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HOME   »   NFL  »  [NFL2017~18] ラッセル・ウィルソン選手とデショーン・ワトソン選手の共演
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[10月29日・week8・センチュリーリンクフィールド]
シアトル・シーホークス41-38ヒューストン・テキサンズ

 両チーム合わせて79得点という、点の取り合いのゲームとなりました。
 最終的には「3点差」の決着となりましたから、大接戦でもあったのです。
 
 こうしたハイスコアゲームでは、守備陣による得点が多いこともよくあるのですが、このゲームについて言えば、「両チームの攻撃陣が持てる力を発揮」しての、タッチダウンTDの取り合いとなったのです。
 凄い「攻め合い」でした。

 スタッツを見ても、シーホークスのクオーターバックQBラッセル・ウィルソン選手がパスで452ヤードをゲインして4TD、テキサンズのQBデショーン・ワトソン選手が402ヤードを投げて4TDと、本当に見事なプレーを披露してくれたのです。
 「パス攻撃の展覧会」の様なゲームでした。

① 同点に次ぐ同点

 前半は、「同点の連続」でした。テキサンズがリードし、シーホークスが追い付くという展開となったのです。

 第1クオーターQ残り12分47秒、テキサンズのQBワトソン選手からワイドレシーバーWRウィル・フラー選手へのTDパスが決まって先制しました。
 このところ毎試合30点以上を挙げているテキサンズオフェンスの好調さを見せ付けるようなTDでした。「あっという間」という印象でもありました。

 ところが、僅か2分後に、今度はシーホークス自慢の守備陣が、インターセプトTDを挙げました。アール・トーマス選手が「狙い澄ました」様なインターセプトから、走り切ってのTD。
 現在のNFL屈指の守備陣が、その力を見せ付けたのです。

 これで7-7の同点となりました。

 続く1Q残り6分12秒にテキサンズが、ラマー・ミラー選手のTDで14-7とリードしましたが、残り2分19秒、QBウィルソン選手がワイドレシーバーWRポール・リチャードソン選手への20ヤードのパスを通してTD。

 これで14-14の同点となりました。

 第2Qにはいっても、残り9分40秒、QBワトソン選手からウィル・フラー選手への20ヤードのパスが決まってTD。テキサンズオフェンスの攻撃力を存分に披露します。
 ところが、残り6分7秒、QBウィルソン選手がリチャードソン選手への7ヤードTDパスを決めたのです。

 これで3度目の同点、スコアは21-21となりました。

 QBワトソン選手を中心としたテキサンズ攻撃陣は、持てる力を発揮して着々とTDを挙げましたが、さすがにシーホークスは守備陣・攻撃陣の地力を披露して、都度追い付いたのです。

② 逆転に次ぐ逆転

 後半は、逆転に次ぐ逆転の展開となりました。

 第3Q残り7分8秒、テキサンズがフィールドゴールFGで24-21とリードしました。
 このゲーム初めてのFGでした。

 一方のシーホークスは、残り4分39秒、残り2分27秒と連続してFGを決めて、27-24と、この試合初めてリードしたのです。

 1度目の逆転でした。

 第4Q残り9分14秒、QBワトソン選手がラマー・ミラー選手へのパスを通してTD。
 31-27と逆転しました。
 
 この試合2度目の逆転です。

 4Q残り5分41秒、QBウィルソン選手からタイトエンドTEジミー・グレアム選手にTDパス。
 前半は、殆ど投げなかったグレアム選手へのパスを、ついに使ったという印象のプレーでした。かつて、ニューオーリンズ・セインツにおいて、QBドリュー・フリーズ選手とのホットラインとして、NFLを代表する「攻撃的TE」として鳴らしたグレアム選手の、シーホークスでの活躍も見事なものです。

 シーホークスは34-31と逆転しました。この試合3度目の逆転でした。

 リーグ屈指の強力ディフェンスを前にして、さしものテキサンズオフェンスも「これまでか」と観えましたが、全く怯む気配は有りませんでした。テキサンズは攻め続けたのです。

 4Q残り5分1秒、QBワトソン選手からWRディアンドレ・ホプキンス選手へのTDパスが決まりました。72ヤードのパスでした。
 この段階になってのスーパープレーは、QBデショーン・ワトソン選手とテキサンズ攻撃陣の、素晴らしい能力を如実に示したものです。

 テキサンズは38-34と逆転しました。この試合4度目の逆転でした。

③ QBラッセル・ウィルソン選手の「不屈の闘志」

 4Q残り5分を切っての「4度目の逆転」でしたし、既に両チーム合わせて72得点というハイスコアゲームとなっていましたから、さすがに「試合は決まったか」と感じました。

 さらに、残り2分49秒、逆転を狙ったQBウィルソン選手のパスを、テキサンズのコーナーバックCBマーカス・ウィリアムズ選手がインターセプト。完全にカバーされていたレシーバーへの、QBウィルソン選手としては滅多に観られないミスパスでしたし、それをキッチリと捉えたウィリアムズ選手の、正確なプレーでした。
 QBウィルソン選手は、珍しく「肩で息を」していましたから、相当に疲労が見えました。

 この段階でのターンオーバーでしたから、大接戦もさすがに「勝負あった」かに観えました。

 ところが、QBウィルソン選手はまだまだ「生きていた」のです。

 4Q残り1分39秒、自陣20ヤード地点で攻撃権を得たシーホークスの、逆襲が始まりました。

 いきなり、47ヤードのロングパスをQBウィルソン選手が通したのです。
 その後、自軍のフォルススタートの反則で「試合時間を10秒減らされた」にも拘わらず、QBウィルソン選手のパスが続きます。

 そして残り26秒、TEジミー・グレアム選手へのTDパスが決まりました。
 自陣20ヤードで攻撃権を得てから「僅かに1分間の逆転」でした。

 この試合5度目の逆転劇、ついに勝敗は決したのです。

 ランニングプレーが殆ど機能しない中で、パスプレーのみで逆転劇を演じた、ラッセル・ウィルソン選手の能力の高さを改めて示したゲームでした。
 ポケットの中で相手ディフェンスを「ひらりひらりと交わし」、見事なパスを決め続けるウィルソン選手のパフォーマンスには、改めて感心させられました。

 一方の新人QBデショーン・ワトソン選手のプレーも、本当に素晴らしいものでした。
 今シーズンは、新人あるいは2年目のQBの活躍が目立ちますが、ワトソン選手もそのひとり。
 ルーキーにして、スーパーボウル制覇経験も有するラッセル・ウィルソン選手を相手に、互角以上の戦いを演じて魅せたのですから。
 NFLの未来を支えるQBのひとりであろうと感じます。(11月2日、練習中に膝の前十字靭帯を切断し、今シーズンの出場が不可能になったというニュースは、本当に残念でしたが・・・)

 「3度の同点と5度の逆転」という大接戦を制したシーホークスは、これで4連勝、今季成績を5勝2敗としました。
 明らかに調子を上げているのです。
 ナショナルフットボールカンファレンスNFC西地区のロサンゼルス・ラムズとの優勝争いが楽しみですし、もともと地力が高いチームですので、今季のスーパーボウルへの道も開けてきていると感じます。
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