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HOME   »   ラグビー  »  [大学選手権2017・決勝] 帝京大学チーム 激戦を制して8連覇!
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 素晴らしい試合でした。

 両チームが持ち味を発揮しての「互角の試合」でしたが、試合運びの上手さで帝京大チームが勝ったと思います。

[1月9日・決勝 秩父宮ラグビー場]
帝京大学33-26東海大学

① フォワード戦は東海大チームが優位

 試合開始早々、東海大が帝京ゴール前に攻め込み、自慢のフォワードが威力を発揮して、スクラムトライを含む2トライ・2ゴールを挙げて14-0とリードしました。

 「帝京大の厚い壁」を破ろうとする東海大の気迫溢れる時間帯でした。

② 帝京大チームのランニングラグビーとエリアマネジメント

 0-14とリードを許した帝京大でしたが、次第にフォワード・バックス一体となったランニングラグビーと、松田選手を中心とした巧みなキックにより、エリアマネジメントで優位に立ちました。

 「ランニングラグビーの多彩さ」で勝る帝京大が、東海大陣で試合を進める時間が増え、帝京大のチャンスが多くなりました。

 そして、インゴールへのキックからのトライを含めて2トライ・2ゴールを挙げて14-14、
試合は同点となって、前半を終えました。

 まさに「互角」という印象でした。

③ 後半20分過ぎからの10分間の攻防

 後半に入り、両チームとも1トライずつを挙げて19-19。
 後半20分を過ぎても、19-19の同点のままでした。

 疲労からか、東海大チームのタックルが少し甘くなり、帝京のプレーヤーが一発のタックルでは倒れなくなってきた時間帯に、帝京の試合運びの上手さが目立ちました。
 
 後半22分、東海ゴール前の帝京の攻撃、東海の懸命の防戦が続きましたが、マッカラン選手が絶妙の突破を魅せて、吉田選手がトライ。
 難しい角度からのコンバージョンキックを松田選手がしっかりと決めて、帝京が26-19とリードしたのです。
 勝敗という面からは、松田選手のゴールの効果が大きいと感じました。

 続いて後半29分、再びインゴールへのキックから帝京大チームがトライを挙げ、再び難しいゴールキックを松田選手が決めて、帝京は33-19とリードを広げました。

 後半20分から30分までの10分間の攻防において、帝京は東海に勝りました。
 「勝負どころ」での強さ、戦術面・心理面での強さは、7連覇の伝統から生まれているものかもしれません。

 しかしこの後、東海大チームは諦めることなく良く反撃しました。
 ようやく展開ラグビーを披露して帝京ゴール前に迫り、この試合2本目のスクラムトライを挙げたのは、後半34分でした。ゴールキックも決まって26-33。

 残り5分からは、東海が帝京ゴールに再三迫りましたが、帝京も懸命にこれを凌いでいる間に「ホーン」が鳴りました。
 ホーン後2分近くに渡って東海大チームは攻め続けましたが、最期はボールが帝京ゴール内にこぼれ出て、これを帝京プレーヤーが蹴り出してノーサイド。
 帝京大学チームの優勝が決まりました。

 東海大学チームもよく戦いました。
 大学ラグビー界最強のフォワードの力を存分に発揮してくれたと思います。
 時折魅せていただいた「強烈なタックル」も見事でしたし、ターンオーバーを創り出すプレーも、よく鍛えられている印象でした。

 一方で、帝京大学チームの試合運びの上手さは、やはり一枚上手というところでしょうか。
 自陣ゴール前のラックサイドを突破しようとする相手チームのプレーヤーに対する「低く鋭いタックル」が徹底されていました。スクラムで圧倒的優位に立つ東海大フォワードは、ラックサイドも突破できると考えて突進を続けましたが、腰の位置が一段低いタックルに遭遇して、前進できない、あるいは後退を強いられることが多かったと思います。

 また、東海大のバックス展開の際の帝京大守備陣の「上りの速さ」も際立ちました。オフサイドギリギリのタイミングでの上りです。伝統のノウハウという観もあります。
 日本一を争っていた頃の明治大学チームの上りを髣髴とさせるスピードであったと感じます。

 帝京大チームの攻撃面では、松田選手とマッカラン選手の「強さと速さ」そして「ポジショニングの上手さ」が際立っていたと思います。
 ほぼ互角の試合でしたが、もし帝京が東海に明確に勝っていたポイントを上げるとすれば、この2人のプレーヤーの力でしょう。

 前夜からの雨の影響もあってか、秩父宮の芝生は柔らかく、両フィフティーンは泥だらけでプレーを続けました。

 かつての国立競技場、冬になると枯れてしまう芝のグラウンドで行われていた決勝戦を思い出させる「激戦」であったと思います。

 素晴らしい試合でした。
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