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HOME   »   大相撲  »  [大相撲2017・5月場所] 高安関の大関昇進
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 5月場所を11勝4敗の好成績で終えた高安が、5月31日、大関に昇進しました。

 直近3場所で34勝を挙げた成績と、3場所共に11勝以上という安定感、そして横綱をも破るという強さ、が評価されての大関昇進でしょう。

 先輩の稀勢の里や琴奨菊が、直近3場所32勝で大関昇進を果たしていることと比較すれば、星勘定では問題の無い水準なのでしょうが、比較的慎重な見方が多かったのは、「稀勢の里との取組が無い」ことを考慮してのことかもしれません。

 いずれにしても、堂々たる相撲振りでの昇進に、大きな拍手を送ります。

 今場所というか、最近の高安の本場所での相撲、特に10日目までの強さは素晴らしいものがあります。テレビ放送の解説者の皆さんも「大関どころか、その上のレベル」といったコメントを残しています。
 強烈な立ち合いから、短時間で勝負を付ける取口は、確かに「強い」という印象です。

 一方で11日目以降の相撲には、毎場所やや精彩がありません。
 ここが不思議なところです。

 5月場所も、13日目に横綱・日馬富士を破って11勝目を挙げた後、14日目・正代、千秋楽・照ノ富士と連敗しました。

 終盤に星が上がらないというのが、現在の高安の弱点とも言えそうです。

① 終盤の対戦相手は強い。

 関脇・高安の終盤戦の対戦相手は、横綱や大関であることが多いので、前半戦や中盤戦とは相手が違うというのは間違いないところでしょうが、一方で前半戦や中盤戦でも横綱・大関と当たり、これに勝利していることも多いので、これだけが理由ではなさそうです。

② ほっとする。

 八角理事長のコメントにもあったように、目標を達成してホッとしてしまった、ということは考えられるのでしょうが、そうなると3月場所や1月場所の終盤の連敗の説明が付きません。

 1月場所も3月場所も、圧倒的な強さで10日目までを戦っていたのです。
 大関昇進を目指す過程では、11勝よりも12勝、12勝よりも13勝、そして関脇での優勝の方が、より確度が上がる筈です。

③ 「疲れ」

 特に、精神面の「疲れ」が要因なのではないでしょうか。
 私は、これが大きいと勝手に考えています。

 現時点の高安は、15日間を戦い切る「精神面の持続力」が不足しているのではないでしょうか。
 11日目以降に、心身の疲れが出るのでしょう。

 そうすると、その精神面の持続力が養われたとき、高安はとても強い力士、15戦全勝をいつも狙える力士になれることになります。

 これが、八角理事長の言う「伸びしろ」なのかもしれません。

 いずれにしても、かつての鳴門部屋(元横綱・隆の里が親方)、出稽古厳禁の鳴門部屋で、互いに切磋琢磨してきた、常に2人で稽古を積み重ねてきた、稀勢の里と高安が、横綱と大関になったのです。

 相撲協会の使者を迎えての伝達式において、横綱・稀勢の里は本当に嬉しそうでした。自らの横綱昇進の時より嬉しそうにも見えました。
 そういえば、稀勢の里の初優勝の時、優勝パレードで旗手を務めた高安は本当に嬉しそうでした。まるで自分のことの様にはしゃいでいたのが印象的でした。

 私には、「とても強い兄弟力士」のように見えます。
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大相撲2017年5月場所・高安関大関昇進  
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