岐の海に敗れ、5日目にまず大関・稀勢の里が栃煌山に敗れると、横綱・白鵬が宝富士に負けました。
 特に、白鵬の黒星は意外でした。

 白鵬は中日に勝ち越すものという感覚が、私にも染み付いているのでしょう。

 こうした中で全勝で走ったのは、前頭7枚目の逸ノ城でした。このところ不振だった「怪物」力士がついに目覚めたかとも思われました。

 また、5日目を終って「全勝がひとり」というのも珍しいことです。
 波乱の場所を予感させる状況でした。

[中盤(6日目から10日目)

 5日目まで全勝だった逸ノ城が、6日目に佐田の海に敗れてしまい、全勝力士が居なくなりました。逸ノ城の初優勝かという期待が、一気に萎んでしまいました。

 一方で、9日目に白鵬と日馬富士が続けて敗れました。この2横綱が「中盤」の同じ日に敗れるというのは滅多に無いことでしょう。
 この時点で1敗は稀勢の里と高安となりましたから、稀勢の里の「初優勝・綱取り」が現実味を増したと感じられました。

 ところが10日目、その稀勢の里が松鳳山の注文相撲に嵌り、敗れてしまいました。
 せっかく横綱陣が先に星を落としてくれたのに、「稀勢の里の付き合いの良さ?」が感じられました。
 結局は、「稀勢の里の2016年7月場所」にはこの1敗が大きく響いたのです。

 そして高安も日馬富士に敗れ2敗となり、10日目にして1敗力士が居ないという、これも珍しい状態となりました。

[終盤(11日目から千秋楽)]

 白鵬が12日目に大関・照ノ富士の寄りにあっさりと土俵を割って3敗目。
 高安も嘉風に敗れて3敗となり、優勝争いから後退しました。

 そして13日目、2敗の日馬富士と稀勢の里の直接対決。
 今場所最注目の一番。
 日馬富士が、「本来の」低い立合いから先手先手と攻めて稀勢の里に反撃の暇を与えず、圧勝しました。
 まさに、強い時の日馬富士の相撲であり、横綱の強さを示した相撲でもありました。

 ここに到って、前頭10枚目の貴ノ岩が3敗で浮上し、優勝争いに加わりました。

 稀勢の里は、千秋楽までなんとか3敗を維持して、優勝争いに加わりましたが、日馬富士が終盤の5日間を全勝で仕上げましたので、追い付くことが出来ませんでした。

 やはり13日目の直接対決の結果が物を言ったのです。

 勝負事に「もし」は無いのですが、千秋楽に日馬富士が敗れ、3名の力士による優勝決定巴戦が実現していたら、どんな結果になっていたのか、とも思います。少し気楽な貴ノ岩にもチャンスが有ったかもしれません。

 7月場所は、優勝争いが「日替わり」で変動する場所でした。
 とても面白い場所でした。

 上位力士と下位力士の力量差は、ますます小さくなっていると感じます。

 大相撲は「戦国時代」を迎えたのかもしれません。
 
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