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HOME   »   サッカー  »  [WC2018ロシア大会・抽選会] 日本代表チームはH組に
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 2018年のワールドカップWCロシア大会のグループリーグGL組合せ抽選会が、12月1日ロシア・モスクワのクレムリンで開催され、日本代表チームはH組に入りました。
 GLで戦う相手が決まったのです。

[H組]
・ポーランド(世界ランキング7位)
・セネガル(同23位)
・コロンビア(同13位)
・日本(同55位)

① 最後・32番目の抽選でH組の4番目

 第1ポッドから第4ポッドに順に引いて行く抽選方式ですから、第4ポットの8チームに入っていた日本チームの抽選が遅くなるのは道理なのですけれども、その最後の8チームの中でも8番目、全32チームの中でアンカー?を務めた抽選会となりました。

 当たり前のことを書いて恐縮ですが、日本チームのみが「抽選をする前からどの組に入り、初戦がどのチームか」が分かっていたのです。

 加えて、A~Hの8つの組の8番目のH組の4番目という「最後の最後」でした。当然のことながら、32番目の抽選だからといって「8番目の組の4番目」になる必要はない(変な言い方で恐縮です)わけで、A組の2番目になる可能性も有ったのでしょう。

 しかし日本チームは「32番目に抽選されて、8組目の4番目」に入りました。これはもちろん「偶然」なのですけれども、こうしたことが発生する可能性は極めて低いように感じます。
 この大会における「日本チームの行く末」をどのように暗示しているものか、少し興味が有ります。

② 世界ランキング上位のチームと同組

 日本チームが第4ポットに居た理由は、2017年10月16日時点の世界ランキングが低かったためですから、A~Hのどの組に入っても、ランキング上位のチームとの対戦になることは自然なことなのですけれども、それにしても「相当上位のチーム」ばかりの組に入りました。

 ポーランドチームは世界7位、コロンビアチームは世界13位、セネガルチームは世界23位ですから、55位の日本にとっては「相当格上」のチームばかりです。

 FIFAが世界中のナショナルチーム同士の試合結果・内容を点検しながら、定期的に見直しを行っている「世界ランキング」ですから、相当に精度が高いというか、納得性の有るランキングとなっています。(そうでなければ、WC出場チームのGL組合せ抽選会のルールに使用されるはずがありません)

 このランキングにおいて、大差のチームばかりのH組に入ったのですから、日本代表にとって「大変苦しい組に入った」ことは、間違いのないところです。

③ H組=厳しいスケジュール

 開催国チーム=今大会ならロシアチーム=A組、にとって有利なスケジュールが組まれるのは、何時の大会でも同じです。

 GLの試合はA組・B組から始まり、G組・H組で終了するのです。そして、各組の上位2チーム・計16チームが決勝トーナメントに進出し、ワールドカップ獲得に向けての戦いが本格化します。
 32チームの戦いより、16チームの戦いの方が消化が速いのは自然なことですから、G・Hといった後半の組では、GLから決勝トーナメントまでの期間が短くなってしまう、A・Bといった組のチームに比べて「休息・調整の期間」がとても短いというのは、止むを得ないことになります。

 従って、WC優勝を狙っている強豪チームは、この抽選会において「A~D組に入りたい」と考えているのです。第1ポットに入っているようなチームの首脳陣にとっては、対戦相手がどのチームになるかよりも、前半の組に入れるかどうか、の方が余程気になることなのかもしれません。

 日本の報道なら、「ポーランド、セネガル、コロンビアと同組」というのが主たる報道になるのでしょうが、これが例えば世界ランキング1位のドイツにおける報道なら「○日が初戦、GL最終戦は○日」が大きく採り上げられているのかもしれません。
 ドイツチームにとっては「どのチームと同じ組になろうが、勝って決勝トーナメントに進出する」ことは想定の範囲内なのでしょうから、問題はスケジュールということになるのでしょう。「自分達が万全の体勢であれば少なくともベスト4には進出できる」と考えているのでしょうから。
 そういう意味では、F組に入ったドイツチームにとっては、今回の抽選会は「上手く行かなかった」ということになるのかもしれません。

