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[11月27日・week12・ロサンゼルスメモリアルコロシアム]
ロサンゼルス・ラムズ26-20ニューオーリンズ・セインツ

 ナショナル・フットボール・カンファレンスNFC・南地区の首位セインツと西地区の首位ラムズが激突したゲームは、ラムズが終始リードして試合を支配し、そのまま押し切りました。

 連勝を重ねてきた好調なチーム同士のゲームらしい、見所一杯のゲームでした。

 大ベテランというか、NFL史上屈指の実績を誇るクオーターバックQBドリュー・ブリーズ選手と、2年目・2016年ドラフト全体1位のQBジャレッド・ゴフ選手の対決も見事なものでした。
 1年目は「NFLの厚い壁」に跳ね返された感のあったゴフ選手でしたが、2年目には潜在能力の高さを存分に発揮しています。既に「一流QB」の風格さえ漂わせているのです。

 このゲームのもうひとつの見所は、両チームの「若き」ランニングバックRB対決でしょう。
 セインツのアルビン・カマラ選手とラムズのトッド・ガーリー選手です。

 ガーリー選手は2015年ドラフトでラムズに入り3年目、カマラ選手はルーキーという、これからの両チームを支えていくであろう「新進気鋭」のプレーヤーです。

 ガーリー選手が身長185cm・体重103kg、カマラ選手が身長178cm・体重98kgですから、サイズ的にはガーリー選手の方がひと回り大きいことになります。

 ふたりとも相応の体重なのですが、NFLのフィールドに立つと「スキニー」に感じるところが、NFLの凄さでしょうか。

 ふたりとも「ガンガン・ゴリゴリ行く」タイプのRBではありません。
 守備陣とコンタクトした後、そのパワーで距離を稼ぐタイプでは無いのです。

 カマラ選手は柔軟な走りを魅せます。
 カットバックでも、例えばエイドリアン・ピーターソン選手の様に「眼にも留まらぬ」カットというのではなく、「するり」と抜けていく感じ。「捕まらない技術」が高いようにも観えます。不思議な?技術です。
 この試合でも、相手のタックルプレーを「飛び越え」ていましたから、ジャンプ力はもちろんとして、凄まじいレベルの身体能力を具備していることも間違いありません。

 一方のガーリー選手はスピード十分な走りを魅せます。
 カマラ選手よりは「直線的な走り」ですが、巧みにコースを選択して、瞬間的な加速力を活かしているという感じでしょうか。効率的に距離を稼ぐ走りと言っても良いかもしれません。

 ともにパワータイプでは無いのですが、ふたりの走りは「異なる味わい」なのです。

 また、ふたりとも、現在のNFLのRBに期待される役割である、「ボールを持って走る」+「パスを受けて走る」プレーにも力を発揮します。
 頭書のゲームでも、ガーリー選手は74ヤードのランと54ヤードのパスレシーブ、計128ヤードをゲインしていますし、カマラ選手は87ヤードのランに101ヤードのパスレシーブ、計188ヤードをゲインしているのです。
 「走り」の技術・スキルが高いプレーヤーですから、パスキャッチ後のランによるゲインが期待されるのは、自然なことです。

 さて、ふたりの走りの「味わいの違い」ですが、不思議なもので、非パワータイプの過去の名選手とも違うように観えます。
 例えば、マーカス・アレン選手やエミット・スミス選手のプレーと、カマラ選手、ガーリー選手のプレーは、やはり異なるのです。
 プレーヤー毎の個性といえば、そうなのでしょうが、世界最高レベルのフィールドにおいても個性が光るというのは、凄いことだと思います。
 逆に言えば、そういうプレーヤーでなければ、NFLにおける「一流」にはなれないのかもしれません。

 2017~18年シーズンは、「若手RBの豊作のシーズン」なのかもしれません。(若手QBも豊作ですが・・・)

 このふたりに、カンザスシティ・チーフスのカリーム・ハント選手を加えた3プレーヤーは、「若手RB三羽烏」(古い言い方で恐縮です)と言っても良いのかもしれません。

 ハント選手、カマラ選手、ガーリー選手が、NFLにおけるRBの新しい歴史を創っていくことは、間違いないことの様に見えます。
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