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HOME   »   サッカー  »  [伝説のプレーヤー・10] 「マジックマジャール」の主将 フェレンツ・プスカシュ
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 サッカー競技のナショナルチーム同士の試合において「4年間無敗」というのは、考えられない成績ですが、1950年から54年までの4年間、ハンガリー代表チームは1度も負けませんでした。

 「各時代における相対的な強さ」という意味では、世界サッカー史上「最強のナショナルチーム」であったと言っても良いのでしょう。

 このチームは「マジックマジャール」と尊称されました。

 そして、「マジックマジャール」のキャプテンであり、大黒柱であり、最強のゴールゲッターであったのが、フェレンツ・プスカシュ選手でした。

 プスカシュ選手のネームバリューは、20世紀のプレーヤーとしては、ペレ選手やボビー・チャールトン選手、フランツ・ベッケンバウアー選手、クライフ選手らと並ぶ、世界サッカー史上に燦然と輝くものだと思います。

 1927年にハンガリー・ブダペストに生まれ、2006年に79歳で死去しました。

 ハンガリーのクラブチームで活躍していたプスカシュ選手が、スペインのレアル・マドリードに移籍したのは1958年でした。ハンガリー動乱の中でスペインに亡命したのです。
 この時既に31歳であったプスカシュ選手としては、混乱が続く母国において、止むに止まれぬ選択だったのでしょうが、このレアル・マドリードでの活躍が、プスカシュ選手の「世界的な能力」を明示することとなりました。

 1967年までのリーガ・エスパニョーラでのプレーにおいて、プスカシュ選手は5度のリーグ制覇と3度のUEFAチャンピオンズカップ(現、チャンピオンズリーグ)の優勝メンバーとなりました。
 素晴らしい活躍を魅せてくれたのです。
 レアルにおいて180試合に出場し、156ゴールを挙げています。

 頭書のハンガリー代表チームにおいては、85試合に出場して84ゴールを挙げています。
 ほぼ1試合1ゴールという、見事な活躍です。

 1950年に始まった「マジックマジャール」の快進撃は、1954年のワールドカップ・スイス大会の準決勝まで続きました。
 プスカシュ選手のほかにも、シャーンドル・コチシュ選手、ゾルターン・チボル選手、ラースロー・ブダイ選手、ナーンドル・ビデグチ選手、ゴールキーパーGKのジュラ・グロシチ選手といった好選手を揃え、名監督ジェベシュ・グスターブの指揮のもと、ポジションチェンジを多用する戦法により、圧倒的な得点力を誇るチームであったと伝えられています。

 この無敵を誇ったハンガリーチームも、しかし、決勝の西ドイツ戦で、ついに2-3で敗れたのです。

 この頃は、「マジックマジャール」が敗れるなどと考えている人は皆無であったと思いますが、実はこの決勝戦にプスカシュ選手は出場していなかったのです。

 グループリーグGLの西ドイツ戦(8-3でハンガリーの勝ち)で右足を故障し、その後の試合を欠場したのです。
 大黒柱のプスカシュ選手抜きでも、ハンガリーチームは勝ち続けましたが、ついに決勝・西ドイツ戦で4年ぶりに敗れたのです。(31連勝でのストップでした)
 プスカシュ選手が出場できていれば・・・と思います。「危険なプレーによるエースプレーヤーの故障」というのは、何時の時代もサッカーの歴史に大きな影響を与えるものです。絶対にあってはならないことだと思います。

 スペインに亡命したプスカシュ選手は、1961年にスペイン国籍を得て、スペイン代表チームでも4試合でプレーしています。

 ハンガリーのクラブチームで350得点余り、レアル・マドリードで150得点余り、代表チームで80点余りと、フェレンツ・プスカシュ選手は、そのキャリアで600得点余りを挙げています。
 素晴らしい足跡を残しました。

 身長172cmと伝えられていますから、決して大きなプレーヤーではありませんでしたが、その左足から繰り出されるシュートは、強烈かつ正確無比なものでした。

 フェレンツ・プスカシュ選手が、1950年代の世界サッカーを代表するフォワードFWであったことは、間違いありません。
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