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HOME   »   野球・ベースボール全般  »  [WBC2017・決勝] アメリカ代表チームが優勝!
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[3月22日・決勝・ドジャースタジアム]
アメリカ8-0プエルトリコ

 「ベースボール発祥の国」アメリカの代表チームが、2017年、第4回のワールド・ベースボール・クラシック大会を制しました。
 初優勝です。

 接戦が予想された決勝でしたが、アメリカの完勝でした。

 3回表、キンズラー選手の2ランホームランで先制したアメリカは、5回にイエリッチ選手のタイムリーヒットなどで2点を追加、7回には2死満塁からクロフォード選手のタイムリーなどで3点、8回にもマカッチェン選手のタイムリーヒットで1点を加えて、先制・中押し・ダメ押しと順調に得点を重ねました。

 投げては、先発のストローマン投手が6イニングを73球、被安打1、奪三振3、与四球1、失点0の好投、続くブルペン陣、ダイソン投手、ニシェク投手、ロバートソン投手もキッチリと締めて、プエルトリコの強力打線を僅か3安打に封じました。

 投打が噛み合っての快勝でした。

 決勝ラウンドの日本代表およびプエルトリコ代表とのゲームで際立っていたのは「投手力」でしょう。
 準決勝と決勝の2試合で与えた得点は1点だけというのですから素晴らしい。

 アメリカチーム初優勝の原動力は投手陣の頑張りであり、相手チームの打線の特徴を良く把握して、最善の投手起用・リレーを展開したところに、リーランド監督をはじめとするアメリカチームのベンチの采配が光っていました。

 実際のところ、私が今大会で最も印象に残ったのは、アメリカチームのベンチワークでした。大袈裟に言えば「ベンチワークにベースボールの歴史の深さが生きていた」というところでしょう。

 アメリカ代表の決勝戦の先発メンバーを観てみましょう。

 「栄光の10人」です。

 1番は、イアン・キンズラー選手。2塁手。
 テキサス・レンジャーズのプレーヤーという印象が強いプレーヤーですが、現在はデトロイト・タイガース所属。2016年シーズンでは153試合に出場しているタイガースの中心選手です。2塁手にしてパワフルな打撃を持ち味にしており、決勝での2ランもキンズラー選手らしい打撃でしょう。

 2番は、アダム・ジョーンズ選手。中堅手。
 ボルチモア・オリオールズ所属。2016年は152試合に出場。通算225本塁打を誇る強打者です。

 3番は、クリスチャン・イエリッチ選手。左翼手。
 マイアミ・マーリンズ所属。イチロー選手の同僚として知られています。2016年シーズンは155試合に出場して172安打、21本塁打、OPS.859とバランスの良いプレーヤーです。

 4番は、ノーラン・アレナド選手。3塁手。
 コロラド・ロッキーズ所属。2016年は160試合に出場して182安打、41本塁打と強打者振りを発揮しました。

 5番は、エリック・ホスマー選手。1塁手。
 カンザスシティ・ロイヤルズ所属。2016年は158試合に出場して25本塁打。パワフルで広角に打ち分ける打撃が特徴でしょう。

 6番は、アンドリュー・マカッチャン選手。右翼手。
 ピッツバーグ・パイレーツ所属。2016年は153試合に出場し、やや成績を落としたものの、6年連続20本塁打以上の記録は継続中です。

 7番は、ブランドン・クロフォード選手。遊撃手。
 サンフランシスコ・ジャイアンツ所属。MLB屈指の遊撃手として、2016年は155試合に出場し、僅かに11失策、守備率.983を誇る名手です。

 8番は、ジャンカルロ・スタントン選手。DH。
 マイアミ・マーリンズ所属。MLB屈指の長距離打者であり、現役の中では飛距離はNO.1とする見方も多いプレーヤー。2014年は本塁打王に輝きました。

 9番は、ジョナサン・ルクロイ選手。捕手。
 テキサス・レンジャーズ所属。2016年は142試合に出場し(捕手としてはとても多い)、24本塁打と、強打の捕手として鳴らしています。

 投手は、マーカス・ストローマン選手。
 身長173cmとMLBの投手としては小柄ですが、スリークォーターからのツーシーム、フーォーシーム、カットボール、スライダー、カーブは、いずれも威力十分であり、相手打者に的を絞らせない投球が身上。
 プエルトリコとの決勝では持ち味を発揮してMVPを獲得しました。

 今回のアメリカチームは、スーパースターと言うよりは、「脂の乗り切ったプレーヤー」、シーズン150試合以上に出場している実戦経験豊かな選手を並べた感があります。(スター選手にWBC出場辞退が続いたこともあるのでしょうが)

 とても安定したプレーを身上としているチームによって構成された、とても安定した力を発揮できるチームだったのでしょう。

 投手についても、日本戦、プエルトリコ戦と、対戦相手を研究の上で先発投手を決めている感があり、加えて、例えば決勝でストローマン投手が不調であっても、直ぐに2番手を投入できる体制を敷くなど、2重3重構造の投手起用が印象的でした。

 さすがは、ジム・リーランド監督といったところでしょう。
 両リーグで、通算3度の最優秀監督賞を受賞している「老練な采配」がアメリカ代表チームに初優勝を齎したのです。

 ベースボール発祥の国として、WBCの優勝はある意味では必要なことであったかもしれません。

 WBC大会はアメリカ無しでは、MLBのプレーヤー無しでは、成り立たない大会でもありますから、今回のアメリカチームの優勝は、WBCの将来、WBCの繁栄のためには良いことだったと考えたいと思います。

 もちろん、侍ジャパンが準決勝で敗退したのは、とてもとても残念なことではありますけれども・・・。
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