HOME   »   大相撲  »  [大相撲2018・3月場所] 「物言い」が遅い
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 千秋楽・結びの一番、横綱・鶴竜と大関・高安の取組は、取り直しとなりました。

 高安が土俵に落ちるのと、鶴竜の足が土俵外に出るのが同時、というのが勝負審判の協議の結果でした。この判断は、テレビでVTRを観ていた人達にとっても妥当なものと感じられたでしょう。
 鶴竜の足が俵を踏み越えて、土俵外の砂に触れていたというのは、取組の最中には分かり難いものでしたから、それを見つけた審判の眼は、さすがと言う感じがします。

 ただし、その「物言い」のタイミングは遅すぎました。
 
 行司が懸賞金を左の脇に抱え、まさに勝ち名乗りを挙げようという瞬間まで、物言いは行われなかったのです。
 勝負審判は、相当前から鶴竜の足の動きに付いて気が付いていた筈ですから、もっと早く物言いを付けるべきだったのです。

 何故躊躇していた、物言いが遅くなったのでしょうか。

 今場所の(あるいは今場所に限らず最近の)「物言いは遅い」ものが多いのですが、この取組の物言いも「遅すぎる感じ」でした。
 時には、勝ち名乗りを挙げている最中に「物言い」というシーンさえ見られます。
 勝ち名乗りが始まってしまえば、「時間切れ」の筈なのですが・・・。

 勝敗に疑問があれば直ぐに物言いを付けるべきで、いったいこの「十数秒」の間、勝負審判は何をしているのだろうかと感じてしまいます。まさか「他の誰かが物言いを付けるのを待っていた」わけではないとは思いますが・・・。

 何しろ、5名の勝負審判は、各々担当する持ち場があるので、「自分以外の勝負審判が気付かない点」、つまり「自分だけしか分からないポイント」を見つけ出すのが仕事なのですから、「他の審判の物言いを待った」ところで、出てくる可能性は低いのです。

 また、「物言いを付けると、軍配が上がった力士に悪い・申し訳ない、当該力士の師匠に悪い」といった感覚があるのでしょうか。そんなことは無いとは思いますが、そんな感覚を持っている人は、勝負審判と成る資格が無いことは明らかです。

 微妙な勝負において、取組後、軍配は自分に上がったものの、物言いが付くかもしれないと感じていた力士が、「付かなかった」のを見てホッとしてしまえば、「遅い」物言いの為に取り直しになった時、「取組に臨む自らの気持ちを構築する」ことが難しくなってしまうかもしれません。物言いが遅いことが、勝敗に大きな影響を与える怖れも有るのでしょう。

 ひとつの取組の結果によって、力士の人生が左右されることは、珍しいことでは無いでしょう。大袈裟に言えば、力士は「人生を賭けて」土俵に上がっているのです。

 勝負審判も自らの判断を信じて、あるいは少しでも疑問を感じたら、直ぐに「物言い」を付けていただきたいものだと思います。
 
関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
[春の甲子園2018] 大阪桐蔭 連覇達成!
NEW Topics
[ワールドカップ2018-63] 身長170cm前後
[ワールドカップ2018-62] KaZブログが選ぶベストイレブン
[MLBオールスター2018] 本塁打10本
[ワールドカップ2018-61] 西野ジャパン5 「世代交代」
[ワールドカップ2018-60] 西野ジャパン4 心身の持久力の高さ
[ワールドカップ2018-59] 西野ジャパン3 サイドネットへのシュートは効果的
[ワールドカップ2018-58] 「ファウルをしている暇は無い」
[ワールドカップ2018-57] フランスチーム 「2回目」の優勝!
[大相撲2018・7月場所] 上位陣に休場相次ぐ異常事態
[ワールドカップ2018-56] 「来た時よりも美しく」
[ワールドカップ2018-55] 決勝の見所
[夏の甲子園2018] 大谷二世ともダルビッシュ二世とも呼ばれる 佐々木朗希投手
[ワールドカップ2018-54] クロアチアチーム 逆転勝ちで決勝進出
[ワールドカップ2018-53] 守り切った フランスチーム
[ワールドカップ2018-52] 西野ジャパン2 「1勝2敗1引分」
[ワールドカップ2018-51] 準決勝の見所
[ワールドカップ2018-50] 西野ジャパン1 「ベルギー戦のラストプレー」
[ワールドカップ2018-49] クロアチアチーム 2試合連続PK戦勝利
[ワールドカップ2018-48] インクランドチーム ヘディング2発
[NBA2018] レブロン・ジェームズ選手 ロサンゼルス・レイカーズ入り
[ワールドカップ2018-47] ブラジルチーム 痛恨のオウンゴール
[ワールドカップ2018-46] カバーニ選手の欠場
[ワールドカップ2018-45] 「伝統的」な試合
[ワールドカップ2018-44] イングランドチーム ついにPK戦を勝つ
[ワールドカップ2018-43] 準々決勝の見所
[ワールドカップ2018-42] PKの失敗が多かったゲーム
[大相撲2018・7月場所] 活躍が期待される10名の力士
[MLB2018] 大谷翔平選手の復帰
[ワールドカップ2018-41] ブラジルチームの多彩で分厚い攻め
[ワールドカップ2018-40] 本気のベルギーチームの得点力
[ワールドカップ2018-39] ロシアチームの「気迫」
[ワールドカップ2018-38] スアレス選手⇔カバーニ選手 ファンタスティックな2トップ
[ワールドカップ2018-37] フランスチーム スピードで勝る。
[ワールドカップ2018-36] キングカズ「また俺は落選だ」
[ワールドカップ2018-35] 決勝トーナメント1回戦(後半)の見所
[ワールドカップ2018-34] 決勝トーナメント1回戦(前半)の見所
[ワールドカップ2018-33] スウェーデンチーム オランダ・イタリアを倒した力を示す。
[ワールドカップ2018-32] 西野ジャパン 決勝トーナメントを確保
[ワールドカップ2018-31] 37試合目にて初めての「0-0」引分け
[ワールドカップ2018-30] ドイツチーム「よもやの」グループリーグ敗退
[ワールドカップ2018-29] VARの影響
[ワールドカップ2018-28] メッシのアルゼンチンチーム 決勝トーナメント進出
[ワールドカップ2018-27] ラトーになれなかったレバンドフスキ
[ワールドカップ2018-26] 本田圭佑選手の存在感
[ワールドカップ2018-25] 乾貴士選手の大活躍
[ワールドカップ2018-24] 応援するということ
[ワールドカップ2018-23] ベルギー代表の驚くべき得点力
[ワールドカップ2018-22] ドイツチーム 追い込まれるもさすがの勝利
[日本陸上選手権2018] 男子100m決勝 山縣亮太選手の圧勝
[ワールドカップ2018-21] ブラジル代表 90分以降の2ゴールで勝ち切る
Entry TAG
大相撲2018年3月場所・物言いが遅い  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031