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HOME   »   サッカー  »  [ワールドカップ2018ロシア大会] ブラジル代表チーム23名 早々に発表
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 ブラジルサッカー連盟は、5月14日に、ワールドカップ・ロシア大会のメンバー23名を発表しました。
 国際サッカー連盟FIFAへのメンバー提出期限は6月4日ですので、随分早い発表です。

 そもそも、2月中旬に代表の一部・15名を先行して公表しましたから、今大会に向けてのブラジル代表メンバー発表は、全体としてとても「前倒し」です。

 発表されたメンバー23名は、以下の通り。(○印は2月に発表された15名)

GK ○アリソン選手、エデルソン選手、カシオ選手
DF ○ミランダ選手、○マルキーニョス選手、○チアゴシウバ選手、○マルセロ選手、
フィリペルイス選手、ファグネル選手、ジェロメウ選手、ダニーロ選手
MF ○カゼミーロ選手、○フェルナンジーニョ選手、○パウリーニョ選手、
  ○レナトアウグスト選手、○コウチーニョ選手、ビリアン選手、フレジ選手
FW ○ガブリエルジェズス選手、○フィルミーノ選手、ドウグラスコスタ選手、
タイソン選手、○ネイマール選手

 ○印の選手としては、DFのダニエウ・アウベス選手とFWのウィリアン選手が、今回選ばれませんでしたが、これは故障によるものでしょう。各国のリーグ戦やカップ戦で、今後もプレーヤーが故障する可能性があり、その場合には別のプレーヤーが補充されることになります。
 毎回のワールドカップにおいて、いろいろなチームで観られる事象です。

 余談ですが、DFのダニエウ・アウベス選手を欠いたのは、いかにブラジル代表チームとしても、相当な痛手であろうとは感じます。フィジカル面はもちろんとして、チームの精神的な支柱としての存在感が、とても大きいプレーヤーですので・・・。

 さて、話を戻しましょう。

 「異例」とも言える前倒しの「セレソン発表」には、どんな意図、ブラジル代表チームを一気に建て直し、優勝候補の一角にまで引き上げた名将・チッチ監督の狙いがあるのでしょうか。

① 「誇り」、十分な準備期間確保

 ブラジル出身のサッカープレーヤーにとって、「セレソン」に選出されることは憧れです。永遠の憧れと言っても良いでしょうし、キャリア最高の栄誉でもあるのでしょう。

 早々に公表することで、セレソンには大きな誇りと自覚が生まれます。

 そして、ロシア大会に向けての「心身の準備期間」を確保することも出来ます。

 メンバーが決まっているのであれば、早ければ早いほど、個々のプレーヤーの「代表選手としての完成度」は高まるもののように思います。

② 第一陣が先発、第二陣が控え

 2月中旬に発表した15名(現在残っているのは13名)が、先発イレブンおよび「必ず毎試合出場するメンバー」と見て良いのでしょう。
 そして、追加で発表された10名は「控え」選手なのであろうと思います。

 選ばれた選手達も、「そのこと」を十分に認識している筈ですし、こうした発表の仕方は、メンバーに「自らへの役割期待」を明示しています。

 レギュラー陣と控え陣の、大会に向けての準備方法は、やはり異なるものでしょうし、より精度の高いチーム創りに結びつくものと思われます。

 言うまでもないことですが、「控え」であろうと、セレソン選出の価値に違いはありません。

③ 怪我・故障の回避

 ワールドカップ本大会を前にして、代表チームの監督にとって最も心配なことは、メンバーの怪我・故障発症でしょう。
 監督が考えている「代表チームのプレー」に欠かすことが出来ないプレーヤーがピッチに居ないのでは、せっかく練り上げた戦術・戦法が無になってしまう怖れが在るのですから。

 一方で、代表メンバーの発表を、期限ぎりぎりまで遅らせると、個々のプレーヤーは「代表入りに向けて必死のプレー」を続けてしまうことが予想されますから、怪我・故障のリスクは高いものとなってしまう可能性があります。

 早々にメンバーを発表・固定することにより、各国のリーグ戦やカップ戦で、セレソンは「無理なプレー」を回避することができます。
 いかにスーパースター揃いとはいっても、「選ばれるかどうか分からない」という不安の中で、日々のゲームに臨んでいる状況では、良いところを見せようと、いつも以上に頑張ってしまうことが考えられます。
 セレソンにとっても「ワールドカップでプレーすること」は、自身の大きな夢の実現なのでしょうから。

④ 他チームへの威嚇

 頭書の23名を観ると、「煌びやか」です。さすがに世界屈指のサッカー大国の代表メンバーなのです。どのプレーヤーも「世界的な有名プレーヤー」ばかり。
 このメンバーを大会1ヵ月前、主力選手については大会4ヵ月前の段階で見せられてしまうと、特にグループリーグの対戦チームにとっては、相当のプレッシャーになると思われます。

 もちろん一方で、早々にメンバーを知ることが出来ますから、相手チームにとっては研究する時間が増えるわけですけれども、セレソンにとっては、研究されることにより失うものより、相手にプレッシャーを与えることにより得る物の方が、相当大きいとの判断が有るのでしょう。

 確かに、いくら調べたところで、ネイマール選手やガブリエルジェズス選手、レナトアウグスト選手、コウチーニョ選手、フェルナンジーニョ選手らを止めるのは、至難の技なのです。

 かつて、「白いペレ」ことジーコ氏が「ブラジル出身プレーヤーは常時600名前後が海外でプレーしている」とコメントしていたように、ブラジル出身プレーヤーの選手層は「世界一厚い」のでしょう。

 ブラジル国内のチームを合わせた、1,000人を超えるであろう候補者の中から選ばれるセレソンというのは、まさに「エリート中のエリート」です。

 チッチ監督は、「エリート中のエリート」プレーヤーの自覚を促し、十分な準備期間を確保するために、「早々のメンバー発表」を行ったのだと考えます。

 それにしても、ワールドカップ2018ロシア大会に出場する、他の多くのチーム、代表メンバーをなかなか決めることが出来ずに四苦八苦しているチームにとっては、「羨ましい限り」の大会前対応であろうと感じるのです。
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