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HOME   »   日本プロ野球  »  [WBC] 残念なアメリカ代表チームの敗退
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 第3回ワールド・ベースボール・クラシックWBCの東京ラウンドと並ぶ、もうひとつの予選クールであるマイアミラウンドで、アメリカ代表がプエルトリコ代表に3対4で敗れ、決勝トーナメントに進出することができませんでした。

 これで決勝ラウンドは、日本、オランダ、ドミニカ、プエルトリコの4か国の代表で争われることになりました。

 マイアミラウンドは、当初からアメリカ、ドミニカ、プエルトリコの3か国の争いと観られていました。3つの代表チームには、MLBの現役プレーヤーが沢山所属していて、他のチームとは相当にチーム力に差があったのです。
 逆に見れば、この3チームには殆ど力の差が無いということになります。MLBプレーヤーというのは、いずれも高いスキルを保持しているからです。

 第1回、第2回のWBCで好成績を残すことが出来なかったアメリカ代表は、今大会の監督として、ニューヨーク・ヤンキースやロサンゼルス・ドジャースで監督を務めたジョートーリ氏を招へいしました。
 紳士然としているトーリ氏ですが、その勝利への執念には凄まじいものがあり、経験も十分ですから、今度こそ、ベースボール生誕の地アメリカ合衆国に、WBCチャンピオンのタイトルが渡るものと期待されていたのです。

 しかし、その道は閉ざされました。

 私が、この大会におけるアメリカ代表の敗退を残念に思う理由は

① ベースボール生誕の地であり、現在世界最高のベースボールリーグであるメジャーリーグMLBの本拠地であるアメリカ合衆国の代表チームと、日本代表チームが決勝で戦うのを観たかったこと。スポーツ好きとして、当然の欲求です。
 日本代表は、第1回、第2回のWBCで優勝しているとはいえ、対戦し、破ってきた相手チームが、世界一を争うのに必ずしも相応しい相手であったとは思えませんので、第3回こそ、ベースボールの盟主アメリカ代表と戦いたかったところです。

② アメリカ代表が居ない決勝トーナメントでは、アメリカ国内の盛り上がりが全く期待できないこと。
 第1回、第2回のWBCも、開催地であるアメリカ国内では、殆ど注目されていなかったと報じられていました。MLBが主催するWBC大会にもかかわらず、アメリカ国民は全く興味を示さなかったのです。
 そのことは、結果としてWBCの他の参加国に対しても、アメリカ国民は興味が無く、その結果にも全く関心がない、ということになります。知られていないから、残念ということでは無くて、アメリカ国民が関心を寄せないということは、WBCはビジネスとして成立しないということです。

 アメリカ合衆国は、ご存じの通り、政治・経済の世界の中心ですが、スポーツにおいても世界の中心の国であり、様々なスポーツビジネスが展開されていて、その売上げ規模は、他の国とは比較にならない程大きなものです。
 MLBがWBCを主催しているのは、ベースボールの世界中への普及、結果としてのベースボールビジネスの拡大を狙ってのものでしょう。オリンピック種目から外れてしまった今、ベースボールを世界中に普及させる様々な手段を、MLBは講じていますが、その一環なのです。

 そして、日本プロ野球NPBも、MLBの施策に協調してWBCの成功に尽力してきた経緯にあります。(選手会の反対はありますが)
 現在、人気回復に腐心しているであろうNPBにとっても、WBC大会の成功、ベースボール・野球の世界中への普及は、重要な課題です。人口減少社会となっている日本国内においては、野球ビジネスへの需要の増加を図ることは、容易なことではありません。
 私達が現在、テレビを通じてMLBのゲームを楽しみ、MLBオールスターゲームの人気投票にインターネットを通じて参加していることを観ても、MLBの世界中への展開策はある程度成功していると考えられます。

 NPBも、その試合を日本以外の国々の人々に見てもらい、楽しんでいただき、グッズを購入していただく。一方で、世界各国のプレーヤーが、NPBでプレーしたいと思うようになる、という観客・選手の両面から、NPBを世界中に普及させていく努力が不可欠でしょう。
 もし、WBC大会がアメリカ国内および世界中で見られるようになれば=人気が上がれば、その大会で優勝することは、NPBの世界進出にとって強力な武器となる筈です。

 そのためにも、WBC大会自体を成功させていく必要があると考えます。

 MLBの御膝元であるアメリカ合衆国で、ビジネスの対象であるベースボールファンがソッポを向いているのでは、この目論見の成功は期待できません。
 そして、ファンの眼をWBCに引き付けるための最大の要因が、アメリカ代表の快進撃・優勝だったのです。さすがに、アメリカ代表が決勝トーナメントに出場するともなれば、テレビの視聴率は上がり、球場の観客数も増大したこととでしょう。
 しかし、その期待も泡と消えてしまいました。

 そもそも、日本人メジャーリーガーが、ひとりもWBC日本代表に参加していない理由も、WBCがアメリカ国内で全く見られていないためでしょう。自らが所属しているMLBのチームのファンの興味の対象は、自球団のスプリングトレーニングやプレシーズンゲームの様子なのです。

 WBCに出場して、優勝や大活躍をしてもファンは誰も知らず=評価されず、逆に万一怪我でもしようものなら、ファンや球団からどのようなバッシング・処遇を受けるのか、分かったものではないとすれば、どの日本人選手も、ハイリスク・ローリターンな選択をする筈がありません。
 もし、この大会でアメリカ代表が大活躍し、アメリカ国民がWBCに興味を持つようになってくれれば、次回第4回のWBCへの日本人メジャーリーガーの参加は増えたと思います。

 世界一を決する大会の決勝トーナメントゲームの観客席が、日本人と中南米の観客ばかりで、3割位の入りであるとすれば、とても残念なことです。

 今大会もアメリカ代表チームが決勝に進出することなく敗退した今、第4回大会が開催されるのだろうかと、心配になってしまいます。

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