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HOME   »   サッカー  »  [WC2018ロシア大会・GL抽選会] A~H組の構成が決まりました。
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 12月1日にロシア・モスクワで開催されたグループリーグGL組合せ抽選会で、出場チームの組分けとGLの日程が決まりました。

 全てのスポーツ大会に共通していることですが、抽選の意味はとても大きく、大会の風景を決める面で最大の影響を与えると言っても良いのでしょう。

 今回の抽選会でも、様々なドラマが生まれました。

1. ワールドカップWC優勝経験国は同組に入らず。

 「ありそうで無いこと」であろうと思います。

 ロシア大会の特徴でもあるのでしょう。

 今回の抽選では、第2ポットに入ったスペインチームの行方が大注目でしたが、B組に入りました。
 B組のポット1のチームはポルトガルでしたから、やはり「死の組」にはなったのですけれども、例えばドイツやブラジルとは同じ組にはなりませんでしたから、「死の組の度合いが小さい」(変な書き方で恐縮ですが)感じがします。
 もちろんポルトガルも強豪チームですけれども、ワールドカップという大舞台における存在感では、優勝経験国チームとは一線を画すものです。

 結果として、「有名チームが均等に散らばった」組分けとなりました。

 準決勝、決勝でもおかしくないというカードは、今大会のGLでは存在しないと言っても良いのかもしれません。
 一方では、イタリアチーム予選敗退の影響が、こうしたところにも出ているとも言えるのでしょう。

2. 各組の様子

[A組]
 ウルグアイチームが入りましたから、トップ通過の第1候補です。
 2位通過は、残る3チーム、ロシア、サウジアラビア、エジプトの大混戦となるでしょう。この3チームにとっては、お互いの対戦の緒戦が大事なゲームとなります。

[B組]
 前述のように、スペインとポルトガルが同組となりましたし、この両チームは初戦で対戦することになりました。シャビ選手を中心とした「史上最強のスペイン代表チーム」からの世代交代の最中であるスペインチームにとっては大切なWCの初戦で、クリスティアーノ・ロナウド選手を擁する「史上最強のポルトガル代表チーム」と激突するのです。
 今大会のGLのゲームで屈指の注目カードとなります。

 残りの2チーム、モロッコとイランにとっては相当しんどい構成となってしまいました。

[C組]
 フランスチームにとっては、戦い易いグループになったのではないでしょうか。
 決勝トーナメントでの戦いを念頭に置いた戦いを展開できるかもしれません。

 2位通過候補の筆頭はデンマークチームでしょう。
 ペルーとオーストラリアチームは、初戦で勝利あるいは引き分けをゲットすることが、決勝トーナメント進出の第一条件となります。

[D組]
 アルゼンチンチームがトップ通過の第1候補であることは、異論の無いところでしょう。
 1986年以来30年以上に渡ってWC制覇から遠ざかっているアルゼンチンチームにとっては、久し振りの世界一を目指す意味からも「上手くGLを通過して行く」必要があります。
 チームのピークを準決勝に設定して、「静かにスタート」を切るために、メンバーを温存し、戦法・戦術を秘匿しながら、1勝2引分・2勝1引分位の成績でGLを突破することが出来るのかが注目されるところです。
 サッカー史に残る名プレーヤー・メッシ選手を擁し、毎回のように「優勝候補」に挙げられながら、実績を残すことが出来ていないアルゼンチンチームにとっては、大事な大会になるのです。

 もう1チームのGL突破は、残る3チーム、アイスランド、クロアチア、ナイジェリアの大混戦でしょう。
 献身的な試合運びのアイスランドチームが勝ち上がる可能性が、一番高いと感じますが、破壊力満点のナイジェリアチームが勢いに乗るようだと一気に浮上します。クロアチアチームは、チーム全体の地力を存分に発揮できる戦略の構築・実行が鍵となるでしょう。

[E組]
 ブラジルチームが、GL突破候補の1番手です。
 セレソンも「静かにスタート」して、少しずつ調子を上げて行くことが肝心でしょう。

 もう1チームのGL突破候補はスイスでしょうか。
 コスタリカチームやセルビアチームより、少し地力が上だと思います。両チームにとっては初戦の出来がポイントになります。

