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HOME   »   日本プロ野球  »  [日本プロ野球2017] 金田正一投手や堀内恒夫投手は遠くなりにけり。
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 7月25日の「めっきり減った投手の本塁打・・・・」という題の記事です。

 2017年7月24日時点で、日本プロ野球に所属する全現役投手において、本塁打を打ったことが有るのは僅かに13名、2017年シーズンでは外国出身投手の3名しか本塁打を打っていないというのです。

 確かに、21世紀に入ってからは、投手の本塁打は減っているという印象はありました。

 もちろん、パリーグはDH制ですから投手の打撃機会が減っていることもあるのでしょうが、交流戦が開始されましたので、以前よりは打席に立つ機会が増えているということもできるのでしょう。

 こうした現象の底流には、分業の確立というか、「投手は投げるのが仕事」という意識が、各プレーヤーの中で徹底されてきているというところがあるのでしょう。
 これは「考え方」というか、「心持ち」の問題の様な気がします。

 あの二刀流の大谷翔平選手にしても、投手の時にはホームランは殆ど打っていないのではないかと思います。(DH制の影響が大きいことは言うまでもありませんが)

 思い起こせば、20世紀には「良く打つ大投手」が居ました。
 これは、二刀流では無く、「打撃の上手い投手」です。

 直ぐに思い浮かぶのは、金田正一投手と堀内恒夫投手でしょう。

 金田投手は日本プロ野球NPB唯一の通算400勝投手であり、堀内恒夫投手は通算203勝、読売ジャイアンツ全盛時のエースでもあります。
 どちらもNPBの歴史に燦然と輝く大投手です。

 金田投手は、投手のNPB史上最多本塁打を誇ります。36本です。
 金田投手は、この36本以外に代打で2本塁打を放っていますから、通算38本塁打ということになります。(そもそも、投手が時々「代打」で起用されること自体が、金田投手の打撃の良さを如実に示しています。ちなみに、金田投手は8度敬遠されているそうです)

 「NPB史上最年少本塁打記録は?」という問いの回答は、「1950年、金田投手の17歳と2ヵ月」です。
 信じられないような話です。そもそも、17歳と2ヵ月でプロ野球の試合に出場すること自体が、現在では(20世紀でもなかなか)有り得ないことなのかもしれません。
 この最年少本塁打記録は、今後も長く残るものでしょう。

 堀内投手の打撃も凄いのです。
 通算21本塁打ですが、印象的な試合が思い出されます。
 有名なのは、1967年10月10日の広島東洋カープとの試合。この試合に先発した堀内投手は、
① ノーヒットノーラン
② 3打席連続本塁打
 の2つの大記録を達成しています。
 投手としてノーヒットノーラン、打者として3打席連続ホームランというのですから、何だか「野球漫画のような話」というご指摘もありそうです。

 この試合の堀内投手の4打席目は、センター前ヒットでした。「4打席連続ホームランを狙っていた堀内投手は、とても悔しがった」と報じられていました。

 「投手による3打席連続本塁打」は、NPB史上唯一の記録です。
 当然ながら、野手であっても、そう多くのプレーヤーが実現しては居ない、とても高度な記録です。

 また、堀内投手は、1973年の日本シリーズ第3戦(10月30日、対南海ホークス)で2本塁打を放ち、勝ち投手になっています。
 日本シリーズにおける、「投手による1試合2本塁打」も、NPB史上唯一の記録です。

 金田投手もそうでしたが、堀内投手はより明確に「投球の調子が良い時には、打撃も好調」であったと記憶しています。
 「アスリートとして何でもできる」といった雰囲気でした。

 21世紀になってから、こうした「投げて打つスーパーマンのような投手」は随分少なくなりました。

 先発→中継ぎ→セットアップ→抑え、といった形で、投球自体が分業化されていく過程で、「投手がホームランを打つこと」も減っていったのでしょうか。

 20世紀において、「空き地での野球」が盛んだったころ、長じてプロ野球選手になるような子供(「野球小僧」とか呼ばれました)は、皆、まずは投手だったと思います。一番運動神経の良い子がピッチャー(打線では、大半が4番)だったのです。

 そして、中学校に進み、年齢が上がるにつれて、そのまま投手を続けるプレーヤー、野手に転ずるプレーヤーに分かれていったと思います。

 その頃には、「打撃の上手い投手」は珍しい存在では無かったのでしょう。

 21世紀の野球においては、リトルリーグのチームにおいて、幼いころからポジションが決められて、専門性の高い指導が行われているのでしょう。投手は投手として育成され、打撃練習を多く行うことは難しい場合もありそうです。

 時代の変化に沿って、野球も変わってきたということでしょうか。
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