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HOME   »   大相撲  »  [大相撲2018・3月場所] 魁聖の15日間
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 3月場所は、横綱・鶴竜が13勝2敗で優勝しました。
 2017年の苦闘を乗り越えての見事な優勝でした。

 そして、「準優勝」と呼んでも良い12勝3敗の力士が2名いました。
 大関・高安と前頭六枚目・魁聖でした。

 一時は「二場所連続の平幕優勝か」とも期待された魁聖の、15日間を観て行きましょう。

 初日の北勝富士との対戦は力強いものでした。体調の良さが感じられたのです。
 とはいえ、自己最多勝ち星を挙げる場所に成ろうとは、思いもよりませんでした。

 2日目の阿炎から9日目の竜電までの8日間は、一言で言えば「とても安定した取口」でした。
 故障のせいか、これまではどうしても取組において「腰の弱さ」が出がちだった魁聖なのですけれども、今場所は「どっしり」と安定していました。腰が安定していれば、もともとの大きな体と、意外に?器用な取口が生きるのです。

 「9連勝」で10日目の逸ノ城戦を迎えました。横綱・鶴竜との並走でした。

 この逸ノ城との一番で魁聖は今場所の初黒星を喫しました。
 「がっぷり四つ」から力負けした形でしたが、今場所の逸ノ城とがっぷり四つになって勝ち切ることが出来る力士は、全体でも「数えるほどしか」いない(相撲関係者の中には栃ノ心しか居ないという人もいます)ので、これは魁聖が取口を間違えたというところなのでしょう。
 ひょっとすると、「がっぷり四つでも勝負になる」と魁聖が考えていたのかもしれません。それ程に好調だったのです。

 12日目の遠藤との一番は、「上手く取られ」ました。まさに「遠藤の技能」が勝ったのです。
 残念ながら2敗目を喫した魁聖でしたが、気持は折れていなかったというか、元気いっぱいでした。
 13日目の横綱戦について聞かれた時「とても楽しみです」と応えています。

 幕ノ内最高優勝に大きな影響を与える13日目結びの一番は、横綱・鶴竜が貫録を示しました。「動きの速さ」で勝ったのです。今場所こそはと意気込んだ魁聖でしたが、力及ばずでした。

 番付と比べて上位の力士との対戦はこれで終了しましたが、14日目・千秋楽と番付に見合った相手との相撲では、「3月場所での強さ」を如何なく発揮しています。
 特に千秋楽の「12勝を賭けた」勢との取組は、両者の持ち味が出た、素晴らしい相撲でした。魁聖のこの場所の「安定感」が発揮されたのです。

 魁聖は「敢闘賞」を受賞しました。
 文句無しの受賞であったと思います。

 コンディションさえ整えば三役の力があることを、証明して見せたのです。

 今後の活躍をも予感させる、素晴らしい15日間でした。
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