FC2ブログ
HOME   »   陸上競技  »  [世界陸上2017] 走り切った ウサイン・ボルト選手
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
[8月5日・男子100m決勝]
1着 ジャスティン・ガトリン 9秒92
2着 クリスチャン・コールマン 9秒94
3着 ウサイン・ボルト 9秒95
4着 ヨハン・ブレーク 9秒99
5着 アケニ・シンビネ 10秒01
6着 ジミー・ビコ 10秒08

 大会前から「ラストラン」を公言していたウサイン・ボルト選手でしたが、優勝はできませんでした。

 スタートはコールマン選手が先行、これを隣のコースのボルト選手が追いかける展開でしたが、外コースのガトリン選手が70mを過ぎてから「スピードを維持」して順位を上げました。
 そして、コールマン、ボルトの両選手を捉えたところがゴールでした。

 12年振りの世界大会金メダルに輝いたガトリン選手ですが、後半のスピード維持という、自身にとっての「新しい技術」をものにしていたところが素晴らしい。
 ほんの僅かですが、後半の走りにおける前傾が深かった、その深い前傾をキープしながらストライドを保つ、というランニングであったように感じます。

 ボルト選手について観れば、今大会はコンディションが整わなかったというところでしょうか。
 予選・準決勝といまひとつスピードに乗り切れない走りが続きました。

 「今回はギリギリだな」と感じていましたが、決勝でも乗り切れない走りとなりました。

 これだけ大きな体躯を保持するスプリンターが、これだけ長い間世界のトップで走り続けて来たのですから、体のあちこちに不具合が発生していたであろうことは容易に予想できます。
 そうした状況下、これまではオリンピックと世界選手権ではしっかりとコンディションを整えて来たのですけれども、さすがに今回は間に合わなかったのでしょう。

 具体的には、「ピッチが少し上がらなかった」のではないかと思います。
 ウサイン・ボルト選手の走りは、「着地した足が長くトラックに留まる」ところが特徴だと思いますが、今回はいつもにも増して「長く留まっていた印象」です。

 爪先で着地した後、次の前進に向けて圧倒的な筋力でトラックを押す走りと動きが、少し時間がかかっていたのです。そして「押す筋力」も衰えていたのでしょう。

 本来なら「出場できないレベル」のコンディションだったのではないかと思いますが、ボルト選手は出場して来てくれました。

 「位置に付いて」の時、テレビ画面にボルト選手の横顔が大写しになりました。

 これまでの世界大会のレースとは異なり、表情には「余裕が無く」、「良い走りをして勝ちたい」という気持ちが表れていたと感じました。今回は「ギリギリだ」ということを、ボルト選手も肌で感じていたのでしょう。

 そして隣のコールマン選手を必死に追ったのです。

 ゴールテープ(見えませんが)に必死に体を倒し込むボルト選手というのも、滅多に観られるものではありません。

 「全力」の走りを魅せていただきました。

 良い「ラストラン」でした。

 ボルト選手は自らの100.m競走を「走り切った」のです。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[PGA2017] 強い時の松山英樹は、尋常ではない。
NEW Topics
Entry TAG
世界陸上2017・走り切ったウサインボルト選手  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031