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HOME   »   陸上競技  »  [陸上日本選手権2017] サニブラウン選手 200mも制して短距離2冠
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 6月25日に行われた、男子200m決勝レースは、サニブラウン・アブデルハキーム選手がスタートから飛び出し、直線でもスピードを落とすことなくゴールを駆け抜けました。
 「快勝」と呼んでよい内容のレースでした。

 ゴール直後に、サニブラウン選手が突然走るのを止めましたので、「故障発生か」と心配しましたが、これは「疲れ」のせいであったと分かり安心しました。

 伸び盛りの18歳といっても、さすがに3日間ぶっ通しの100m・200mの予選から決勝のレースは相当きついものであったということになります。
 ゴール後のサニブラウン選手は「疲労困憊」の体でした。

① 優勝タイム20秒32

 世界選手権参加標準記録20秒44をクリアしての、自己新記録での優勝でした。
 とても立派な記録です。

 一方で、前日の100m優勝タイム10秒05と比較すると、やや物足りないという感じもしました。20秒20を切ってきてくれるのでは、と(勝手に)予想していましたが、これは「疲労」のためなのでしょう。
 逆に言えば、「疲労困憊」の下では、素晴らしい記録なのです。
 世界選手権ロンドンでの走りが楽しみです。

② 200mも「5人の実力者」

 24日の100mでは、「5人の実力者」が注目されましたが、200mでも「5人の実力者」によるレースとなりました。

 3位となった飯島将太選手は、この種目の第一人者ですから、ゴール前までサニブラウン選手と激しい争いを繰り広げるものと思っていましたが、コーナリングの際に思ったほど(前のコースのサニブラウン選手を)詰められなかったことで固くなったのか、直線ではいつもの伸びが見られませんでした。
 「重戦車」タイプの飯島選手の実力は、こんなものでは無い筈ですから、巻き返しが期待されます。

 20秒47で2位となった藤光謙司選手は、「200mのスペシャリスト」らしい走りを魅せてくれました。4コーナーでサニブラウン選手に抜かれた時も、全く動じる様子は無く、直線ではサニブラウン選手と互角の走りをゴールまで継続しました。
 かつての日本選手権チャンピオンが、31歳になっても勝負師としての走りを披露してくれたのです。

 4着に入った原翔汰選手、8着になった高瀬彗選手も、日本選手権の男子200mの主役を張って来ているスプリンターです。

 100m種目同様に、200mも選手層が厚くなっていると感じます。

③ 日本選手権大会における短距離2冠の重み

 この大会におけるサニブラウン選手の様子、最終種目200mを走り切った様子を観るにつけ、「短距離2冠」の難しさを改めて感じます。

 2003年の末續慎吾選手以来14年ぶりの快挙となりました。
 2003年シーズンは、末續選手にとって最高の時期でした。パリで行われた世界選手権の200mで、見事に3位入賞を果たしたのです。オリンピック・世界選手権を通じて、個人短距離種目における日本人選手史上初のメダル獲得でした。

 ロンドン世界選手権2017における、サニブラウン選手の活躍に期待がかかる所以でもあります。

 200m優勝後のインタビューで、記録面について聞かれたサニブラウン選手は、「強い選手に引っ張られれば、記録は出ると思います」とコメントしました。
 何と頼もしいことでしょうか。
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