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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム199] 武豊騎手が2017年度ロンジンIFHA国際功労賞を受賞
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 12月11日、JRAから「武豊騎手の2017年度ロンジンIFHA国際功労賞受賞について」が報じられました。

 武豊騎手、そして日本競馬界にとって、素晴らしい受賞です。

① ロンジン賞の重み

 スイスの時計メーカー・ロンジン社は、世界の競馬に様々な面で関わりを持っています。
 例えば、「ロンジン・ワールドベストホース・ランキング」は世界中のサラブレッドに「ハンディキャップ」という形でレーティングを行いランキング付けするもので、こうした格付けとしては、世界で最も権威のあるもののひとつでしょう。

 そのロンジン社が、2013年6月に国際競馬統括機関連盟(IFHA)とオフィシャルパートナー契約を結び、IFHA国際功労賞を設立したのです。
 「国際競馬において顕著な功績を残し、競馬発展の為に多大な貢献を齎した競馬関係者」に贈られる賞なのです。

 世界中のホースマンにとって、とても名誉ある賞です。
 他のスポーツに例えれば、「世界競馬殿堂入り」といったレベルの賞なのではないでしょうか。

② 世界で6番目、日本初の受賞

 前述のように2013年設立という新しい賞ですから、これまで2013~16年の間に5名(内ひとつは「家」)しか受賞していません。(フランス1名・1家、アメリカ1名、アイルランド1名、チリ1名)

 武豊騎手の受賞は、日本人初であり、世界でも6番目なのです。
 競馬先進国たる欧州各国、アメリカ合衆国他で、数えきれないほどのホースマンが日々、競馬に打ち込んでいることを思えば、日本のホースマンが6番目に受賞したというのは、とても早いと感じますし、武騎手の功績の偉大さを改めて感じます。

③ 世界8か国で100勝以上

 武騎手がJRAで3900勝以上の勝ち鞍を挙げ、重賞勝ち322、G1勝利74、23年連続G1レース勝利等々、我が国のJRA競馬騎手の記録のほとんどを手にしていることは周知のことですが、国際舞台での活躍も見事の一言です。

 イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、UAEなど世界8か国の競馬場で通算100勝を超える勝利を手にしています。
 G1レースでも数々の好騎乗を魅せてくれています。
 1998年のモーリス・ド・ゲスト賞のシーキングザパールや2001年香港ヴァーズのステイゴールド、2007年ドバイ・デューティフリーのアドマイアムーンの勝利などは、本当に印象的でした。

 それらのレースにおける活躍はもちろんとして、競馬場や厩舎、トレーニングセンターなどにおける、武豊騎手の立ち居振る舞い、良好なコミュニケーション、日本競馬文化の伝播、等々が、世界中の一流ホースマン達から高い評価を得ていたことも特筆されるべきことなのでしょう。

 地域的にも、人間的にも、武騎手の極めて幅の広い活動・活躍が、今回の受賞につながったことは間違いないと思います。

 武豊騎手が、前述の8か国の言葉にどれくらい精通しているのかは知りませんけれども、外国語が使えるからコミュニケーションが取れ、仕事が出来るといったものでないことは、皆さん良くご存じの通りでしょうし、逆に苦手であっても、真のコミュニケーション創りに本質的には支障が無いことも、明らかなことです。

 良好なコミュニケーションのための「人柄」「人格」「知恵」が、武豊騎手に備わっていることも、間違いのないところなのでしょう。
 これらの要素をベースにして、世界トップクラスの騎乗技術や知見があればこそ、「世界競馬の発展の為に多大な貢献」が出来るのです。

 今回の受賞により、武騎手は世界競馬界における「日本競馬の看板」となりました。

 というか、もともと看板だったものが、明示されたと言った方が良いのかもしれません。
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武豊騎手2017年のIFHA国際功労賞受賞!  
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