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HOME   »   スポーツ共通  »  [AIとスポーツ-その9] AIの創造力
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 AIはプログラム通りに動く、それもとても速く動くので、当該プログラムの性能に左右される、という面は、間違いなくあるのでしょう。

 粗末なプログラムであれば、その「粗末さ」に応じた働きしか出来ないのは自然なことです。

 一方で「学習し成長する」AIも存在しています。
 特に近時は、その「学習し成長する」内容が進歩している(変な言い方ですが)ようです。

 10年ほど前に「ファジー」という概念が流行りましたが、その延長線上の概念の様な気もします。

 こうした「学習し成長する」仕組みも、プログラムの一種、あるいはアプリケーションの一種でしょうから、「成長する方向」が正しいかどうか、というポイントが有りそうですが、いずれにしても、自らの能力を高めていくAIが存在しているのです。

 この成長が、人間の成長(例えば、6歳から18歳までの知的成長)と同じようなものか、異なるものかは分からないのですが、新しい情報に接しながら、着々と成長を重ねるAIもあるのです。

 例えば、サッカー競技において「Eチームの監督の役割を任されているAI」が、試合を重ね、勝ったり負けたりを繰り返しながら、「勝利の要因」「敗戦の原因」についての情報を蓄積し分析しながら、Eチームが勝つためのノウハウを積み上げていくとすれば、それは大きな「成長」ということになります。
 このノウハウの積み上げは、相手チーム別のものもあるでしょうし、Eチームの基礎的な能力アップに関するものもあるのでしょうが、何の先入観も無く成長し続けるとすれば、その成長はバランスが良く、スピーディなものとなる可能性が十分に有りそうです。

 例えば、1970年ワールドカップ・メキシコ大会のブラジル代表チームの監督を任されたAIが、ゲームの途中でトスタン選手とペレ選手とリベリーノ選手を一気に交替させる、といった指示が出される可能性もあるのでしょう。
 こうした交替は、「人間の監督であれば有り得ないもの」ですが、成長したAIなら有るのかもしれません。何しろ、AIには先入観は無いのですから。いかに、「世界最強チームの中核」である、トスタンとペレとリベリーノとはいっても、相手チームの布陣・出来とゲーム展開によっては、試合途中で大変革が必要とAIが判断する可能性はあるのでしょう。

 「学習と成長」の能力を得たAIには、大きな「創造力」が期待できます。
 人間では50年・100年かかる成長を、5年・10年で実現できれば、人間には思いもよらぬ「やり方」を創り出す可能性があるのでしょう。

 この創造力こそが、人間がAIに期待する最大の価値の様な気がします。

 (その10へ)
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