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HOME   »   MLB  »  [MLB] 日本人先発投手受難の日
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日本時間9月9日日曜日、MLBの日本人先発投手、ダルビッシュ・岩隈・松坂の3人が登板しました。

 まずは、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ。タンパベイ・レイズ戦に先発。8回を96球、2被安打、2失点、8奪三振、2与四球と好投しましたが、2-2の同点のまま降板。テキサスは延長戦の末勝利を収めましたが、ダルビッシュには勝敗はつきませんでした。
 好投が自身の勝ちには結びつきませんでしたが、これは致し方ないこと。5失点しても、味方打線の爆発で自身の勝ち星につながることもあるのですから。
 ただし、反省もあるでしょう。2安打しか打たれていないのに2失点。2つの与四球がいずれも失点に結びついてことが、とても残念でした。
 一方で良い点も。8回2失点は立派なクオリティスタート。これで、3試合連続のQSで安定感が増しています。加えて、8回を96球。少ない球数で打ち取っていく形は、今後のプレーオフに向けても良い投球術を身に着けてきています。

 また、ストレートの球威も素晴らしいものでした。1回裏のタンパベイ2番のアブトン、3番のゾブリストを連続三球三振に切って取った投球は圧巻。アウトローのストライクゾーンに投げ込んだフォーシームは、低めに投げながらもホップしているように見えるほどの威力。元ボストン・レッドソックスのジョシュ・ベケットが好調な時の投球のような迫力がありました。
 ピンチの時の精神面に一層磨きをかけることで、MLBの超一流投手への道が開けていくように思います。

 続いて、シアトル・マリナーズの岩隈。対オークランド・アスレチックス戦。3回1/3・77球・5失点で降板。今日の岩隈は、最初からボールが高めに浮いた上に、球威もありませんでした。体調が悪かったか、このところローテーションを守ってきたので疲れが出たのかもしれません。

 残念なのは、3回1/3で降板したこと。5失点は、MLBの先発投手なら珍しいことではありません。今シーズンも7失点しても交替させてもらえない、というか降板しないスターターが何人もいました。ですから、岩隈投手も、5失点以上してもよいから、少なくとも5回までは投げたかったところです。
 不調は、どんな選手にもあります。次回の登板に期待します。

 最後は、ボストン・レッドソックスの松坂。対トロント・ブルージェイズ戦。1回1/3、5失点で降板。これは厳しい投球内容でした。先ほども述べましたが、MLBの先発投手は、たとえ1回5失点でも、それだけで交替させられることはありません。それでも松坂が降板したのは、ボストンのボビー・バレンタイン監督が「持たない」と判断したからでしょう。

 四死球やエラーを交え、不運なヒットが続いて大量点を取られた場合などは「立ち直る可能性がある」として、先発投手は続投させられます。ブルペンの投手の人数が限られていて、連戦が続くMLBでは、先発投手は1イニングでも長く投げてもらいたいのです。
 そうした環境の下でも松坂が1回ちょっとで交替したのは、ボビーに「キッチリ打たれている。球威もコントロールも良くない。このままでは何点取られるかわからない。」と判断されたからだと思います。
 ボストンは先日、高給のベテラン選手を纏めて放出し、若手を取り、新チーム造りに着手しました。松坂は、そのチームに残れるか否かを賭けた登板が続いています。これで2試合連続のノックアウト。残されたチャンスは多くないと思います。

 今日のテキサスvsタンパベイ、延長に入りタンパベイのマウンドはカイル・ファーンズワース。95マイルを超えるストレートとキレの良い変化球で、シカゴ・カブスを皮切りにメジャー8球団を経験している14年目36歳の投手です。ヤンキース時代に松井秀樹の同僚として、TVでよく観ました。勝ちゲームの中継ぎ投手として、素晴らしい球を投げる、という感じなのですが、肝心なところで失点するイメージもありました。本日のゲームも決勝点をテキサスに献上。ジャーニーマンとして、いくつもの球団を渡り歩くものの、依然としてMLBレベルをクリアしているファーズワース。ある意味では、メジャーの投手らしい投手と言えるのかもしれません。
 
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