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 箱根駅伝2017における、神奈川大チームと法政大チームの活躍は見事でした。
 神奈川大は総合5位、法政大は総合8位で、次大会のシード権を獲得したのです。

 昨年の予選会5位で本戦出場を果たした神奈川大と同4位で箱根路に挑んだ法政大は、2017年のレースをとても盛り上げていただいたと思います。

 正直に言って、予選会の成績や過去10年の実績を考慮すれば、両チームがこれ程の活躍を見せるとは思いませんでした。

 第1区を6位でスタートした神奈川大は、第2区の鈴木健吾選手の快走によりトップに躍り出ました。そして往路を終えて第6位に付けたのです。
 2区から5区にかけて順位を落としたこと、往路7位から16位までの各チームの差は小さく、「大混戦」の様相を呈していましたから、神奈川大チームがこのまま10位以内・シード権を確保できるかどうかは分からないところでした。
 このところの実績を踏まえれば「シード権獲得は困難」と観る方が一般的だったのかもしれません。

 ところが復路に入っても、神奈川大チームの勢いは止まりませんでした。というより、勢いが増したのです。
 山下りの第6区で順位を5位に上げると、第7区から9区までの3区間は4位で走りました。最終10区で順位をひとつ落としましたけれども、その「安定感十分」のレース振りは、このところ苦戦続きだった神奈川大チームの「復活」を印象付けるものであったと思います。

 2016年シーズンにおいて「神奈川大学チームに何があったのか」といったところでしょう。

 一方の法政大学チームの「粘り強い走り」も印象的でした。
 第1区を9位でスタートした法政大は、第2区で13位まで順位を落としました。10位前後のチームには差が無く、追い上げは十分可能な状況であったとはいえ、このところの法政大チームの状況を考慮すれば、このままずるずると後退する恐れもあったのです。

 ところが法政大チームは、第3区で順位を11位に上げると、第4区では8位、山登りの第5区では12位に後退しましたけれども、同8位の上武大学チームとは1分余の僅差と、大きなタイム差の無いポジションを確保して復路に望みをつないだのです。

 法政大チームは復路でも、本当に「粘り強い戦い」を展開しました。
 特に第6区の1年生・佐藤敏也選手の走りは秀逸でした。58分52秒という区間2位の走りを披露してくれたのです。新しい「山下りのスペシャリスト」の誕生を感じさせるものでした。
 この快走で法政大チームは順位を一気に8位に上げました。
 そしてこの順位を維持し続けたのです。

 箱根駅伝2017の特徴として、第5位から第11位のチームの間で「熾烈な順位争い」が繰り広げられたことが上げられます。
 この熾烈な争いの中で法政大は、6区・7区・8区と8位を堅持し、9区では6位に上げ、10区でも8位を守ったのです。

 ひとつひとつの区間では、順位交替を頻繁に繰り返していながら、結果としては「8位」というポジションを維持した法政大チームの走りには「不思議な安定感」がありました。
 おそらく、チーム内での作戦が徹底されていたのでしょうし、コンディショニングも成功していたのでしょう。
 見事な「レースマネジメント」でした。

 予選会から勝ち上がった神奈川大学チームと法政大学チームの活躍は、「かつての名門チームの復活」という側面も有ります。
 1997年・98年大会を連覇した神奈川大チームとしては、再び「地元のコース」でのレースにおけるシード権を獲得したことになりますし、これまで「77回」という歴代4位(中央大、日本大、早稲田大に続く)の出場回数を誇る法政大学チームとしては、「箱根の常連」としての矜持が有ります。

 鈴木健吾選手や佐藤敏也選手の走りを始めとして、2018年大会における両チームの活躍が、今からとても楽しみです。
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