FC2ブログ
HOME   »   サッカー  »  [UEFA-CL2016~17] レアル マドリード対決を制して決勝進出
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
[5月10日・準決勝第2試合・エスタディオ・ビセンテ・カルデロン]
レアル・マドリード1-2アトレティコ・マドリード(2試合通算4-2)

 ホームの第1試合を3-0で快勝していたレアルが、アウェイゲームを1-2で落としたものの、2ゲーム通算4-2で勝利して、決勝進出を決めました。

 第1試合のリードからか、この試合のレアルの立ち上がりは、慎重というか動きの悪いものでした。守備的に入ったというところなのでしょう。

 一方のアトレティコは、大量点を挙げない限り道が開きませんので、積極的な攻撃をつづけました。
 そして、前半12分にニゲス選手、同16分にグリーズマン選手が立て続けに得点して2-0とリードします。試合時間を残しての2得点に、エスタディオ・ビセンテ・カルデロンの観客も大興奮、大声援を送り続けました。

 決勝進出への戦いの中で、この試合の「3点目」が帰趨を分けることは明らかでしたから、アトレティコは必死に攻め、レアルは必死に守るとともに、アトレティコのやや乱暴にさえ見える守備を打ち破っての得点を狙うゲームとなったのです。
 見応え十分の応酬でした。

 そして前半42分、左サイドからベンゼマ選手が持ち込みます。これに対してアトレティコのディフェンダーDFは3人がかりでガード。いかに突破力十分のベンゼマ選手と言えども、このレベルのDF3人を相手にしては苦しいところでしょうから、パスを出すかと思われた瞬間、ゴールラインぎりぎりにボールを蹴り、一気に3人のDFを抜き去って、マイナス角度のパス。

 このパスから狙い澄ましたシュートが放たれましたが、アトレティコのゴールキーパーGKオブラク選手も良く反応して弾きました。しかし、詰めていたイスコ選手がこれを押し込んだのです。
 レアルの厚みのある攻撃、波状攻撃が実りました。

 この1点で、レアルの決勝進出が決まったと感じました。

 レアル・マドリードは、近時のチャンピオンズリーグにおける強さを今季も示して、決勝進出を果たしました。

① 対戦相手はユベントス

 UEFA-CLの長い歴史の中で、レアルとユーベの対戦成績は8勝8敗2引分と全くの互角と報じられました。
 リーガエスパニョーラとセリエAという、常に世界のサッカー界を牽引してきた両リーグを代表する両チームは、CLの舞台でも好勝負を演じてきたのです。

 決勝での対戦は1997~98年大会以来です。
 1998年5月20日に、アムステルダムアレーナで行われた決勝でした。

 この時のユベントスには、GKアンジェロ・ベルッツイ選手、DFにパオロ・モンテーロ選手(ウルグアイ)、マルク・ユリアーノ選手、MFにアンジェロ・ディ・リービオ選手、ディディエ・デシャン選手(フランス)、エドガー・ダーヴィッツ選手(オランダ)を擁し、攻撃陣には、ジネディーヌ・ジダン選手(フランス)、フィリッポ・インザーギ選手、アレッサンドロ・デル・ピエロ選手といったプレーヤーが顔を揃えていたのです。
 
 誰が見ても「これは強い」と納得できるメンバーでしょう。
 この頃のユベントスは、1996~97年大会と1997~98年大会の2大会連続で決勝に進出していたのですから、「いつも強いユーベ」としても、ひとつの全盛期であったことは間違いないでしょう。(残念ながら、2年連続で準優勝でしたが)

 この「強いユベントス」を1998年5月20日に破ったレアル・マドリードのメンバーはというと・・・。
 GKはボド・イルクナー選手(ドイツ)、DFにマヌエル・サンチェス選手、フェルナンド・イエロ選手、ロベルト・カルロス選手(ブラジル)、MFにクラレンス・セードルフ選手(オランダ)、クリスティアン・カランブー選手(フランス)、攻撃陣は、フェルナンド・モリエンテス選手とブレトラグ・ミヤトビッチ選手(ユーゴスラビア)という布陣。
 こちらも素晴らしいメンバーが揃っていました。

 この1998年決勝のメンバーを見ると、「華やかさ」という点ではユベントスの方が上回っている印象です。
 「銀河系軍団」に成る前のレアル・マドリードは、勝負強い「重厚なチーム」といったところでしょうか。

 このゲームは、0-0の競り合いから、後半21分のミヤトビッチ選手のゴールでリードしたレアルが1-0で勝利、CL7度目の優勝を飾ったのです。

 いつの時代も、世界のトッププレーヤーが揃っている両チームの対決ですから、19年前も、今回も「豪華絢爛なメンバー」がピッチを飾るのです。
 ちなみに19年前の大会の得点王は、デル・ピエロ選手(10得点)でした。華麗かつ創造力豊かなプレー、文字通りの「ファンタジスタ」として、圧倒的な人気を誇ったデル・ピエロ選手の全盛期であったと思います。

 この「黄金カード」は、今回はどんなドラマを魅せてくれるのでしょうか。

② 4シーズンで3回目の優勝

 レアルは、2013~14年大会、2015~16年大会に優勝していますから、今大会を勝つと「直近の4シーズンで3回目」の優勝となります。

 もちろん、過去にはレアル自身の5連覇(1956年~60年)やアヤックスの3連覇(1971年~73年)、バイエルン・ミュンヘンの3連覇(1974年~76年)といった記録が在りますけれども、21世紀に入ってからは、ひとつのチームに覇権が集中する傾向は小さくなっていました。
 「偉大な記録」がかかっていると感じます。

③ バイエルン・ミュンヘンに勝った時のレアルは「強い」

 CLのクラシコと呼ばれる「レアル・マドリード対バイエルン・ミュンヘン」の対戦、そして、その大会でバイエルンに勝った時のレアルは一層強いという伝説、この伝説が再び試される試合ともなりました。

 ユベントスには「19年前の借りを返し、CLでレアルに勝ち越す」という大目標があり、レアル・マドリードには「バイエルンに勝った大会では負けられない」という自負と自信があるのです。

 6月3日、ラグビーの聖地、ウェールス・カーディフのミレニアム・スタジアムが今年の決勝の舞台となります。

 素晴らしいゲームとなることでしょう。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
素晴らしい「偶然」?
NEW Topics
[温故知新2020-女子テニス3] 「アイス・ドール」 クリス・エバート選手
[温故知新2020-男子テニス4] 黒人プレーヤーの先駆者 アーサー・アッシュ選手
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 鎌田大地選手 2試合連続ゴール
[競馬コラム269] オークス2020のデアリングタクトと日本ダービー2020のコントレイル
[温故知新2020-陸上競技4] 男子走り幅跳び オリンピック金メダリストの記録
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
Entry TAG
UEFA-CL2016~17・レアルマドリード決勝進出!  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930