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HOME   »   ゴルフ  »  [全米オープンゴルフ2018] USGAの狙い通りの優勝スコアにはなりましたが・・・。
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 シネコックヒルズ・ゴルフクラブを会場として、6月14日~17日に実施された、2018年の全米オープン大会は、アメリカのブルックス・ケプカ選手が4日間通算281打・1オーバーパーのスコアで優勝しました。

 ケプカ選手は、昨2017年大会に続いての「連覇」でした。
 
 「最も難しいコースで開催されるメジャートーナメント」である全米オープンを連覇したのは、1989年のカーティス・ストレンジ選手以来、29年ぶりのことでした。

 2017年、エリンヒルズ・ゴルフコースにおけるケプカ選手の優勝スコアは16アンダーパーという、全米オープンとしてはとても少ない打数でした。
 主催する全米ゴルフ協会USGAとしては、これ程大きなアンダーパーが出るようでは、「全米オープンらしくない」と考えたのかもしれないと思います。
 2018年のコース設定は、とても難しいものでした。

 特に、「3日目のグリーン」は、ひょっとすると「難しいを通り越して」いたかもしれません。

 3日目の後半にラウンドしたプレーヤーは、いずれもスコアを大きく崩しました。
 優勝争いを目指すプレーヤーにとって、艱難辛苦のプレーとなってしまったのです。

 松山英樹選手は79打でした。
 ダスティン・ジョンソン選手は77打でした。
 リッキー・ファウラー選手は84打でした。

 4アンダーのトップでスタートしたDジョンソン選手は、2日目までに「11打差」を付けていたトニー・フィナウ選手、ダニエル・バーガー選手に、3日目の1ラウンドで追いつかれてしまったのです。
 フィナウ選手、バーガー選手が、前半の早い内にラウンドし、Dジョンソン選手が最終組で回ったことが、大きな要因であろうという見解は一理あるところでしょう。

 また、あのフィル・ミケルソン選手が13番ホールのグリーンで、まだ止まっていないボール・転がって動いているボールを、意図的にパッティングしたとも報じられました。
 信じられないようなプレーです。そんなプレーを、フィル・ミケルソン選手ともあろうプレーヤーが行ってしまうというのは、異常なことでしょう。「抗議」のためのプレーだったのかもしれません。

 松山選手は4パットを2回してしまいました。1m位のパッティングから3パットというシーンもありました。

 グリーンが凸凹で、ボールがどちらに曲がるか「打ってみないと分からない」ような状況だったのです。テレビ画面からも、上下左右に「ゴトゴト転がる」ボールが映し出されました。
 松山選手はラウンド後、「悪いパットは全くしていないのに・・・」とコメントしていました。

 報じられているところによると、「1日目のグリーンが考えていたより柔らかくて遅かった」ので、2日目・3日目と散水しなかったのだそうです。
 おかげで?、グリーンは茶色くなり、芝にはすっかり元気がなくなっていました。
 風が強かったことも相まって、グリーンはカラカラだったのでしょう。
 結果として出来上がってしまった「緑色と茶色のまだらのグリーン」は、プレーヤーの「読む」行為を無為なものとしてしまったのです。

 「ラインとスピードを読み」、打っていくのがパッティングでしょう。
 微妙なアンジュレーションとスピードの変化を、プレーヤーが読み切れるかどうか。
 それが難しいグリーンのことを「難しいグリーン」と呼ぶのでしょう。(当たり前のことを書き、恐縮です)
 そうした「難しさ」ならば、世界トップクラスのプレーヤー達は必死に挑戦して行くはずです。

 ところが3日目のグリーンは「打ってみなければ、どのように転がるか分からない」ような状態でした。
 これは「難しいグリーン」ではなく、「アンフェアなグリーン」ということになりそうです。「ラインとスピードを読み、プレーする」ことに、意味が無くなってしまうからです。

 3日目のグリーン上の各選手のプレー振りを観て、さすがに、3日目のプレー後、主催者によって「グリーンに水が撒かれた」のです。
 それでも、4日目のグリーンの「速さ」は、ほとんど3日目と変わらなかったと伝えられました。しかし、ラインを読むことに「意味がある」状態になったのです。
 松山選手は「グリーンは3日目の様に『汚く』はなかった。転がりは奇麗でした」とコメントしました。

 「1オーバーパーの優勝」は、全米オープンらしいスコアかもしれませんが、世界最高のトーナメントを標榜する全米オープンが、「打ってみなければわからないショット」を各プレーヤーに要求するのは、いただけません。

 そこには「ゴルフ競技の進歩に貢献する」何物も存在しないように感じられます。
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全米OPゴルフ2018・ロースコア優勝にはなったが。  
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