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HOME   »   駅伝・マラソン  »  [全日本大学駅伝2016] 青山学院大学チーム 初優勝!
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 レース前は青学大チームの優位が伝えられていましたが、早稲田大学チームの予想外?の健闘により、優勝争いは緊張感に満ちたものとなりました。

[第1区]
 スタートから、駒澤大学の工藤選手が1区を引っ張りました。
 そして7.4km地点の給水をきっかけとして、東洋大学の服部選手がスパートをかけました。

 昨年の優勝チーム・東洋大が先頭に立ち、駒澤、早稲田、山梨学院が追いかける展開。
 9km地点で駒澤が追い付き、10km地点で早稲田が先頭に立つなど、激しいトップ争いが続きました。

 ラストスパート勝負で東洋が前に出て、早稲田が続き、駒澤が3番手で2区に繋ぎました。東洋と早稲田の差は11秒、駒澤との差は13秒、青学とは30秒差でした。

 この1区で大きく出遅れたのは明治大学チームでした。1分40秒差で2区に繋ぎましたが、結局明治はこの差をどんどん広げられることとなってしまいました。

[第2区]
 1区でやや出遅れた青学チームの田村選手が追い上げを見せました。

 4km地点で駒澤に追い付き
 5km地点で早稲田を捉えました。早稲田の平選手は、田村選手と共に追い上げに加わりました。抜いて行けると考えていたのでしょうか、平選手が後ろに付いた時には、田村選手に「驚き」の表情が浮かびました。
 6.5km付近で、田村選手と平選手が先頭の東洋大に追い付きました。
 7km地点で、追い縋る東洋大チームを青学チームと早稲田チームが引き離しにかかりました。

 ここから、2校の競り合いが始まったのです。

 9.5km付近で早稲田の平選手が田村選手を引き離しトップに出ましたが、3区への襷渡し地点が見えた辺りから、田村選手が再び追い上げを開始して、ゴール前のスプリント力の差で平選手を逆転、青学チームがトップで3区に入りました。

[第3区]
 青学と早稲田の差は1秒、駒澤が3番手で25秒差、日大が31秒差、山梨が37秒差で続く展開となりました。

 早稲田チームと青学チームの競り合いが続いた区間でしたが、4km付近で早稲田の鈴木選手が抜け出し、じりじりと青学との差を広げました。

 早稲田大学チームは、ここから最終第8区までトップを維持し続けたのです。

[第4区]
 トップの早稲田と2番手の青学の差は15秒、山梨との差は36秒、東洋との差は50秒となり、6番手には駒澤が続きました。

 早稲田の永山選手は、とてもバランスの良い走りを魅せました。5km付近から2番手・青学の安藤選手との差を広げました。
 12km地点では、その差を50秒とし、青学大チームの姿が遠くなったのです。

 この区間では、中央学院大チームの頑張りが目立ちました。順位を3番手に上げる快走でした。

[第5区]
 襷渡し時点では、先頭の早稲田と2番手青学の差は1分8秒、3番手の中央学院との差は1分41秒、山梨学院との差は1分53秒となりました。
 
 先頭と2番手の差の方が、2番手と3番手の差より、相当大きい形となりましたから、早稲田大チームが独走態勢に入るかに見えましたが、ここで青学チームが踏ん張りました。

 早稲田の新迫選手もバネの有る走りを見せましたが、青学の小野田選手も追い縋り、結局6秒差を縮めました。
 小野田選手の追い上げは大きなものではありませんでしたが、独走に入りかけた早稲田チームに待ったをかけたという意味で、価値ある走りであったと感じます。

 ここから、早稲田と青学のギリギリの戦いが続くこととなりました。

[第6区] 
 トップの早稲田と2番手青学の差は1分2秒、3番手の中央学院とは2分12秒、4番手駒澤とは2分25秒、5番手東洋とは2分42秒、山梨学院とは2分55秒差で、襷渡しが行われました。

 早稲田の藤原選手は、ピッチ走法でした。一方、青学の森田選手はバネを活かした走法でした。両チームの差は次第に詰まりました。
 一時は20秒近くにまで詰まったと思いますが、区間終盤に再び差が開きました。

[第7区]
 襷渡しの時点で、先頭の早稲田と2番手青学の差は37秒まで詰まりました。
 青学の森田選手が25秒詰めたのです。

 結果的に観れば、この「25秒の追い上げ」が青山学院の総合優勝に結び付いた形でしょう。

 3番手駒澤との差は2分44秒に拡大しましたから、優勝争いは、早稲田と青山学院に絞られました。

 早稲田の大田選手は、1年生とは思えないような堂々たる走り、日本人ランナーには珍しい「重戦車タイプ」の走りを魅せました。
 前半はゆったりと入り、青学中村選手の追い上げを受けましたけれども、5km過ぎから加速して、その差を拡大しました。

[第8区]
 襷渡し時点では、先頭早稲田と2番手青学との差は49秒に開きました。

 アンカーの力量比較では、青学の一色選手が早稲田の安井選手より、19.7kmで1分ほど勝ると見られていましたから、両ランナーのこの日のコンディションやこの日の高い気温などを勘案すれば、優勝争いに向けて両チームの差は「微妙」かつ「ギリギリ」のものとなりました。
 熾烈なアンカー同士の競り合いが予想される展開となったのです。

 ところが、一色選手の気迫は、この予想を大きく超えるものでした。

 前方を走る安井選手の背中をしっかりと見つめた一色選手は、あっという間に差を縮めました。
 5km付近では、その差は7秒となっていましたから、僅か5kmで40秒以上詰めるという「驚異の追い上げ」を魅せてくれたのです。

 そして6km付近で安井選手を掴まえました。
 安井選手も一色選手が追い上げて来ることは計算済みで、追い付かれてからの並走に勝機を見出す作戦であったと思われますが、一色選手の勢いは留まる所を知らず、7km付近では安井選手は付いて行くことが出来なくなりました。
 力の差が有ることは、一目瞭然でした。

 これ以降、青山学院チームと早稲田チームの差は開く一方でした。

 一色選手の走りは、その後も全く乱れることは無く、学生長距離界屈指の実力を存分に発揮して、ゴールに飛び込みました。
 青山学院大学駅伝チームの初優勝が決まった瞬間でした。

 これで青学大チームは、出雲と全日本を制覇して「二冠」となり、お正月の箱根駅伝に「三冠」を賭けることとなりました。
 全日本では、早稲田チームの健闘に会い、ヒヤリとした場面もあったことでしょうが、やはりその実力は一頭抜きん出ている印象です。

 結局2位に甘んじた早稲田大学駅伝チームでしたが、見事な走りであったと思います。
 特に1~3区の4年生と2人の1年生の走りは、「個性豊か」であり、型にはめることなく個々のランナーの強みを伸ばして行くという、新しい早稲田の走りが展開されたと感じます。

 関東の各大学のチームは、もともと「箱根」に照準を絞った調整、20km以上を走りきるための練習、を行ってきていると思いますが、その過程で早稲田チームがこれだけの走りを披露することが出来たのですから、かなりの自信アップに繋がるものと思います。

 今大会の上位チームは、箱根でも十分に戦って行けるものと思いますが、やはり青山学院大チームの力が、今シーズンは相当上位にあることを改めて感じさせられた大会でした。
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