[F組]
 ドイツチームがトップ通過の第1候補でしょう。その強さは抜群です。

 2位通過は、残る3チーム、メキシコ、スウェーデン、韓国による混戦でしょうが、メキシコが有力であろうと感じます。スウェーデンにとっては、ドイツ戦で引分を取れるかどうかがポイントになりそうです。

 このE組とF組では、GL通過順位が重要です。
 E組の1位通過とF組の2位通過、およびその逆がベスト16緒戦の組合せとなるからです。万一、ブラジルかドイツのどちらかのチームが2位通過をすると(両チームともに2位通過というのは可能性がとても低いと思います)、ベスト16でドイツVSブラジルのカードになる可能性が有るのです。

 80%位の「本気度」で静かにGLを戦いたい両チームでしょうが、1位通過を逃すと大変なことになる怖れ?がありますので、その意味では、ドイツ・ブラジルの両チームにとっては、あまり良くない組合せとなったのかもしれません。

[G組]
 ベルギーとイングランドの欧州の2チームがGL突破候補でしょう。
 世界ランキング5位のベルギーチームにとっては、その真価が問われる大会です。
一方で、このところ若手の成長が著しいイングランドチームにとっても、新生イングランドの力を示す大会です。
 イングランドチームが勢いに乗れば、相当上位を狙える可能性が有ると思います。

 チュニジアと初出場のパナマの両チームにとっては、難しい組に入りました。B組に続く「死の組」と呼んでも良いのかもしれません。

[H組]
 この組は、まさに「大混戦」でしょう。
 力量的に少し劣る日本チームを除く3チーム、ポーランド、セネガル、コロンビアは、どこがGLを突破しても不思議はありません。

 安定感から見れば、コロンビアとポーランドが有力だと思いますが、久し振りの「アフリカ旋風」を巻き起こす可能性が、セルビアチームには十分にあります。

 日本チームが旋風を巻き起こすためには、初戦のコロンビアチームと少なくとも引分ける必要があります。
 もちろん勝利出来れば最も良いのですが、あまり希望的な目標設定は、コロンビア戦に向けての戦略構築、戦術検討の際にマイナスだと思いますので、「引分」(とても高い目標です)を目指して、メンバー選定等を行うのが良さそうです。
 コロンビアとの1-1の引分けで勢いに乗り、第2戦のセルビア戦を堅守で1-0勝ち切り、ポーランド戦を0-0で引分け、勝点5でGLを突破する、というのが「ベストシナリオ」ではないでしょうか。

3. 優勝に向けて

 ワールドカップのスケジュールでは、GLにおいて前の方のチーム、A~少なくともD組までに入ることが重要だと言われています。

 GLのスケジュールも少し余裕が有り、GLを終えて決勝トーナメントまでの間に一定の期間を得ることが出来、疲労回復や小さな故障・怪我への対応が出来るからです。
 E~H組では、なかなかこうした期間を持つことが難しいのです。

 この点からは、D組のアルゼンチン、B組のポルトガル、スペイン、C組のフランスは恵まれたことになります。
 E組のブラジル、F組のドイツという「優勝候補の筆頭」に挙げられる両チームにとっては、厳しい組分けとなったわけですが、この両チームのことですから、キチンとプレーヤーの体力を温存しつつ、GLを戦って行くことができると思われますから、今大会の優勝争いは「混沌」としていることになります。

 何時のWCでも同じことなのかもしれませんが、今大会も「監督・コーチ・スタッフの能力」が、優勝に向けての最大のポイントとなるのでしょう。
 「世界一を決める短期決戦」では、常に「戦略・戦術の構築」が極めて重要なのです。

 「優勝」「GL突破」等々、各チームの目標は様々なのでしょうが、その目標に向かって、監督・コーチ・スタッフが、いかに正確な情報を蓄積し、いかに的確な戦略を構築し、いかに上手にチームのコンディションを創り上げて行くか、まさに腕の見せ所となります。

 12月1日の抽選会は、ワールドカップ2018ロシア大会の輪郭を示してくれるものでした。
 
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