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HOME   »   スケート  »  [フィギュアスケートNHK杯2017] 日本代表チーム 21世紀に入って初めてのメダル無し
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 11月12日にかけて、大阪市中央体育館で開催された、2017年のNHK杯国際フィギュアスケート競技大会は、男子シングルはセルゲイ・ボロノフ選手(ロシア)、女子シングルはエフゲニア・メドベージェア選手(ロシア)の優勝で幕を閉じました。
 ペアとアイスダンスも含めて、日本チームは3位以内に入ることが出来ませんでした。

 NHK杯において、日本人プレーヤーがひとりもメダルを獲得できなかったのは、2000年大会以来のことです。
 21世紀に入って、日本チームは初めて表彰台に上ることが出来なかったのです。

 2001年以降、日本男子がメダルを取れなかったのは、2003年、2004年、2009年と3回ありますが、それらの大会では、女子が2003年には村主章枝選手が、2004年には荒川静香選手、2009年には安藤美姫選手が優勝しました。

 2001年以降、日本女子チームがNHK杯でメダルを取れなかったことは、1度もありませんでした。

 我が国において1979年に始まった「NHK杯フィギュア」が、全日本選手権に次ぐ格式、歴史と伝統を誇る大会であることは異論のないところだと思いますし、1995年からはISUグランプリシリーズの一角を占めるようになったこともあって、日本代表スケーターにとっては「地元で世界と戦う大切な場」ともなっているのです。
 その大会で、21世紀に入って初めてメダルを逃したというのは、世界フィギュアスケート界において、日本チームが地盤沈下を起こしていることの証左に他ならないでしょう。

 もちろん、男子のエース・羽生結弦選手が公式練習中に怪我をして出場できなかったことは、本当に残念なことでしたが、「羽生選手が居なければ誰も表彰台に上がれない」ということ自体が、トップクラスの選手層の薄さを露呈しているという指摘を受けそうです。

 ご存知のように、2006年大会では男女シングルで表彰台独占を果たしていますし、女子は2008年にも1~3位を日本勢が占めました。
 2名が表彰台に上がった回数も、男子が7回、女子が8回と、NHK杯は日本チームの独壇場だったと言っても良いのでしょう。

 21世紀に入ってからの日本フィギュア・シングルチームは、何時の時期もエースに続く、2番手3番手4番手のスケーターが、世界で十分に戦って行けるという、「選手層の厚さ」を誇ってきたのです。

 それがどうしたことか、2015年以降、急速に地盤沈下を起こした印象があります。

 「世代交代が上手く行っていないこと」「ロシアチームの急速な伸長」等々、要因はいくつかあるのでしょうが、せっかく「世界トップクラスに定着」したかに見えた日本フィギュアスケート界としては、とても「もったいない」という感じがします。

 平昌オリンピックでは、宇野昌磨選手と復活が期待される羽生選手が、日本を代表してメダル争いを演じていただけるのでしょうが、女子チームは相当厳しい戦いになりそうです。

 もちろん、どの競技・種目の、どんな国の代表チームにも浮沈はあります。

 日本フィギュアスケートチームには、2022年の北京冬季オリンピック大会に向けて、早急な立て直しが求められているのでしょう。
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