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HOME   »   スキー  »  [スキージャンプ女子ワールドカップ2016~17] 「erivox」 「sport 2000」 とは?
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 リレハンメルで開催された、ワールドカップ第2戦でも高梨選手が優勝し、伊藤選手が2位に入りました。
 開幕2戦連続のワンツーフィニッシュです。日本女子ジャンプ陣が今シーズンとても良いスタートを切ったということになります。

 それにしても、スキージャンプ板メーカーが変わってきたという印象を、改めて受ける大会でした。

 かつてスキージャンプ板と言えば、「FISCHER」が「ATOMIC」「KNESSL」という感じでしたが、この大会では「erivox」「sport2000」「slatnar」「Lofiller(oの上に横棒)」といった名前がプリントされたスキー板を履いた選手が、多数見受けられました。

 世界の上位40名を対象として見れば、使用者数で最も多いのが「erivox」と「FISCHER」、続いて「sport2000」、次に「slatnar」、次に「Lofiller」という感じでしょうか。
 上位10名の試技に入るとFISCHERの使用者比率が上がる感じですが、優勝者の高梨沙羅選手はslatnarでしたので、必ずしも有力選手がFISCHERを履いているわけでもありません。

 それぞれのメーカーが、何処の国に存在し、どのような歴史を持っているのかは、ここでは調べません。私が知らなかっただけで、歴史と伝統を有するメーカーも有るかもしれませんし、ATOMICの後継メーカーもあるのかもしれません。
 スキー板メーカーに関する情報も、追々出て来ることでしょうから。

 少し不思議なのは、決して競技者数が多いとは思えないスキージャンプにおいて、新しいと思われる複数のメーカーが参入しているように見えることです。新規参入するには、難しいマーケットの様に感じられるのですが、ひょっとするとスキージャンプ人口が増えているのかもしれません。

 ワールドカップ戦のような世界トップクラスの大会に出るプレーヤーの道具については、各メーカーが全面的なバックアップを行っているケースが多く、その資金負担は相当大きなものだと思います。
 各ジャンパーが、試技終了後、スキー板を直ぐに外して立て、スキー板メーカーの名前をテレビカメラに明示している動きを観ても、全面的バックアップに対する広告行為であることは、明らかです。
 各メーカーは、ここで投じた資金を、一般ユーザー向けのスキー板販売で取り返し、さらに利益を出して行かなければならない訳で、相当数の販売が見込めなければ、この業界に参入できない筈です。

 FISCHERと並んで使用者数が多かったerivoxは、アメリカのサラ・ヘンドリクソン選手も履いていました。膝の怪我から復帰した今シーズンのヘンドリクソン選手ですが、この大会の1本目ではかつてのジャンプを髣髴とさせる素晴らしいプレーを披露していました。
 徐々に調子を戻してくると思われますので、「二人のサラ」と呼ばれた高梨選手にとって、今シーズンそして次のオリンピックに向かって、強力なライバルであることは間違いないでしょう。

 Sport2000はフランス勢が多く履いていたように観えました。モラ選手を始めとするフランス勢も急速に力を付けてきていますので、今後の活躍が楽しみです。

 そして、伝統の黄色い板・FISCHERはオーストリア勢が履いていました。イラシコ・シュトルツ選手やザイフリースベルガ―選手は、この大会でも日本勢に次ぐ上位の成績を収めていました。
 日本勢の当面のライバルとなることは、間違いありません。

 ちなみに、2戦連続2位の伊藤選手もFISCHERでした。

 高梨選手が履いていたslatnarは「白と青」の配色でした。
 今季の高梨選手はこの板で勝負することになるのでしょうか。

 その高梨選手の、第1戦・第2戦のジャンプは、極めて「完成度の高いもの」でした。
 微動だにしないアプローチから、静かで滑らかなサッツ、あっという間に飛行姿勢に入って、そこからは殆ど動かず飛行を続け、テレマーク姿勢で着地・・・。
 1本目は、少し慎重なジャンプで上位を確保し、2本目で本領を発揮するというパターンで、第1戦では270点、第2戦では268点をマークしての圧勝というのですから、「完璧」と言う言葉が当て嵌まりそうです。

 シーズン初めから、こんなに完璧なプレーを披露して良いのかと、素人の心配をしてしまいます。

 更なる高みを目指す高梨選手のこれからの活躍がとても楽しみです。
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高梨沙羅選手・W杯2016~17開幕2連勝  
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