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HOME   »   柔道・剣道  »  [剣道・全日本選手権2016] 勝見洋介五段 初優勝!
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 今年も、11月3日午後4時にはテレビの前に居ました。
 NHKの番組「全日本剣道選手権大会」を観ていたのです。
 おそらく20年以上欠かさずの、文化の日のテレビ観戦だと思います。

 放送は準決勝からです。

[準決勝・第一試合]
 地白允広五段と國友錬太朗五段の戦いとなりました。とても静かな試合という印象です。竹刀を振り、相手と打ち合う中で、相手の隙を見つけて打ち込むと言った試合では無く、互いに「一撃必殺」を淡々と狙うのです。

 両選手の動きが止まり、審判が正面に両選手を呼んで、試合を再開するシーンも有りました。他の競技で言えば「指導」が与えられたようなシーンかもしれません。

 試合は互角の様相から10分の試合時間を終えて、延長に入りました。
 そして、地白選手のメンに國友選手がドウで対応し、これが見事に決まりました。

[準決勝・第二試合]
 宮本敬太四段と勝見洋介五段の対戦となりました。第一試合程ではないものの、こちらも静かな立ち上がりでしたが、3分過ぎに宮本選手がメンを決めてから、一気に「動」の試合となりました。

 6分過ぎだったでしょうか、勝見選手がメンを返して1本ずつの同点となり、その直後のプレーが見事でした。
 宮本選手のツキが決まったかに見えた瞬間、勝見選手のメンが完璧に入りました。

 宮本選手のツキも強烈なもので、宮本選手の竹刀が大きく曲がる程のものでしたが、これは一本とはなりませんでした。
 真剣であれば、相手の首を切り裂いたかのように見えたツキでしたが、少し左に寄れたことか、あるいはやや「押し気味」であったために、一本とは認定されなかったのかもしれません。

 敗れたとはいえ、国士舘大学の宮本選手の戦い振り派素晴らしいものであったと感じます。その姿勢の良さ、軸のブレが少ない剣道は、今後の活躍が大いに期待されます。

[決勝]
 2014年大会の準優勝者・國友選手と2015年の準優勝者・勝見選手の対戦となった決勝も、やはり静かな戦いとなりました。

 両選手共に、ムダな動きが殆ど見られす、所謂「剣豪同士の果し合い」の雰囲気が漂いました。

 勝負は、思わぬ形で決まりました。勝見選手のコテが決まったのですが、この時國友選手はメンの動きに行っていた訳では無く、「構え」の形でコテを受けたのです。國友選手が動き出す前の、守備力十分な状況での一本に見えました。

 こうした状況で、全日本の決勝という剣道界最高レベルの試合で、コテが決まるのかと、少し不思議な感じがしましたが、試合後のインタビューで「体が浮いた瞬間」に決められたとの國友選手のコメントが披露されて、合点が行きました。

 私などの眼には「何も起きていない」ように観えた中で、國友選手の重心が浮き、そこを見逃さずに勝見選手が打ち込んだのです。真剣であれば、國友選手の右手手首から先が完全に切り取られていたような、短いが正確で強烈なコテでした。

 2016年の第64回全日本選手権は、「2本勝ち」の多い大会でした。
 準々決勝4試合すべてが2本勝ちというのは、珍しいことでしょう。準決勝でも2-1の試合がありました。
 つまり「1本を取る技術」が高かった大会と言って良いのでしょう。

 加えて、世代交代が一層明確になった大会とも言えるのでしょう。
 準決勝に進出した4選手は五段が3人と四段がひとり。「錬士」や「六段」の進出はありませんでした。

 こうした中で、30歳の勝見選手が優勝したのは、「経験とフィジカル・テクニックのベストマッチング」ということであろうと感じます。
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剣道全日本選手権2016・勝美洋介五段初優勝!  
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