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HOME   »   スケート  »  [フィギュアスケート] 四大陸選手権大会 浅田真央選手の貫録
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 2013年のフィギュアスケート四大陸選手権大会・女子は、日本の大阪市中央体育館を会場に、2月9日にショートプログラム、翌10日にフリースケーティングが行われました。

 結果は、浅田真央選手が205.45点で優勝、鈴木明子選手が190.08点で2位、村上佳菜子選手が181.03点で3位となり、日本の3選手が表彰台を独占しました。

 正直に言えば、四大陸選手権大会は、世界選手権に出られない選手が出場する場合が多く、例年あまり注目されないのです。実際に今大会も、他国は、世界選手権代表ではない選手が多かったように思いますが、我らが日本代表選手は、3月に迫ったソチの世界選手権に向けて、最強の布陣で臨みました。従って、今大会に付いては、成績よりも各選手のプレーの内容に注目することとなりました。

 村上佳菜子選手は、18歳になった現在「大人のスケーター」への変身中です。その過程としては、良い演技でした。ダブルアクセルの失敗など、小さなミスはありましたが、良く纏めたと思います。この調子で、演技全体のスピードを上げて行けば、総合であと10点のプラスは期待できるでしょう。

 鈴木明子選手についてはビックリしました。先日の日本選手権大会から調子が下降線をたどっていて、国体の演技などは、とても世界選手権代表とは思えない程、酷いものでしたから、復調は難しいであろうと思っていたのです。スケートが出来る状態まで復調してきているかどうかを注目していたのです。成績は二の次でした。

 ところが、ショートプログラムで見事な演技、そしてフリーでも、良い演技を見せてくれました。特に、そのスピードは素晴らしいもので、演目と演目を繋ぐスケーティングの速さは、出場選手中NO.1でした。
 改めて、このレベルの選手のコンディショニングは凄いものだと思いました。どん底の状態から、ここまで上げて来るのですから。190点越えは自己新記録でしたが、ジャンプのミスもありましたから、世界選手権に向けてピークに持っていければ、もっと良い演技が出来ると思います。
 鈴木選手の27歳になっての成長振りには、絶賛の大拍手を送りたいと思います。

 浅田真央選手については、200点越えという成績も素晴らしいものでしたが、何と言っても演技全体に漂う雰囲気が何ともいえず良いものでした。沢山の技を連続して演じて行くにもかかわらず、全体として悠然とした力強ささえ感じさせる演技でした。
 その動きには、何か凄味のようなものも感じましたし、22歳になり本当に良いスケーターに成長したと感じました。もともと雰囲気のある選手で、それが圧倒的な人気の源であると思いますが、この大会の浅田真央は、ついに貫録まで身に付けましたように思います。真のトッププレーヤーになったのでしょう。

 3月13日から始まるソチの世界選手権では、キムヨナ選手との再戦になります。キムヨナ選手の強みは、3回転+3回転の際のジャンプ後のスケートの伸びです。相当に飛距離が出る連続ジャンプですから、加点が大きい完成度が高い演技なのです。あのスケーティングのスピードの高さと、伸びの良いジャンプはキムヨナ独特のものですし、現在の女子選手の中では世界最高の連続ジャンプですから、ここで得点を稼ぐことになります。

 一方の浅田選手は、今回3回転+3回転を成功させました。久しぶりの成功でした。スケートの伸びは、キムヨナ選手には及びませんが、3回転+3回転の基礎点は確保できます。これに、トリプルアクセルの得点を加えて対抗していくことになります。

 トリプルアクセルについては、ショートプログラムの時には完璧、フリーではややバランスを崩しましたが、回転不足ではなかったと観ましたので、基礎点は十分に得られたと思います。つまり、完成度が相当に上がってきている感じなのです。

 最近のキムヨナ選手の演技は観ていませんが、十分に勝負になると思います。あのスピード十分のキムヨナ選手の演技と、全体のバランスの良さを誇る浅田真央選手の対決は、とても楽しみです。

 四大陸選手権大会・フィギュアスケート女子の表彰式、会場に3つの日の丸が掲げられました。そして、日本3選手の笑顔が画面に映し出されました。3人がそれぞれの段に並んでの写真撮影が済んだところで、左側2位の鈴木選手と、右側3位の村上選手が、同時に真ん中の浅田選手の方を向いて「上がっても良いか」と確認したように観えました。浅田選手は笑顔で了解し、3選手が一番高い段に揃いました。

 真ん中の浅田真央選手には、エースとしての堂々たる、そして明るく優しいオーラが一杯でした。

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