HOME   »   駅伝・マラソン  »  東京オリンピック2020のマラソン代表選考に新方式導入?
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 日本陸上競技連盟が新方式の導入を検討していると、3月29日に報じられました。

① 男女ともに2名は陸連が設定する「選考レース」(1発勝負)の上位2名とする。
② 残る1名は、2019年秋から2020年春までの国内指定大会で、陸連の指定する設定記録を突破したランナーの中で、最高タイムを出した選手とする。

 という方式のようです。

 従来の方式と比べて、極めてクリアで、恣意性が入り難い方式となっていますので、とても良いことだと思います。

 2020年大会に限らず、近時の夏のオリンピック大会においては、「暑さに強いこと」が好勝負を繰り広げる上では不可欠な条件ですので、陸連の指定レースも本番に近い環境、気温30℃前後の高温多湿下のレースとなるのでしょう。

 新方式の良いところは
① 「勝負強さ」が測れるところ

 オリンピックのレースは、当然ながら一発勝負ですので、1度の選考レースの上位2名を選定するというのは、とても良いことでしょう。

 「肝心なレース」に対するコンディション調整力、重圧を跳ね返す強い精神力、といった「勝つために不可欠な要素・才能」を図るには、「一発勝負選考」が極めて有効であることは、アメリカの陸上競技代表選考会や、日本の水泳の代表選考を見ても、明らかです。

 たまたま調子が悪かったなどという言い訳は、通用しないのです。
 厳しい方式ですが、平等・公平な条件下で競い合うのは、全体のレベルアップにも結び付くものと思います。

② 基本的な能力の高さも考慮されていること

 「最高タイム基準」は、マラソンに対する地力を評価するものでしょう。

 前述の「選考レース」における上位3名を代表にするという方式との比較となりますが、これは一長一短というところで、こうした「物差し」を加えるという、陸連のチャレンジを見てみたいとも思います。

③ ファン・国民への分かり易さ

 これまで、何かと物議を呼ぶことが多かった「マラソン代表選考の過程・結果」ですが(近時、成績が振るわなかったことも、物議の要因のひとつでしょう)、相当にクリアになりました。

 「オープン&フェア」というのが、全ての物事に対する時代の要請であり、マラソン選考にもその波が及んだということでしょうか。

 とはいえ、この方式も「細部のツメ」が残っています。

A. 選考レースの上位2名の中に、最高タイム保持者が入っていた時の、残り1名の選出方法
B. 陸連の設定記録を突破した選手が一人もいなかった時の、残り1名の選出方法
C. 「補欠選手」の選出方法

 などが、直ぐに思い浮かびますが、詳細に観れば他にも詰めなければならない点が、いくつもある筈です。

 日本陸上競技連盟におかれては、一層検討を深めていただきたいと思います。

 2020年オリンピック東京大会が近付いています。

 もし、2020年大会の気象条件に近い時期に選考レースをやるとすれば、2019年の7~8月ということになりますので、あと2年と少ししかありません。

 選手にとって、残されている時間が少ないということは、関係者にとっても少ない、当然ながら事前に行わなければならない代表選考という面では、「より少ない」のです。

 時間が無いのです。
関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
月曜日の朝
NEW Topics
[世界陸上2017] 見所満載だった男子200m
[夏の甲子園2017] 秀岳館VS広陵 好ゲームに現れた甲子園大会の昔と今
[世界陸上2017] ダフネ・シパーズ選手 女子200m連覇!
[全米プロ2017] これを経験したからといって克服できるものでは無いと思う・・・。
[伝説のプレーヤー・2] イタリア黄金時代の最強FW ジュゼッペ・メアッツア
[世界陸上2017] 男子4×100mリレー 日本チーム 銅メダル!
[夏の甲子園2017] ホームランの多い大会
[世界陸上2017・男子400mH] カールステン・ワーホルム選手 よもやの?優勝
[世界陸上2017] 連日の6万大観衆!
[世界陸上2017] 男子400メートルにおけるアメリカの衰退?
[世界陸上2017] 500m~600mの加速 ボス選手が優勝
[世界陸上2017] 次の大ジャンプへの助走となった大会か
[伝説のプレーヤー・1] 「元帥」と呼ばれた ホセ・ナサシ
[PGA2017] 強い時の松山英樹は、尋常ではない。
[世界陸上2017] 走り切った ウサイン・ボルト選手
[夏の甲子園2017] 活躍が期待される10校
[夏の甲子園2017] 東京・横浜・大阪・名古屋の代表決まる。
[ボクシング2017] 「比類無き」チャンピオン 内山高志の引退
[夏の甲子園2017] 明徳義塾 8年連続出場!
[MLB2017] ダルビッシュ有投手 ロサンゼルス・ドジャーズへ移籍
2020年のインターハイが中止?
[夏の甲子園2017] 新監督就任後わずか4ヵ月で甲子園出場へ
[日本プロ野球2017] 金田正一投手や堀内恒夫投手は遠くなりにけり。
NPBヤクルト・スワローズ「10点差」大逆転! MLBの記録は?
[夏の甲子園2017] 作新学院 7年連続出場
[フェンシング世界選手権2017] 男子フルーレで2つのメダル
[世界水泳2017] 大橋悠依選手 200m個人メドレー 銀メダル!
[大相撲2017・7月場所] 横綱・白鵬の1,050勝と横綱・日馬富士の701勝
[全英オープン2017] 最終日のスタートホール・第1打
[夏の甲子園2017] 聖光学院 11年連続出場!
[MLB2017] ドジャーズ 34試合で30勝!
[日本プロ野球2017] 頑張れ! ヤクルト・スワローズ
[リーガエスパニョーラ2017~18] 柴崎岳選手 ヘタフェCFに移籍
ベルガードファクトリージャパンの防具
[世界水泳2017・シンクロ] ロシアチームを中心とした戦い
[大相撲2017・7月場所] 中日を終えて
[NPBオールスター2017] 二木康太投手と黒木優太投手
[大相撲2017・7月場所] 横綱・大関の休場相次ぐ
[MLBオールスター2017] 投手力が上回った試合
メジャーリーグでも「飛び過ぎる」ボール?
「選手不稼働対応保険」
[MLB2017] クレイトン・カーショー投手 99球・13奪三振の完投勝利で早くも14勝目!
岩瀬仁紀投手と上原浩治投手
[MLB2017] イチロー選手 3054安打!
[日本プロ野球2017] 横浜DeNAベイスターズ のチーム力向上
[コンフェデ杯2017] 強さを示したオーストラリアチーム
[陸上日本選手権2017] 男子400mと400mハードル
[大相撲2017・7月場所] 活躍が期待される10名の力士
[コンフェデ杯2017] ドイツチーム「守り切って」初優勝!
[陸上日本選手権2017] 「大接戦」 女子走り幅跳び
Entry TAG
2020年東京五輪マラソン代表選考に新方式?  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031