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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム197] ガンランナー(Gun Runner)号の本格化
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 2017年のブリーダーズカップ・クラシック競走G1(サラ3歳以上ダート10ハロン)は、11月4日、アメリカ合衆国カリフォルニア州のデルマー競馬場で行われ、4歳牡馬のガンランナーが2着に2馬身以上の差を付けて快勝しました。

 ガンランナーは、これで今年6月からG1レース4連勝となりました。
 3月のドバイワールドカップG1でアロゲートの2着に敗れて以来、連勝を続けていますので、「ついに本格化」という印象です。

 2016年のケンタッキーダービーで3着に入るなど、世代トップクラスの力は見せていましたが、なかなかG1に優勝することが出来なかったガンランナー(Gun Runner)でしたが、4歳になっての充実ぶりは目覚ましく、現時点での「世界最強馬」との見方もありますし、通算18戦11勝(G1・5勝)となれば、種牡馬キャンディライドの代表産駒としての役割、良血を受け継ぐ使命も果たさなければならないのでしょう。

 ガンランナー号、父キャンディライド、母クワイエットジャイアント、母の父ジャイアンツコーズウェイ、通算18戦11勝の現役馬です。

 キャンディライドはアルゼンチン馬で、通算6戦6勝(G1・3勝)の無敗馬です。
 とはいえアルゼンチン馬ですから、現役時代の前半の評価は高くは無かったのでしょうが、キャリア5戦目のG2と6戦目のG1パシフィッククラシックステークスをアメリカで走って連勝して、種牡馬入りしました。

 キャンディライドの父はクリプトクリアランス、アメリカ馬で通算44戦12勝(G1・4勝)と良く走る馬でしたが、超一流の成績という訳ではなかったと思います。クリプトクリアランスが種牡馬として活躍することが出来たのは、その父ファピアノが大種牡馬ミスタープロスペクターの直仔であったことが大きかったのでしょう。

 ガンランナーは、ミスタープロスペクター→ファピアノ→クリプトクリアランス→キャンディライドと続く血脈の中で、アルゼンチンを経てアメリカに戻ってきた「血統」なのであろうと思います。

 この事実は、現在の「アルゼンチン競馬」の力も示しているのでしょう。

 キャンディライドは、アルゼンチンで4戦4勝の実績を引っ提げてアメリカ競馬に挑戦したのです。そして、アメリカでも2戦2勝でした。
 アルゼンチン競馬界にとっても、嬉しい活躍だったことでしょう。
(日本の無敗馬が、アメリカの重賞を戦っても無敗であったなら、どんなに嬉しいことでしょうか)

 ちなみに、ガンランナーの母の父ジャイアンツコーズウェイは、主にヨーロッパで走ったアメリカ産馬。通算13戦9勝・2着4回、生涯2着を外さずG1を6勝という名馬です。
 2000年のセントジェームズステークスからアイルランドチャンピオンステークスまでのG1・5連勝の時期には「世界最強馬」の名を欲しい儘にしました。そして2000年のカルティエ年度代表馬に輝いたのです。
 我が国に、世界中の大レースの映像が沢山入ってくるようになった時期以降の活躍馬ですから、ご存知の方も多いと思います。
 
 2017年のブリーダーズカップ・クラシックに優勝したガンランナーの、今後の競走馬としての活躍、そして種牡馬としての活躍が大いに期待されるのです。
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