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HOME   »   高校野球  »  [春の甲子園] センバツ大会のセンバツ方法について
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 3月22日から、2013年春の甲子園大会・第85回選抜高等学校野球大会が開幕しました。好ゲームが展開されています。

 第85回の記念大会である今大会も、21世紀枠の学校が4校と、東北枠の1校の計5校が、本来の選出方法以外の学校として出場しています。

 この「21世紀枠」という制度は、その名の通り21世紀の初年2001年・第73回大会から導入されました。「部員不足などの困難を克服した学校や、他校の模範となる学校」が推薦で選出されることになっています。一方で、「前年の各都道府県秋季大会で、出場校が128校以上の都道府県ではベスト32以上、それ以外の都道府県ではベスト16以上に進出した高校」から推薦されることになっています。

 選出の趣旨と選出方法が矛盾している、このセンバツ方法は、既に矛盾しているように思います。部員不足などの困難に接しているチームは、中々地区大会の上位には勝ち進めないのです。
 結果として、21世紀枠制度導入時から、21世紀枠で選出される学校は、秋季大会で「本来のセンバツラインにあと一歩及ばなかった高校」から選出されているのです。加えて、公立高校が数多く選出されていますから、21世紀枠=本来のセンバツ方法で惜しくも選に漏れた公立高校、ということになってしまい、制度導入の出資・狙いとはかけ離れたものになっています。

 こうなると、当然ながら部員数十分で資金が潤沢な「恵まれた学校」も選出されるようになります。
 加えて、あまり書きたくもないことですが、2006年から2010年には、21世紀枠で選出された学校に不祥事による出場辞退が続きました。「他校の模範」になるどころか、悪事例の連続だったのです。
 目的から、かけ離れた選出を行っているという意味で、21世紀枠制度の胡散臭さを如実に表している事象だと思います。

 こんな制度は、早々に止めるべきです。

 センバツ大会は、各都道府県における力量差が大きかった時代には、「選ばれた学校による、レベルの高い大会」として、相応の評価を得ていたと思います。一方で、秋季関東大会のベスト8と近畿大会のベスト8の比較などから、何故あの学校が出場して、この学校が選ばれないのかといった風に、公平・公正なセンバツ自体が難しい大会でもありました。
 それでも、雪国や東北地方のチームにとっては「センバツに出場すること自体が名誉」という位置付けであったと思います。

 そこに「21世紀枠」なる制度が導入されたのです。もともと選抜方法が曖昧で分かりにくかった大会が、一層訳の分からない大会になってしまいました。選手は、一生懸命に秋季大会での好成績を目指します。そして、センバツラインぎりぎりの成績を挙げたとして、いざ出場校の発表となった時に、自分たちより成績が悪い学校が「21世紀枠」として出場権を獲得するのです。こんなことで、センバツ大会自体が盛り上がるわけがありません。

 杞憂であれば良いのですが、21世紀枠校の選定に当たって、裏金などが横行していることは無いのでしょうか。「甲子園大会出場校」というブランドは、とても大きなものですので心配です。この「21世紀枠制度」だけが「直接、出場権をお金で買うことができる」甲子園出場枠の可能性があるのです。

 夏の甲子園大会に比べて、春の甲子園大会は盛り上がりに欠けるので、こうした制度を導入したとか、夏の大会とは違う大会なのだから独自の方法を導入して特色を出すべきだといったことが、理由で導入された制度だとしたら、目的が全く達成されていませんから、即刻辞めるべきでしょう。
 このままでは、春の甲子園大会と夏の甲子園大会の差は、広がる一方でしょう。
 
 1974年の徳島県立池田高校や1977年の高知県立中村高校が春の甲子園初出場の時、部員は11人と12人、ひとつのチームを創るのにギリギリの人数でした。しかし、その大会でともに準優勝しています。
 変な制度を用いなくとも、「部員不足という困難に接している公立高校」は、自力で甲子園大会に出場し、好成績を残しているのです。

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