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HOME   »   スケート  »  [平昌五輪2018スピードスケート女子チームパシュート] 「お手本のような」日本チーム 金メダル!
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 2月21日に行われたチームパシュート女子、準決勝、決勝で、日本チームはカナダチーム、オランダチームを破り、見事に金メダルを獲得しました。

 全体として、日本チームのプレー振りは、まさにチームパシュート競技の「お手本」の様に観えました。
 現時点で、男女を通じても、最も完成度の高いチームであろうと思います。

 決勝の戦前は、オランダチームが前半リードして、日本チームが後半追い上げる展開であろうと予想されていましたが、実際のレースは日本チームが前半から相当のスピードで滑り、オランダチームに大きなリードを許さないというか、2周目から3周目には日本チームがリードするという、「意外」なものとなりました。

 それでも、個人種目のメダリスト3名を揃えたオランダは、その圧倒的な走力で3周目、4周目を走破して、日本に最大0.5秒位のリードを奪いました。走力の有るチームとしての「先行押し切り」を狙ったのです。

 レース前には、残り2周の時点で「1.5秒」以内の差であれば、日本チームが十分に逆転できると考えていましたので、「これは日本が金メダルの展開」だと思いました。

 そして、高木美帆選手が先頭に立ってスピードアップした日本チームは、ゴールで1.59秒の差を付けて優勝したのです。

 自分たちのレースが出来れば勝てると考え、それを実行した、日本チームの快勝でした。

 日本チームの完成度の高さは、

① 滑り

 スタート直後から「3選手が一直線」の体制を構築し、手足の動きも揃えて、力みも無く滑る姿は、とても美しい。

 コーナーの入口や出口で、一直線の形に「少しズレ」が生じますが、これとても「2番手・3番手の選手に風が当たらないようにするために適した体制」に観えます。

 先頭の交代もスムース。
 毎回、下がって行く選手が、チーム全体の「リズム維持」に注意を払い、必要に応じて、前に出る選手の体を押したり、アドバイスを送っているように観えました。

 まさに「お手本」でしょう。

② チーム構成

 今大会の日本チームは、高木姉妹を骨格として、菊池選手と佐藤選手を配する形でした。

 この日は、準決勝が菊池選手、決勝が佐藤選手でしたが、この2人の選手の特徴、菊池選手の持久力と佐藤選手のスピードを、巧みに使い分けて、戦いに臨んでいました。

 高木菜那選手と美帆選手の姉妹は、とても「負けず嫌い」ですので、お互いがチーム内でのライバル関係にありますから、「自分がチームの足を引っ張った」とレース後言われるのを「死ぬより嫌」だと考えているに違いないので、先頭に立った時の気迫というか、迫力が凄い。

 4名の個性的な選手により構成されるチームは、まさに「お手本」なのでしょう。

③ 細部への拘り

 決勝レースの最終周回、佐藤選手の脚がやや止まりかけました。これを高木菜那選手が巧みにサポートしていました。
 最後の直線に出る時も、菜那選手は佐藤選手の1m位後方を進み、佐藤選手に何かあれば、直ぐに対応する体制を整え、維持していました。

 速く滑ることだけでは無く、「トラブルへの備え」、それも相当細部に渡る備えが見事であったと感じます。

 準々決勝のスタートを失敗した佐藤選手が、美帆選手にストップというか、スピードを落とすように大声を出した時も、体勢を立て直した後、何事も無かったかのように日本チームは滑りました。そして、余裕十分な滑りで、オランダチームに0.5秒以内の差で滑り来たのです。

 この細部に渡る備えは、まさに「お手本」でしょう。

 圧倒的な「個の力」を誇るチームが、チームプレーにやや無頓着になるのは、別にスケートに限ったことではありません。
 例えば、陸上競技男子400mリレーのアメリカチームやジャマイカチームは、「4名とも9秒台」のチームを投入してきますが、日本チームやイギリスチームはチームプレーで互角の戦いを演じます。

 チームパシュートも同じなのでしょう。
 1対1で滑れば、2敗1引分に終わりそうな相手ですが、3対3となれば「圧勝する」のですから、この種目も「奥が深い」のです。

 今、パシュート日本チームには、「世界一のノウハウ」が蓄積されている子でしょう。
 オリンピックにおけるチームパシュート種目初の金メダルを礎として、日本の「お家芸」にして行ってほしいものです。
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平昌オリンピック2018・スケート女子パシュート  
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