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HOME   »   陸上競技  »  [日本陸上選手権2018] 男子100m決勝 山縣亮太選手の圧勝
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 山口県の維新百年記念公園陸上競技場で開催されている、第102回日本陸上選手権大会は6月23日に2日目を迎え、男子100m競走の決勝が行われました。

 10秒10を切るランナーが複数存在するという、日本陸上競技史上最高レベルとなっている、現在の男子短距離陣ですが、この大会も優勝の行方は「走ってみなければわからない」という状況でした。

 桐生祥秀選手、山縣亮太選手、ケンブリッジ飛鳥選手、多田修平選手といった、実績十分なプレーヤーが、揃って決勝に進出してきたのです。どのランナーも、予選・準決勝と相応の走りを魅せていました。この大会に照準を合わせて来たのです。

[100m決勝の結果]
1位 山縣亮太 10秒05
2位 ケンブリッジ飛鳥 10秒14
3位 桐生祥秀 10秒16
4位 小池祐貴 10秒17
5位 多田修平 10秒22
6位 長田拓也 10秒30

 スタートは山縣選手が飛び出しました。もともとスタートの良いランナーですが、このレースでは反応も良く、何よりその後の加速が秀逸でした。30mから40m付近の加速、トラックを押す力が素晴らしく、最高速度も41.3km/時を記録しました。
 そして、何より見事だったのは「高速を長く維持」したことでしょう。
 最高速度も60m付近で出たものでした。このレースの山縣選手は、40mから70m付近まで40km/時以上の速度を継続していたように観えます。

 当然のことながら、100m競走で好タイムを出すには、例えば42km/時で10mの走りを示現するだけよりも、41km/時で40m走ることの方が結果を得やすいでしょう。ピークは速いがスピードの上下が大きい、よりも、相当の速度で長く走る方が勝利に近づけるのです。

 このレースの山縣選手は、それを実現していました。
 「太い走り」でした。

 2位のケンブリッジ選手は、「脚が体の後ろで動いている」という本人の準決勝を終えた後のコメント通りの走りでした。腰がやや引け、おそらく5cm位、好調時より後ろに下がっていて、結果として上半身が前傾、重心が下がってしまっていたのでしょう。ケンブリッジ選手の特徴である「重心の高い走り」が出来なかったのです。

 3位の桐生選手は、スタートから40m付近までの走りは良かったのですが、40m以降の走りが「ふわっとしたもの」になったように観えました。トラックに力があまり伝わっていなかった感じ、「力強さに欠ける100m」になってしまったのです。
 原因は深いのでしょうが、まだ本来の筋力が整備されていないのかもしれません。

 4位の小池祐貴選手も良い走りでした。
 このところ伸び盛りの小池選手は、有名ランナー陣の一角に割って入る、あわよくば優勝して「サプライズ」を具現する意欲十分の気迫でレースに臨んでいたように観えました。
 さすがに、山縣・ケンブリッジ・桐生の堅陣を崩すことは出来ませんでしたが、こうした選手が伸びてくるところに、現在の短距離陣の充実を感じます。

 日本陸上選手権2018の男子100m決勝は、「輪郭のハッキリしたレース」でした。
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日本陸上選手権2018・男子100m山縣選手優勝  
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