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HOME   »   MLB  »  [MLB] ダルビッシュ 好投!
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 今年も、メジャーリーグ・ベースボールMLBが開幕しました。「ベースボール イズ アメリカ」とも称される、アメリカを代表するメジャープロスポーツが始まったのです。各チームにとって、162試合に及ぶ長い長い、そして激しいレギュラーシーズンがスタートしました。
 今シーズンも、沢山の素晴らしいゲーム・プレーを魅せていただけるものと思います。

 そのレギュラーシーズン開始早々の、テキサス・レンジャーズにとっての2試合目である対ヒューストン・アストロズ戦に、ダルビッシュ有投手が今季初先発しました。昨年、鳴り物入りでMLBデビューを果たし、シーズン16勝9敗という、ある意味ではなかなかの、別の意味では物足りない、成績を残したダルビッシュの2年目の開幕ゲームです。

 そして、このゲームでダルビッシュは、とても良い投球を展開しました。8回と2/3イニングを投げ、111球、14奪三振という、1年目には観られなかった高度な投球内容でした。

① 8回と2/3イニングは、ダルビッシュのキャリアで最長の投球であったこと。あと一人を打ち取れば完投でした。ダルビッシュは昨シーズン、1試合も完投していませんので、このゲームが自身最長ということです。

② 無四球。これが、最も素晴らしい。昨シーズンは、1試合平均3.07個の四球がありました。長いイニングを投げていない試合を含めての成績ですから、イニングに直すと2.14イニングに1個、大体2イニングで1個のフォアボールを与えていたのです。コントロールに難がある投手だったと言えます。このペースを、この試合に当てはめると4~5個の四球を出すことになるのですが、この試合は無四球でした。
 ダルビッシュは大きく進化したと感じますし、今年のダルビッシュの大活躍を予感させる事象です。

③ 14奪三振。昨シーズンの最多は、1試合11奪三振でした。これも自身の新記録です。長いイニングを投げたのだから当然との見方もできると思いますが、2シームを始めとする変化球の切れは素晴らしいものでした。長足の進化が、ここにも観られます。

 このゲームは、「あとひとり打ち取れれば完全試合」でしたので、その点はとても残念でしたけれども、前述の3つのポイントから見ると、素晴らしいピッチングでしたから、私は完全試合こそ出来なかったけれども、何の問題もない、素晴らしい投球内容であったと思います。

 「MLBにおいて、初めてダルビッシュ有らしい投球を見せてくれた」と、私は感じています。ダルビッシュでも、MLBのベースボールを身に付けるのに、まる1年の期間が必要だったのです。

 9回のダルビッシュの投球は、7回位から観られた「疲労」が色濃く出ていましたので、完投できないかもしれないと考えながら観ていました。その何よりの証左は、9回の一人目・二人目のバッターに、バットに当てられていたのです。それまで14もの三振を奪っていたわけですから、バットに当てられるようになっていたというのは「ボールのキレが悪くなっていた」ことを示しています。そして、三人目のバッターにセンター前に運ばれたのです。

 111球目をヒットされたのですが、シーズン開幕当初の投球であり、ダルビッシュもバテていたのす。これは、仕方がないことです。いくら練習しても、試合でしか身に付かないものがあります。真の持久力も、その一つだと思います。そうした状況でも、ツキがあれば完全試合を達成できたと思いますが、それは五分五分の勝負でした。 今回は、この点ではツキが無かったということでしょうし、さすがにMLBのレベルは高く、球威が落ちれば打たれる、ということだと思います。

 ヒットを打ったプレーヤーのコメント「9回の前の二人打者の初球がストレートだったので、狙っていた」と。打席に入る前から、打者が読み勝っていたということであり、この段階で相手の読み通りにストレートから入ってしまった、変化球から入ることが出来なかったというのは、ダルビッシュの心身の疲労が原因だったのでしょう。

 この試合で、もうひとつ印象的だったのはテキサス・レンジャーズのワシントン監督でした。
① 初ヒットを打たれたダルビッシュを、即座に交代したこと。あとひとり打ち取れば、自身MLB初の完封勝ちだったのですが、ダルビッシュの投球に限界が来ていることを見切っていたことと、続投させて失点するようなことがあっては、せっかくの良い投球イメージが消えてしまうことを怖れての交代であったと思いますが、さすがにメジャーリーグの監督だと思いました。
 勝負に徹する(この試合は、もちろんとしてシーズンを通じての)厳しさと合理的な考え方が徹底されていると感じました。

② 試合後のコメント「彼(ダルビッシュ)は、私が期待していた通りのピッチングをしてくれた」と。MLBの監督として最も大切な「プレーヤーへの敬意」が溢れていました。
 「完全試合が出来なくて、残念だった」などという、素人のような陳腐なコメントは全くありませんでした。ワシントン監督にとっては、当たり前のことなのですが、当たり前のことが分かっていない監督は、沢山居ます。

 試合後、ダルビッシュは「自分はまだ、過去にMLBで完全試合を成し遂げた投手達と比べて、一歩足りないのだと思いました。しかし、いい思い出にはなりました」とコメントしました。
 コメントも、MLBレベルになったと感じました。
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ダルビッシュ準完全試合   ジョー・ワシントン監督さすが  
Comment
70
はじめまして。
スポーツは観るだけ、まったくのど素人なのですが、
>MLBの監督として最も大切な「プレーヤーへの敬意」が溢れていました。
というご意見に共感をおぼえます。日本のプロ野球もすべからくそうであってほしいですね。

71
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。

監督のプレーヤーへの敬意、そしてプレーヤーの監督への敬意
両方があって、初めて良いチームになるのでしょう。

今後とも、コメントをお待ちしています。

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