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HOME   »   NFL  »  [甲子園ボウル2017] 日大フェニックス 27年ぶりの優勝!
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[12月17日・甲子園球場]
日本大学フェニックス23-17関西学院大学ファイターズ

 大学アメリカンフットボール界で、最も歴史と伝統を誇るカードとなった2017年の甲子園ボウルでしたが、日大フェニックスが第2クオーターQ以降の効果的な攻撃と、堅い守備で関学ファイターズを下しました。

 このところ関西勢が優勢(2007年~16年まで10連勝)だった甲子園ボウルですが、久し振りに関東勢が制した形です。

 20世紀には互角以上に関東勢が強かった甲子園ボウルですが、1991年以降関西のチームの勝率が飛躍的に上がり、いつの間にか「甲子園ボウルは関西勢が強い」ということになったのは、「強化のための情報が普遍化した過程」を考慮すると、少し不思議な感じがします。
 1990年代以降は、関西各チームの取組が関東を大きく上回ったということになるのでしょう。

 1991年以降2017年までの27度の開催で、関東勢は僅か5度しか勝っていません。
 1997年が引分両校優勝でしたから、この間は「関西23度優勝・関東5度優勝」ということになり、1947年開始の大会の通算が関西40度・関東28度の優勝となっていますから、1990年以前は関東勢が優勢な大会であったことが分かります。

 その関東勢優位の時代の中心にいたチームが日大フェニックスでした。
 篠竹幹夫監督のもと、徹底したショットガン戦法で勝ち続けたのです。

 その篠竹氏が亡くなったのが2006年ですから、関東勢としてはそれ以来の甲子園ボウル制覇ということになります。

 2017年のゲームも関学ファイターズ優勢で始まりました。
 ファーストドライブでタッチダウンTDを挙げて7-0とリード。その後日大がTDを返しましたが、ポイントアフタータッチダウンのキックを失敗して7-6となりました。
 こうした「1点」は、後になって効いてくるものなのです。

 堅い守りを誇るファイターズが、このまま優位に試合を進めるかに見えました。

 この流れを打ち破ったのは、日大のクオーターバックQB林大希選手でした。

 「モバイルQB」という言葉がありますが、林選手の走力、特にトップスピードに乗った時の走りは、これはなかなか止まらないという印象でした。
 これまでの我が国の数々の先輩モバイルQBと比較しても、その「まっすぐに走るスピード」は抜けた存在でしょう。

 関学守備陣としては、オプションのひとつとしての「林選手のラン」を注視し続ける必要がありますから、とても守り難い状況が続いたと思います。
 タイプとレベルは異なりますが、NFLにおいてパンサーズのQBキャム・ニュートン選手を相手にする守備陣に似ている状況かもしれません。

 身長174cm・体重80kgと決して大きくは無い林選手ですが、まだ1年生です。
 1年生で史上初めてミルズ杯受賞に輝いた林選手が、日大フェニックスでどのようなキャリアを積み上げて行ってくれるのか、とても楽しみです。
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