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HOME   »   MLB  »  [MLB2016・ワールドシリーズ] クリーブランド・インディアンズとシカゴ・カブスの対戦
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 MLB2016ポストシーズンも、10月25日から始まるワールドシリーズを残すだけとなりました。

 今年のワールドシリーズは、アメリカンリーグALのクリーブランド・ブラウンズとナショナルリーグNLのシカゴ・カブスの対戦となりました。
 結果としては、両リーグともに順当なチームがリーグチャンピオンとなった印象です。

 ワールドシリーズ2016が興味深いのは、両チームとも「負けられない」シリーズとなっているところでしょうか。

 インディアンズにとっては「クリーブランドへの風」を受けてのシリーズとなります。
 アメリカ4大スポーツのチームが本拠地を置く都市の中で、最も長い間「優勝を味わっていなかった」のがオハイオ州クリーブランドでした。
 1964年のNFLクリーブランド・ブラウンズの優勝以来、50年以上に渡って「クリーブランドの市民」は優勝の喜びを忘れていたのです。

 この長い空白を破ったのが、今2016年のNBAのクリーブランド・キャバリアーズでした。
 エースのレブロン・ジェームズ選手の活躍などにより、1勝3敗からNBAファイナルを制し、初優勝を遂げると共に、クリーブランドのスポーツファンを歓喜の渦に巻き込みました。

 そして、今度はMLBの番だとばかりにインディアンズが快進撃を続け地区優勝。ポストシーズンに入っても、地区シリーズでボストン・レッドソックスを3勝0敗でスイープ、リーグチャンピオンシップでもトロント・ブルージェイズを4勝1敗で早々に退け、早々とワールドシリーズ進出を決めました。
 素晴らしい勢いで勝ち続けているのです。

 インディアンズ自体も、最後にワールドシリーズを制したのは1948年ですから、68年振りの世界制覇を目指すシリーズとなります。

 一方のシカゴ・カブスは、有名な「ヤギの呪い」を解くシリーズとなります。

 1945年のワールドシリーズでファンが、自分が飼っていたヤギと共にリグレーフィールドに入場しようとするのを止められた(それまでは入場を許されていたのですが、この時はそのヤギの匂いを理由に拒絶されたのです)時、このファンが「ワールドチャンピオンはおろか、二度とこの球場でワールドシリーズが開催されることは無いだろう」と予言したとされるのが、「ヤギの呪い」です。(この年のワールドシリーズでカブスは3勝4敗でデトロイト・タイガースに惜敗しました)

 それ以降、インディアンズは1984年・1989年・2003年・2007年・2008年と地区優勝するなどポストシーズンに挑んできましたが、リーグチャンピオンとなることは出来ず、今2016年シーズンでの優勝=ワールドシリーズ進出は71年振りのこととなりました。

 ワールドシリーズ進出で「ヤギの呪い」の半分はクリアされたように見えますが、やはりワールドシリーズを制してこそ、完全に呪いの呪縛から逃れることが出来ると見るのが順当でしょう。
 カブスにとっては、どうしても負けられないワールドシリーズ、最後に世界一になった1908年以来108年振りの制覇を目指すシリーズなのです。

 ポストシーズン2016突入時点では、戦力的にはカブスの方が優位と見られていましたが、地区シリーズ、リーグチャンピオンシップと戦いを続けて行くうちに、インディアンズの調子が上がり、接戦であろうと見られていたレンジャーズとの地区シリーズ、ブルージェイズとのリーグチャンピオンシップを悠々と勝ち抜いて行くに至って、「互角のワールドシリーズ」との評価が高まっています。

 テリー・フランコナ監督(インディアンズ)、ジョー・マッドン監督(カブス)、両監督の采配も注目されます。

 フランコナ監督(57歳)は、レッドソックスの監督時代、2004年シーズンと2007年シーズンの2度ワールドシリーズに勝っています。名門ですが、なかなかワールドシリーズに手が届かなかったレッドソックスに、久々の「世界一」をもたらした監督として知られていますし、特に「投手交代の妙」が高く評価されています。
 今季のインディアンズは「接戦での強さ」が目立ちますが、フランコナ監督の采配も冴えているのでしょう。

 一方のマッドン監督は、タンパベイ・レイズ時代の2008年シーズンにワールドシリーズに進出しましたが、この時はフィラデルフィア・フィリーズに敗れました。
 2008年と2011年にAL最優秀監督、2015年にNL最優秀監督に選ばれています。
 「バランスの良い采配」という印象で、選手の力を十分に発揮させる采配が得意だと思います。
 二人の名監督の対決も、見所のひとつでしょう。

 「68年振り」と「108年振り」の世界制覇を目指す戦いであり、「クリーブランドの風」と「ヤギの呪いの完全解消」という話題が存在するワールドシリーズでもあります。

 クリーブランドとシカゴという、五大湖を巡る「お隣同士」の対戦となったワールドシリーズ2016。

 興味は尽きません。
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