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HOME   »   NFL  »  [NFL2018・第52回スーパーボウル] 第1シード同士の対戦
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 2月4日、アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリスのUSバンクスタジアムで開催される、第52回スーパーボウルは、ナショナル・フットボール・カンファレンスNFCのフィラデルフィア・イーグルスとアメリカン・フットボール・カンファレンスAFCのニューイングランド・ペイトリオッツという、ポストシーズンにおける両カンファレンスの第1シードチーム同士の対戦となりました。

 そういう意味では、今季のプレーオフは順当な経過を辿っていることになるのでしょう。

 スーパーボウル2017の覇者であり、21世紀に入ってから「王朝」を築き上げているペイトリオッツに対して、いまだスーパーボウル制覇の経験は無く、13年振りのスーパーボウル進出となるイーグルスですから、戦前の予想では「ペイトリオッツ有利」という見方が多いであろうと思います。

 ペイトリオッツの「安定した強さ」は、おそらくNFL史上最高でしょう。
 AFCチャンピオンシップにも「7年連続」で進出しているのです。
 スポーツ大国アメリカの4大スポーツのひとつであり、その中でも最も人気のあるスポーツとも言われているNFLのカンファレンスチャンピオンシップゲームに「7年連続」出場するというのは、凄いというより、「尋常では無い」といった種類の話でしょう。

 前シーズンの成績下位のチームから順番に指名することが出来るドラフト制度が存在し、アメリカ各地の大学・高校で「NFLを目指すアスリート」が毎年のように育っていることを考慮すれば、「同じチームが2001年から常にリーグトップクラスの位置に居る」というのは、尋常なことでは無く、不思議なことであり、奇跡的なことであることは間違いないでしょう。

 そのペイトリオッツは今季も、しっかりとしたチームを送り込んできました。
 シーズン開始直後は守備陣が崩壊し、大量失点のゲームが多く、さすがの「王朝」もそろそろ終焉の時を迎えたかと感じさせましたが、シーズンが進むにつれてチームのバランスが良くなり、2勝2敗からの残り12試合を11勝1敗という強さを示しました。

 ビル・ベリチックHCヘッドコーチとクオーターバックQBトム・ブレイディ選手のコンビは、「18年間強さを継続」しているのです。驚異的という他はありません。
 世界中のあらゆるメジャースポーツ競技を見渡しても、これ程長い「王朝」は他に類を観ないものでしょう。

 では、スーパーボウル2018もペイトリオッツのものかというと、必ずしもそうではないように感じます。

 スーパーボウル2018のペイトリオッツとイーグルスは「互角」でしょう。

 イーグルスにも十分にチャンスが有ると思います。

 ペイトリオッツ王朝の強さの根源は、「規律」でしょう。すべてのポジションのプレーヤーが「自らへの役割期待」をキッチリと果たすところから生まれる強さなのです。

① イーグルス守備陣の頑張り

 NFCチャンピオンシップゲームにおけるイーグルス守備陣の活躍は、見事でした。
 特にラインの圧力は凄まじい程。
 スーパーボウルにおいても、この威力を発揮できれば、ペイトリオッツがゲームをコントロールすることが難しくなります。

 イーグルスの守備陣がペイトリオッツオフェンスラインを突破し続けることが出来れば、QBフレイディ選手へのサックも実現できるでしょうし、ターンオーバーのチャンスも生まれます。

 「鉄の規律」から成り立つペイトリオッツオフェンスラインを崩すことが、イーグルスの世界一への第一歩だと思います。

② イーグルス攻撃陣の得点力

 QBカーソン・ウェンツ選手をweek14で失ったことは、イーグルスにとっては大きな痛手であったのですが、後を継いだQBニック・フォールズ選手を中心とした攻撃陣の調子が上がっています。

 チャンピオンシップゲームでは38得点を挙げてミネソタを圧倒しました。
 QBフォールズ選手、ランニングバックRBジェイ・アジャイ選手、レギャレット・ブラント選手、レシーバー陣はザック・アーツ選手、アルション・ジェフェリー選手、トリー・スミス選手、ネルソン・アゴラー選手と多彩なタレントが揃っているのです。

 前半を20点以上の差で折り返すことが出来れば、大チャンスとなります。

③ 「勝ち慣れ」からくるスロースタート

 スーパーボウル2017におけるペイトリオッツの大逆転劇は史上に輝く快挙ですが、前半はアトランタの一方的な展開でした。

 今季AFCチャンピオンシップゲームでも、ジャクソンビルにリードを許し、ペイトリオッツが逆転したのは残り試合時間2分48秒でした。

 さすがに「勝ち身が遅くなっている」ように感じます。

 メンバーの新陳代謝は進んでいますから、ベリチックHCとQBブレイディ選手において、「勝ち慣れ」からくるスロースタートが多くなって来ているのではないかと思うのです。
 これだけ長い王朝をマネジメントし続ければ、こうした状態になるのも止むを得ないとも思います。

 スーパーボウルの経験・実績が豊かなペイトリオッツは、いつものように「1ポゼッション内外の差」でゲームを進め、第4クオーターQで勝負を決めるという「堅実な試合運び」を狙うと思います。
 大量得点を狙っての「インターセプトのリスク」を回避するゲーム、を展開することでしょう。

 このペイトリオッツに対して、イーグルスとしては第1・2Qで先制攻撃を成功させ、2ポゼッション以上の差を付けて第3Qに入ることが出来れば、その強力な守備陣の力が第4Qで発揮されると考えます。

 強力な守備と攻撃で初優勝を狙うイーグルスと、NFL史上空前の長期王朝ペイトリオッツの激突は、凄まじいものとなることでしょう。
 全くの「互角」だと思います。

 勝負のポイントは、第2Qまでの攻防です。
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