 さて、日本チームの初戦・コロンビア戦は6月20日、第2戦セネガル戦は6月25日、第3戦ポーランド戦は6月28日と、止むを得ないことですが「とても厳しいスケジュール」となりました。

 特に、第2戦から第3戦は、僅か3日間「中2日」という、全力を出し切らなければ勝つことは難しいレベルの試合が続く中では、第2戦に出場したプレーヤーの体力が回復するのには全く不十分な日程となってしまいました。
 これは、GL突破・決勝トーナメント進出を目論むハリルジャパンにとっては、とても残念なことでしょう。

 こうなるとハリルジャパンは、第1戦にピークを持ってくることは当然のことなのでしょうが、第1戦で好成績を収めた場合に、第2戦と第3戦のどちらのゲームで勝負を賭けるのか、という難しい選択に迫られることになりそうです。

 これが、第2戦がポーランド、第3戦がセネガルということでしたら、また異なる選択になるのでしょうが、今大会は第3戦=GL最終戦に、グループで最も強いと目されるポーランドと戦うことになりました。

 ポーランドが初戦・第2戦と勝って、早々に決勝トーナメント進出を決めている場合なら、直ぐにやってくる決勝トーナメント1回戦に向けて「メンバーを落としてくる可能性」がありますから、ハリルジャパンとしては第1戦から中7日という十分な時間のある第3戦にフルメンバーで戦うという、選択もありそうです。

 しかし、もしポーランドが前2試合で、予想外の不成績(コロンビアやセネガルも相当爆発力のあるチームですからポーランドにとっても油断ならない相手です)であった場合には、第3戦の勝利・大量得点を目指して、フルメンバーで臨むことになるのでしょうから、日本チームとしては第2戦に注力するという考え方もあるのでしょう。

 H組という、スケジュールが厳しい組にはいってしまったために、一層検討しなければならない要素が増えていますから、監督・コーチを始めとするスタッフの悩みは尽きないことでしょう。

 当然のことながら、H組に入ったことにより「日本代表チームのメンバー選定」にも、大きな影響が有りそうです。
 単純にテクニックと体力という要素で考えても、「体力の回復に時間がかからず、短期間の複数ゲームでいつも70点くらいのプレーが出来る選手」と「100点のゲームも有れば30点のゲームも有る選手」のどちらを選出するか、はとても難しいこととなります。
 特に「サブのメンバー選定」には、「H組」が大きな影響を与えそうです。ハリルジャパンの2~3名のメンバーが、「H組」の影響により変わって来るのではないでしょうか。

 ことは「ワールドカップ出場」という、サッカー選手にとっては「大勲章」、そのキャリアにおける最大のポイントのひとつですから、「H組」になってしまったことで、その権利を失ってしまうことは、大きな痛手となるのです。
 もちろん、ハリルジャパン・メンバーの選定過程の主要部分は、公表されることは無いのでしょうけれども。
 
 ワールドカップ2018ロシア大会のGL組分けは終了しました。

 私達ファンにとっては、ハメス・ロドリゲス選手やファルカオ選手が居る大変「強い」チーム・勝負に辛いチームであるコロンビアとの対戦や、マネ選手を始めとする「驚異的な身体能力を誇る」プレーヤーが沢山(これはもう本当に沢山、身長2m近いプレーヤー達も居ます)居る、日本のサッカーファンが見たことも無いようなパフォーマンスを秘めているセネガルチームとの対戦や、現在のドイツ・ブンデスリーガにおいて最強のストライカーであり、WC予選でも10試合で16得点を挙げている「現代最高の点取り屋のひとり」レバンドフスキ選手を擁するポーランドチームとの対戦という、ワクワクするようなゲームが観られることは、大きな喜びです。

 ハリルジャパンの皆さんは、その準備が本当に大変であろうと思いますが、「相手チームによって巧みに自チームのメンバー・戦術を変えて行くことにより、最大のパフォーマンスを現出すること」が得意なハリルホジッチ監督の采配と、日本チームが他3チームに勝っている「近時のワールドカップ出場経験・21世紀における連続出場の経験」を活かしていただき、素晴らしいグループリーグの戦い、歴史に残るゲームを魅せていただければと期待しています。
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