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HOME   »   高校野球  »  [春の甲子園] 伸び伸びとプレーし過ぎ? 常葉菊川・大阪桐蔭
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 2013年センバツ甲子園大会のベスト8が出揃いました。

 準々決勝の第一試合は聖光学院(福島)-敦賀気比(福井)、第二試合は北照(北海道)-浦和学院(埼玉)、第三試合は仙台育英(宮城)-高知(高知)、第四試合は済美(愛媛)-県岐阜商(岐阜)です。

 ベスト16の戦いの中で、常葉菊川(静岡)と大阪桐蔭(大阪)の2つの有力校が甲子園を去りました。
 この両校のプレー振りには、共通した特徴があったように思います。

 まず打線ですが、各選手がブンブンと強振します。当たれば強い打球が得られるのですが、当たらないと三振も多いのです。常葉菊川などは、高知の投手陣が投ずる沈むボールの前に三振の山を築きました。
 バットを長く持ち、大きなスイングを行うのは、相手投手へのプレッシャーにはなると思いますが、良い投手と対した時には、もう少し工夫が必要です。打線が一本調子であったということかもしれませんが、両チームとも「いつでも打てる」と感じてプレーを続け、相手投手の術中に嵌ったのでしょう。

 投球ですが、両チームの投手陣は思い切りの良い投球をしましたし、ボールも来ていました。しかし、結果としてはボールが真ん中に集まり、打たれてしまった形です。「一球入魂」すれば、そうそう打たれることは無いという感じの投球でしたが、上手くいかなかったというところでしょう。相手チームも、入魂のプレーをしているのですから。

 守備は、共に良く鍛えられたチームでした。溌剌とプレーしていたように見えました。しかし、精神面の動揺が、細かいミスに結び付いた感じでした。
 大阪桐蔭は、初回に強力打線が2点を取って迎えた2回表の守りで、信じられないような守備を繰り返しました。ボールがグラブに付かないというか、ポロポロとボールを弾いてしまうのです。この回だけで、3~4つのミスがあったでしょうか。大型プレーヤーが、正確な守備を展開するという同校の特徴が観られなかったゲームでした。
 
 常葉菊川・森下監督、大阪桐蔭・西谷監督という、現在の高校野球界を代表する名将に率いられた両校でしたが、今大会は伸び伸びとプレーし過ぎたのでしょう。絶対に勝てるという自信の元、打席に入り、マウンドに立ち、守備についたのですが、中々思うようにいかないという試合展開の中で、次第に不安が頭をもたげ、全ての面で小さなミスを積み上げてしまったというところでしょうか。
 試合中にプレーの質を変えて行くというのは、とても難しいことです。今大会の両チームには、そこまでの力はなかったということかもしれません。

 さて、8強ですが、楽しみなチームが揃いました。

 「雪国チームは、春の甲子園で強い」という傾向が、今大会にも表れ、北照と敦賀気比が進出しました。例年、春の甲子園は「投手力優位」、つまり打線の調子が上がる前に大会が始まってしまうので、中々大量点が取れないのですが、今大会も同傾向です。
 これは、何も高校野球にだけに見られることではなく、プロ野球でも春先は投手優位です。従って、雪国のチームでも、投手陣が頑張れれば好成績を残せるのです。

 浦和学院も調子を上げてきました。埼玉県のチームは、不思議と甲子園大会では実力を発揮できないのですが、秋の関東大会三連覇という圧倒的な実績を誇る浦和学院は、今大会の大本命だと思います。
 都会の名門チームでありながら、どこか自信無さげなプレーをすることが多かった浦和学院(その点では、前述の常葉菊川、大阪桐蔭の両チームとは対照的)でした。今大会も緒戦にはその傾向が観られましたが、2戦目には本来の力を出しました。大宮工業以来、久しぶりの埼玉県勢センバツ制覇に向け、こちらは伸び伸びと自信を持ったプレーを展開してほしいものです。その力は、十分に備わっていると思います。

 済美も久しぶりの勝ち上がりです。名将上甲監督の姿を甲子園で観るのは久しぶりです。好投手を擁していますから、いつもの「思い切りの良い上甲采配」が楽しみです。

 東北勢の仙台育英、聖光学院、伝統校の県岐阜商、高知をも交えて展開されるベスト8の戦い。
 好ゲームが期待されます。
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センバツ大会ベスト8出揃う  
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浦和学院 優勝!!
浦和学院を本命に押していただき、見事に優勝しました。本当にうれしいです。これから、埼玉の時代が来てほしいです。

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