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HOME   »   サッカー  »  [クライフの遺言・その4] 「残りの9人が速く賢く動き回れば、パスは回る」
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 「遺言3」とも関連している言葉なのでしょう。

 クライフ氏は、パスを繋いで行く上で大事だと考えていることを述べています。
 「味方チーム10人のフィールドプレーヤーの内のひとりがボールを保持した時に、残りの9人が速く動くことで、パスが繋がっていく」とコメントしています。

 パスが繋がっていくかどうかは、ボールを持っていないプレーヤーの動きにかかっているということです。残りの9人がキチンと動けば、パスは繋がるということなのです。

 これも当たり前のことのようですが、鋭く本質を突いていると感じます。

 そして、実際の試合で、この言葉を実践して行くことは、容易なことでは無いでしょう。

 相手チームからボールを奪って、周囲を見渡した時に、パスの出し場所に窮しているというシーンは、国際試合においてさえよく観られます。「パスを出す先が無く」、プレーヤーがドリブルをしながら困り切っているのです。
 そうこうしている内に、相手チームにボールを取られたりします。

 では、残りの9人は何をしているのかと言えば、「ボールが来ないかな」「パスをくれないかな」といった風情で、ボールキャリアの方を見ているのです。
 ただ「見ている」だけでは、ボールキャリア側からすれば、相手チームのプレーヤーが直ぐ近くでマークしていて、「とてもパスは通りそうもない」様子ですので、パスを出す気にはなれない。周囲を見渡しても、どこもかしこも「パスが通りそうもない」のですから、パスの出し場所に困ってしまうのでしょう。

 「残りの9人」は、速く動き、相手のマークを外して、ボールキャリアがパスを出す気になるような位置・体制を創らなければなりません。
 そして、次のパスが出た瞬間に、そのパスを出したプレーヤーを含めた、次の「残りの9人」が、次の次のパスを受けるための準備をする、速く動き始める必要があるのでしょう。連続しているのです。
 相手ゴールが迫ってくれば、次のパスがラストパスになるように、「シュートが打てるように」速く動かなければなりません。

 そうすると、サッカーというスポーツの攻撃とは「残りの9人」の動きがとても重要だということになります。

 大会・試合において、プレーヤーがボールを保持しながら、「何秒もの長い間」パスの出し先を必死に探さなければならないチームというのは、それだけで力量の劣るチームと言うことになるのでしょう。

 ボールを持っていないプレーヤーの動きこそが重要だというクライフ氏の言葉は、まさに「フットボールの本質」なのです。
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