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HOME   »   スポーツ共通  »  [リオ五輪2016] 日本チームの戦い方を示した 男子ラグビーと女子バスケットボール
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 リオデジャネイロ・オリンピックにおける、日本の男子ラグビーチームと女子バスケットボールチームは、本当に見事な試合を展開しました。

 フィジカル面で劣る日本チームの国際舞台での戦い方を世界に示したのです。

 まずは男子ラグビーチーム。

 クーループリーグ(プールC)の緒戦でニュージーランドチームを14-12で破り、第2戦のイギリスチームには19-21で惜敗、第3戦のケニアチームには31-7で快勝して、決勝トーナメントに駒を進めました。

 プールCの中核チームであり、世界の15人制ラグビーを牽引し続けるニュージーランド・オールブラックスを破ったことは、「男子セブンズ」の試合の進め方の「正しさ」を示したものでした。
 それが、イギリス戦の大健闘にも結び付いたのです。

 「まずは堅守」、試合終盤まで1トライ・1ゴール差で付いて行き、最後3分間の運動量で逆転を狙う戦術は、見事に花開いたのです。

 とはいえ、手の内を知られてしまった以上、決勝トーナメントの戦いは厳しいものが予想されました。
 作戦認知の上での、フランス戦は相当分が悪いと見られていたのです。

 ところが、これを12-7で勝ち切りました。日本チームの最高のゲームであり、我が国の7人制ラグビー史に輝く勝利となったのです。

 準決勝では、優勝したフィジーに5-20で完敗し、3位決定戦でも南アフリカチームに14-54と大敗してしまいましたが、これは「体力・持久力の限界」というところでしょう。
 さすがに大会5試合目ともなると、本来の運動量とコンタクトプレーのパワーが維持できなかったのです。

 とはいえ、「男子セブンズ」の戦い方は、今後の日本代表チームの戦い方の「基本」を示してくれたものとして、高く高く評価されるべきであろうと考えます。

 そして、女子バスケットボールチームです。
 こちらは「ハヤブサ・ジャパン」という愛称もあります。

 予選ラウンドの緒戦でベラルーシを77-73で破り、勢いに乗りました。この勝利は大きかったと感じます。

 続くブラジル戦も82-66で快勝。

 しかし、第3戦でトルコに62-76で敗れました。結果的にはこの敗戦が痛かったのですが、この時は、続く強敵との戦いに前向きでした。

 予選ラウンドの第4戦は、世界ランキング2位のオーストラリアが相手。このゲームのハヤブサ・ジャパンは見事なプレーを披露しました。終始ゲームをリードしたのです。
 ゲーム途中では大差も付け、大金星かと思われましたが、次第にオーストラリアチームがポストプレーで追い上げて、終了3分前についに逆転を許しました。
 86-92での敗戦となりましたけれども、日本チームの健闘は強豪を相当ヒヤリとさせたのです。

 予選ラウンドの最終第5戦では、世界ランキング4位のフランスを79-71で破りました。ハヤブサ・ジャパンの実力と勢いを示した、見事な勝利でした。

 この結果、日本チームは決勝トーナメント出場を果たしましたけれども、得失点差の関係で準々決勝の相手は、「最強」のアメリカチームとなってしまったのです。

 このアメリカ戦でも、日本チームは持ち味を存分に発揮して、前半は互角の戦いを魅せました。後半力尽きて、64-110の大差の敗戦となりましたが、試合後のアメリカチームのプレーヤーのコメントは、ハヤブサ・ジャパンを賞賛するものばかりでした。

 素早いボール回しとカットインプレーに、外からのスリーポイントシュートを交えた、ハヤブサ・ジャパンのプレーは、そのスリーポイントシュートの精度の高さも相俟って、世界の強豪チームに衝撃を与えたと感じます。

 女子バスケットボール競技の国際大会が定着した1970年代、日本チームは世界の強豪のひとつでした。
 オリンピックに初めて登場した1976年のモントリオール・オリンピックにも、日本チームは出場し、5位という好成績を残しています。日本の女子バスケットボールには「強者としての歴史と伝統」が存在しているのです。

 その後、各国チームが「高い身長」を利したプレーを展開するようになり、日本チームはなかなか勝てなくなりました。アジアの中でも苦しい戦いを強いられるようになり、オリンピック出場さえ難しい時代が続いたのです。

 しかし、4度目の出場となったリオで、ハヤブサ・ジャパンは「これからの日本チームの戦い方」を世界に示したのでしょう。小さなプレーヤーから放たれるスリーポイントシュートが次々と決まる様は、まさに衝撃でした。

 男子ラグビーチームと女子バスケットボールチームは、惜しくもメダルの獲得はなりませんでしたけれども、「世界を驚かせるプレー」を魅せてくれました。

 2020年の東京大会が、とても楽しみです。
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リオ五輪2016・日本男子ラグビーと女子バスケの活躍  
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