HOME   »   スポーツ共通  »  [平昌五輪2018] サングラスとファスナー
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 スピードスケート女子500mのスタート位置に付いた小平奈緒選手を観た時、「あれっ、いつもと感じが違う」と思い、よく観るとサングラスが違うのです。

 いつもの「2色のサングラス」ではなく、「黒縁の透明のメガネ」だったのです。
 「1000mでの残念な結果を踏まえて、縁起を担いでメガネを替えたのかな」とも思いました。

 ところが、後日報道(結城コーチのコメント)が有り、「(いつも使っている)試合用のサングラスに交換することを忘れていた」とのこと。「それ程に集中していた」と。

 何だか、凄い話です。

 そういえば、スキージャンプ男子ノーマルヒルの時、「レジェンド」葛西紀明選手が胸元のファスナーを開けたまま飛びました。
 こちらは早々に「締め忘れ」と報じられました。

 ジャンプ競技では、身に付けているものによって「プラスの浮力を得ようとする」ことは固く禁じられていますから、この「ファスナーの締め忘れ」で失格になるのでは、「胸に空気を流し込むことによって浮力を得ようとする行為として」?、と心配されましたが、事無きを得ました。

 この「ファスナー締め忘れ」の方も、競技への集中力が高過ぎたことが要因かもしれませんが、この日の気象条件を勘案すると、「あまりに風が強く、あまりに寒かった」ことにより、葛西選手が集中できなかったことが要因かもしれません。

 いずれにしても、大舞台での「装束?の違い」は、長く残ります。

 小平選手の「金メダルレース」の映像は、これからも何度も、そして何十年にも(ひょっとすると数百年にも)渡って、メディアに流され続けるものでしょうが、そのメガネは「黒縁・透明」なのです。
 小平選手をリアルタイムで観ている私達は、「黒縁メガネ」の映像・画像を観た瞬間に、「これは平昌オリンピック500mの時」と直ぐに分かります。相当強力なアイデンティティがあるのです。
 一方で、後世の人々は「小平選手はいつも黒縁・透明メガネで試合に臨んでいた」と認識するのかもしれません。

 歴史的な瞬間の映像・画像の持つ影響力は、想像をはるかに超える程、大きなものなのでしょう。
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